落日
僕に出来る事はそんなには多くない
ほんとは君の為なら何だってやって見せるさなんて
皆のようにほざきたいところだけれども
その嘘を本当に出来る力は僕には無い
だから出来ることを一つや二つ三つとね
君が凍えないように抱き寄せて
冷たくならならないように手に触れて
僕と君の影で遊んで見せたり
鼓動の音や脈の音
耳元で調べを囁き口遊んだり
君が温もってくれたのか
僕が冷たくなったのかは分からないけれど
きっと僕は温かい
大丈夫だよ僕はここに居る
目を閉じてもここに居る
目が覚めてもここに居る
大丈夫だよ君もここに居るからさ