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『愛』なんて無いから  作者: ギプス


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トランプのジョーカー

ここでいったん僕のいじめに対する考えを語ろう。

この世のすべての醜悪をゴミ箱に詰め、なお悪臭が香ってくるような愚物。

人間という頭のいい生物が生み出した生物の中で最低な習性である。

彼岸しのは、精神的にも物理的にも激しいタイプだ。最初こそ、面だけはいい彼岸しのに興奮したこともあったが、どうも彼岸しのの加虐性は幼稚な暴力性だった。

心底あきれたが、僕もそこまで傲慢じゃないただその幼稚な加虐を毎日のように浴びせられると腹が立つ。

蹴られ殴られ罵られ

撮られ晒され見下され

そんな毎日だ。

最初は一人二人だったのが彼岸しのが上り詰めるにつれクラスの女の約三分の一が僕のいじめに加担する。

男どもは女の言いなり。目をハートにしながら奴隷になる。

はぁ、奴隷になるのはいいんだけど人を選ばないってのはいただけない。あんな質の悪いご主人様を選ぶなんて見る目がない。

まず!

ご主人様の基準は性格がいいか、頭がいいことだ。あの花束つぼみぐらい頭がよくないと良いご主人様とは言えない。

つまり、このいじめはただの私欲だから何にも気持ちよくない。

なら、僕が僕の私欲で僕を虐める。

その道具としてなら、彼女はとっても使いやすい。

プレイヤーとしては最低でも道具としてはssランク

トランプのジョーカー、将棋の飛車、オセロの角

取れたら最後僕の勝ちしか待ってない。

ただそれを最後の最後で壊す。

質のいいご主人様がいないのなら、僕が一番質がいい。

だから壊す、崩す。

ジェンガをわざと壊すように、あと一つのドミノをじらして壊すように

ガシャン

あぁ最高だ。

最っ高に

興奮する

取り乱してしまったね。

閑話休題

僕は半年程度幼稚ないじめにさらされるとさすがにこたえた。

気持ち悪い汚らしい

そこで、プチッと何かが切れて僕はやっとクラスを見れるようになった。

そうしたらようやくわかったんだ。

ここの駒を使えば、僕は僕の欲望を満たせると。

っと、もうすぐ学校に行く時間か

それじゃあまたね。

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