僕は幸せを願う
1年の始まりは
とても優しい
誰もかれもが
自分の範囲で幸せを願う
幸せであることを願っていると口にする
それは1年で最も幸福な始まりの朝に違いない
別に世界中の“皆さん”の幸福を願う訳ではないけれど
そんなのは自分の分ではないのだけれど
それでもその“皆さん”に
幸せを願ってくれる“誰か”が居ることくらいは
願ってもいいのではないかと思う
目を開ければ朝日が眩しい
屋根に残った雪が目映い
携帯のランプが胸を高鳴らせる
ポストを見にゆく間の寒さと期待の狭間
そのすべてが終わった時僕は幸福に包まれている
例え、行事であったとしても
その手紙に託された想いは本物だと信じているから
幸せになれるのだ
だから、僕からも心をこめて
僕の出来る範囲の全ての人に送る
幸せでありますように。