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第三話:小悪魔

幸汰は激しい空気の震え。というか怒鳴り声で目が覚めた。

「あんた早く起きなさい! あ〜、もう!」

いっつつ。なぜか頭が痛い。俺を呼ぶのは誰? 

あ、そうか。俺はあの子とキスをしてどっかわけわからない世界に飛ばされたんだったっけ。

てかここはどこ?

うっすらと幸汰は目を開ける。そこに広がっていたのは、今までに見たこともないような光景っだった。

きらきら輝く星々が正面に見える。どうやら幸汰は地面に寝転んでいるようだった。

辺りは深い霧に包まれ、遠くのほうにはうっすらと淡いアイアンブルーの光りが差し込んでいる。近くに街灯があるのであろう。心地よい光りだ。

こんな風景…… 地球の、日本中、どこを探し回ってもないだろう。

なんて言うか、星が近すぎるのだ。それによく見ると、星々には月のようにクレーターがあるわけではなかった。

いつか姉のパソコンで見た、CGの地球のようだった。

「は、早く立ちなさい!」

少女は顔を赤く染め、小悪魔のような可愛らしい笑みを頬に浮かべ、こちらに手を差し伸べている。

「えっ、あ、おう。」

なんとも情けない返事だ。突拍子過ぎてまともに答えられなかった自分を情けなく思う。

だが、その返事にためらうことなく、俺は差し伸べられた手をとり、握った。

すると……俺の股間に衝撃が走った。

「あぅっ、っっぅー」

「あ、あああなたねぇ! そんなにあたしに恥をかかせたいの? 女神が手を差し伸べたら、普通は手の甲にキスするもんでしょっ!」

め、女神? なんだそれ? この子こんなに可愛い顔して変なオカルト宗教かなんかなのか。もったえない。非常に、もったえない。

てか、女神に手を差し伸べられたら。なんてことは、世界中どこの国の教科書やら、参考書やらを探しても出てこないであろう。いや、もしかしたらあるのかもしれないが、俺は聞いたことがない。

「てか、お前誰なんだよ?

いきなり俺の部屋で待ち伏せして、変なとこに俺を誘拐して。何がしたいんだ?」

「は? あたしに向かってそんな口を利くとはねぇ〜。あんた、いい度胸してるわねぇ。」

そう自分を女神と称した女の子は意地悪そうな笑みを浮かべ言った。

「ここはどこだかわかる?」

「わかるわけねぇよ! それより、ここはどこだ!」

彼女は尚もその可愛い顔を、悪魔の化身のごとく意地悪く笑みを浮かべ言った。

「あたしもわからないわ! それに唯一つわかることは……

あんたと私は、あんたから言う異世界にいる。そしてこの星の全ての国を統一しなきゃならないの。わかった?」

言っていることがあべこべだ。

まるでゲームの世界。言うなれば、そう! ファンタジー!

悪い夢でも見ているのは承知だが一応尋ねておこう。

「わからない。第一なんで、地球から来た俺が、この異世界の国をまとめなきゃならないんだ?」

「そりゃ、当たり前じゃないの! あんたは願い事を私の父上に言った。いわゆる、契約ね! 契約。

だから、あなたの願いを叶える代わりに、あたしの父上の領土を開拓しろ。ってこと。

簡単でしょっ!」

何が簡単でしょっ? だぁ?

契約? した覚えとかないし。

領土開拓? お前のお父さん誰だよ!

ってかいい加減、目覚めないかな。

「はいはい。わかりました。で、女神様? 早いところ俺をこの夢の国から、開放してくれませんか?」

「あ、あんたねぇ!」

声がわなわな震えている。

「ここは夢なんかじゃないの! あたしの名前はみかん! あの神社の女神よ! 私の名前に傷をつけるようなこと。ぜぜ、ぜ絶対に許さないんだから!」

ぱちーん。 小さい。小さい。もみじが、俺の頬を赤く紅葉させた。

わざわざ長い文章を読んでいただき大変恐縮です。ありがとうございます。

さて、この話には女神様が登場してきますが実際にそんなことは起こりません。しかし出会えたらいいな! こんな体験してみたいなということで描いてみました。

実は小説を描くのもほぼ初めてなため、みなさんのお目を汚していなければ何よりです。

また、読んだ本も少なくボキャブラリー不足名ため某小説からパクってしまっているところも多々ありますが、それは勘弁してください。

こうしたほうがいい。もっとここはこうしろ。などビシバシ指摘してください。

あと、もしもこんなところが良かったなどとあったらそれも教えていただけるとありがたいです。

最後に、ここまで読んでくださったみなさん。本当にありがとうございました。

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