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ずっと好きな女性(ひと)とやっと付き合えました。

作者: 七瀬








僕はずっと好きな女性ひとが居た。

でも叶わないと【恋】だと想っていた。

僕の好きになった女性ひとは、塾の先生だったからだ。

先生はまだ若く、僕とあまり歳が変わらない。

僕が17歳で先生は24歳だからだ。

先生とは冗談も言い合えるし、普通に話ができる関係。

でも僕を“教え子”としてしか見ていない!

分かってはいるけど? 先生には彼氏もいた。

先生とは歳も一緒で大学が一緒だったらしい。

かなりのイケメンで僕から見てもカッコイイお兄さんだ。




『ねえ、戒斗くん?』

『うん? 先生、何?』

『“この人! 私の彼氏なの、カッコいいでしょ!”』

『“ボクの由惟がお世話になってます。”』

『先生の彼氏?』

『可愛い、教え子じゃないか。』

『そうでしょ! “私の自慢の教え子よ。”』

『ボクの彼女に手を出さないでくれよな。』

『・・・い、いや? ぼ、僕は、』

『こういうところも可愛いのよ!』

『いやいや? そういうのはヤキモチ妬いちゃうな~』

『もぉ~揶揄わないであげてよ~』

『・・・せ、先生、』

『じゃあーまた明日ね!』

『うん!』

『じゃあ、またな!』

『はい!』




先生と仲良く笑いながら横で笑う先生の彼。

二人の姿を僕は目の当たりにして、もう先生の事は諦めようと

あの時思った。




・・・でも? あれから数日後。

先生が一人で泣いていた。

僕は先生を見つけて、そっと話しかける。



『・・・せ、先生、何故泣いてるの?』

『戒斗くん?』

『何かあった?』

『ううん! 先生、元気だよ。』

『嘘だ! “彼氏となんかあったんでしょ!”』

『・・・戒斗くん、』

『僕で良ければ、先生の話ちゃんと訊くよ。』

『・・・ううん。』





先生は泣きながら僕に、全て話してくれた。

どうやら? 先生が泣いている理由は、、、? 

“あの彼氏が他の女性ひとと浮気をしたとのこと。”

しかも? 先生の仲が良い女友達だったらしい。

二人の浮気現場を先生が見て! 二人に駆け寄りそのまま彼とは

別れてきたらしんだ!

先生も自分を取り乱して、そんな風になるんだと僕は少しホッとした。

僕は先生の傍に居て慰め続けた。

先生も僕に心を開いてくれる。






・・・ここから僕と先生は付き合う事になる。

でも? “他の人には内緒にしていないといけないと先生に言われる。”

そりゃ~教え子に手を出す先生が居る塾に通わせられないし。

僕も家では先生の話をしなくなった。




『戒斗! 勉強は、はかどってるのか?』

『・・・あぁ、ううん。』

『最近、塾の話をしないわね!』

『そ、そうかな、』

『そうよ! 先生、元気にしてらっしゃるの?』

『まあ、ううん、元気だよ。』

『まだ若いのに、あの先生、よく頑張ってるくれてるみたいだし!』

『そうだね、』

『先生に何か持って行って渡したら?』

『えぇ!?』

『和菓子とかね!』

『ううん。』






僕は先生の家に行く途中で、和菓子を買い先生の家に向かう。

でも? マンションの前で先生とあの彼が何か話をしていた。



『先生!』

『戒斗くん!』

『・・・あぁ、あの時の子か?』

『“ごめん、今は私の彼なの!”』

『えぇ!?』

『僕と先生は付き合ってるんだ!』

『はぁ!? そんな事が許されると思ってるのか?』

『僕が高校を卒業したら、ちゃんと働いて先生と一緒に暮らすつもりだ!』

『えぇ!?』

『・・・まあ、今日のところは帰るが、また来るからな!』

『・・・・・・』

『お前も覚悟しておけよ!』

『僕はどんな事があっても浮気なんかしないよ。』

『・・・・・・』







僕はこの時決めたんだ!

先生を絶対に悲しませるような事を僕はしないってね。

これからは、僕が先生を幸せにする!


最後までお読みいただきありがとうございます。

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