69話『野外合宿は山だそうです』
※短めです。
私達は今、山に来ている。
初等部は毎年野外合宿が行われるのだが、どうやら今年は山が合宿場所らしい。
今日は太陽の月、1日、火の日。
これから二泊三日の野外合宿が始まる。
この合宿では公平性を保つために全クラス合同で行われる。
班員も当日までわからないようになっていて、クラス関係なくバラバラの班員で行動するのだ。
私の班にはどうやらいつものメンバーはいないらしく、みんな知っている顔だがそこまで話したことがない人たちだ。
班員は全員で6人で男女半分半分の女子3人、男子3人になっている。
なぜか私は班員と顔を合わせた瞬間に一人の令嬢はふらりと倒れそうになって、もう一人は立ちながら失神していた。
男子たちは驚いた顔でこちらを見ていて「うそだろ...」「これ夢?」などと呟いていた。
私は一応笑顔で挨拶をしておくことにした。
「3日間よろしくお願いします、皆さんで楽しい合宿にしましょうね?」
すると勢いよく生還した令嬢が立ち上がって言う。
「はい、よろしくお願いします!」
「私、この合宿を生涯忘れません!」
まるで卒業式の時のようだなと現実から目を背けた考えをしながら私は空を見上げた。
今日は晴天でいいことがありそうだ。
午前中は教師たちからの注意喚起と簡単なレクチャーが行われた。
もし、森に逃げることになったときに生き残る方法を事細かに教えてくれた。
前世だったら絶対教えてもらえないことを教えてもらったので割と新鮮だ。
例えば日の起こし方や、食料の調達方法などだ。
この二泊三日は完全なるサバイバルゲームなので、一応学校からの援助はあるがほとんど自分たちでやらなければいけないだろう。
私の班は今日の寝泊りするテントをどこに張るかを決めることになった。
耳を澄ませたら川の流れる音が聞こえたので今日は川付近にテントを立てることになった。
その後に今日の食料の調達をしに外に出る調達班とテントを見ている荷物番に分かれることになった。
私はもちろん荷物番はやらずに調達班として外を見てくることになった。
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