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『愛』なんて無いから  作者: ギプス


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27/42

sid水無月しあ 「これがぁ,愛だったんですねぇぇぇ!!!!!」

余田ちゃんがあの写真を見た瞬間に暴れた時の余田ちゃんが可愛かったから話したかったのよ。

あの作戦決行の少し前めんどくさくなるから軽く余田一等星を調教するようにとやながたくんに言われて、空き教室で先に浮気写真を見せたの


「ねえ一等星ちゃん。」

「ゲッ……みなずきぃしぁじゃあないですかぁ。まあえはぁ布教のおまえにぃいなくぅなりましたあねぇ。」

「ふふっごめんねあの時は忙しくて」

「いそぉがあしい?ばあかなんじゃあないでぇすかあ。まぁずぅ~。あなたはぁ―」

「はなたばちゃん浮気してるわよ。私と」

「…………はぁ?」

「はぁあぁ*‘@‘{:」;‽!どうゆうことでぇすかぁ!」

意味の無い奇声、声にもならないうごめき。

「私と」

「あなたと……」

「うわきを」

「うわきをぉ」

「している。」

「している……はぁ……はー……は?」

理解していない顔かわいい。

「それでこれが花束つぼみが浮気する理由になった写真。」

簗型つむぐと仲睦まじいような写真を渡す。

「男……おと。。。おとこ……OTOKO……オス?!」

まるで一角獣の様な咆哮

「オスっていう表現はそそられるわねぇ。私は貴方をメスにしたいのだけど。」

「メ……!め……おす。めす。」

「私の中の聖書(百均のノート)にぃにっくきいい憎きぃ男の名前などぉあってはがgっががが、いけないのでぇすううううううぅぅぅぅうう。」

ビブラートがきれいね。

冷静でない相手をするときはよくこんなことを考えちゃう。

「あがっがが……gg......シュー」

故障しちゃったわね。

ちょうどいいから調教を済ませておこうかしら。

「あなたはね。私とはなたばちゃんの主従関係を尊く思っている。わかる?」

「しゅじゅ……う。かんけぇい。」

「そう。そして私たちのことを信仰しているのは私とあなただけの秘密。」

「ひみぃつぅ……ふひ、ひひっ」

あ、目がいっぱい回ってる。インストールが早くなってるのね。きっと。


余田一等星の脳内

ぎゅいぃいいぃいいいぃいぃいいぃいぃいん。

「ひみつ。秘密。秘密秘密。秘密ひみつ秘密ヒミツ秘密ヒミツ秘密みつひミツヒミツ。」

紫陽花あおの尊い記憶をヒミツが塗りつぶしていく。

あがっがっがあがあああ。

「これがぁ……」

「これがぁ,愛だったんですねぇぇぇ!!!!!」

「みなはなこそ至高。」

余田一等星の脳内終了


「みなはなこそ至高。」

あ、起動した。

「洗脳完了。私の事なんだとおもう?」

「なぁに言ってるんでぇすか?しあさまぁ!私の信仰たあいしょうでえすよぉ。」

「ふふっ、いいこ。もし私たちを学校で見かけても、声をかけずにいられる?」

「ふぇっ……うぅ。」

うるうると瞳に水がたまる。

「できないんなら……とっても残念何だけれど。それはわたしはもう関われないの。」

「ぅ……しあ様のためならぁ……がんばぁりまずぅ。」

涙声で話す一等星ちゃんに興奮しながらしつけを施す。

「でも、なんにもご褒美がないのはかわいそうだと思ったの。だからね。これをあげる。」

「はぇ。」

私はやながたくんに渡したはなたばちゃんの恥ずかしい写真を渡す。

「ぷぎゃああああああああああああああああああ」

あ、倒れた。

「それじゃあね一等星ちゃん。いい子にしてたらまた上げる。」

「ひゃい。」


「って事があったの。」

私はわざとはなたばちゃんを脇に置いて話をする。

ジェラシーを感じる視線をわざと無視する。羞恥を感じる視線を受ける。スウィートな感覚が背筋にほとばしる。

「だから僕は余田一等星に何も感じなかったんだね。」

「そうね、彼女はあまりにも従者過ぎたのかもね。」

そうして私たちの歪な雑談は終わる。

「お待たせ。はなたばちゃん。」

理性を失った獣を再度躾けるのが私の生きがいだった。

僕は羞恥を感じる花束つぼみにいいなあと思いながら、バスを出る。

「またね。やながたくん。」

「うんまたね。」

挨拶をして、僕は街を歩いた。

なんてことない気まぐれだった。

人生が変わるのなんてそんな程度の気まぐれなんだろう。

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