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なんで付き合わないの??

TS娘ちゃんと親友君は、いつも一緒に居ます。

二人とも、昔からの距離感が変わらないので、周囲の人は付き合ってるものだと思ってましたが・・・


友A「え?二人って付き合ってないの?」

TS娘ちゃん「付き合ってないよ?親友君は親友だもん。恋人じゃないし」

友B「マ?あの距離感で付き合ってないとか、ありえないっしょ」

友C「だよねー。ウチらの間で隠しごとはナシだってー。言っちゃえよー」


周りからの見られ方を初めて意識したTS娘ちゃんですが、でもやはり親友君は親友なのです。

付き合うとか恋人にとか、考えた事もありませんでした。


TS娘ちゃん「いやホント、親友君は親友だって・・・。大体、向こうだってそう思ってるよ。それに・・・」

友ABC「・・・それに?」

TS娘ちゃん「親友とか友達とかって思ってる人と、告白されたからって付き合える??」


友達たちにとっては、意外な反応でした。

てっきり両思いだとばかり思っていたので、特に意識していないとは・・・。

友A「ま・・・まぁ、相手との関係によるかな?友達だって、アリじゃない?」

友BC「そうそう。アリ寄りのアリじゃね?」


友達たちは、TS娘ちゃんが照れ隠しで誤魔化してると思います。

多分、もう一押しすれば、きっと白状するだろうな・・・そんな考えがありました。


TS娘ちゃん「じゃあさ。同じクラスの仲の良い男子・・・。例えば、○○とかに告白されたら、付き合える?いっつも友達ーって言ってる、あいつと」

友ABC「○○と?・・・ないな」


全く無関係なところでフラれる○○。

可哀そうな○○君。

君、この子たちにはもうフラれてるんだよ。見込み無いんだよ、可哀そうだね。


TS娘ちゃん「でしょ?私だって、親友君に告白されたって無理だもん。そんな風には見れないんだから」


親友君も知らないうちにフラれちゃってるよ。可哀そうだね。

友ABC「そっかー・・・。じゃぁさ、ウチらの誰かが親友君と付き合っても、アリな訳?」

TS娘ちゃん「え?それはアリじゃない??親友君だって彼女欲しいだろうし、友達が親友と付き合うのはアリだなー」


本当に脈がないよ。可哀そうだね、親友君。


TS娘ちゃん「まぁでも、今までみたいに遊びたいし、そのための時間は作って欲しいかな?・・・あー、それは我儘か」

友ABC「うん、我儘。つか、付き合ったら独占したいもんね」

TS娘ちゃん「それもそっかーっ。あはは」


4人で笑いあい、その後は他愛もない話をして、それぞれ家路につく。

TS娘ちゃん「親友に彼女かー・・・。良い子だといいなぁ」


夕方の空を見上げながら、TS娘ちゃんは呟く。

親友の幸せを願いながら・・・。


でも、親友君は知らないうちに、TS娘ちゃんにフラれちゃったんだね。

それに、クラスの○○君。

知らないうちにフラれちゃったね。

可哀そうだね。

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