羞恥 シュウチ しゅうち
prr……
「はなたばちゃん。バスで待ってるからやながたくんに声をかけておいて。」
「わかりました。ごしゅじんさまぁ。」
「いい子ね。」
「はい♡」
花束つぼみは徹底的に堕とされていた。食事から衣服から空気を吸うことから何から何まで管理をされている。
管理をされるということはイコールで何も考えなくていいということだった。今の彼女は罪悪感や紫陽花あおの事から逃避している。水無月しあはそんな彼女を管理することで逃避を手伝っている。
これは持論だが、サディストは行為のある人物に対して愛情をもって受け入れサポートをする必要があると考えている。
だから、水無月しあは彼女のすべてを管理し、彼女の責任能力を奪った。
いや、責任能力を引き取った。
こうして花束つぼみは水無月しあと依存関係になった。
彼女が逃げた相手である紫陽花あおは、その後学校に来なくなった。彼女は彼岸しのと同レベルになる前に壊れ閉じこもってしまったた目僕の興味はなくなった。
勝手に治って知らない場所で幸せになればいいと思う。彼女が復讐でもしてくれると興奮するのだが残念ながらそんなことはなかった。残念。
「つむぐんご主人様が呼んでる。あのバスにいるって。」
「あぁわかった。君のご主人様にはほんとに感謝しなければいけないからね。いこうか、花束さん。」
「君に命令はされたくなぁいんだけどぉ。」
文句を言いながら僕を呼ぶ。
とぼとぼ歩き僕たちはバス停につく
プシュー
バスの中から声が聞こえる。
「花束ちゃんだけ入ってきてちょうだい。」
「ごめんねぇやながたくんちょっと待ってて。」
「つむぐんは、『放置プレイもいいものだね』とか言ってたよ。」
「ふふっ、あの子らしいわね。」
「……ご主人様、それで何をすればいいんですか?」
嫉妬深い彼女は反抗的な目をする。
「あら、そんな目をご主人様にするなんて悪い子、ね。」
反抗的な目から一変しつけを待つ奴隷の瞳になる。
「ふふっ、お仕置きは今日の夜してあげるから、楽しみにしておくこと。」
「あまり、やながたくんをまたせるのも悪いから、要件を言うのだけれど。」
と言って黒と白の布で作られた服を水無月しあはわたす。
「これ、私といるときはつけること。はなたばちゃんだけの、メイド服よ。」
「……♡」
悶えたように黙った彼女はそれを受け取る。
「それじゃあ着替えますので、少しあちらの方を……」
「ここで私に見えるように着替えて、メイド服専用の下着もあるから、下着もね。」
「え、いや、ご主人様……それは。」
「あら残念それなら、あなたとの関係は解消するけどいいの?あなたが何も考えなくていいのは誰のおかげ?」
「それは。申し訳ございませんぜした。今すぐ着替えます。」
「ふふっ嫌なこと言っちゃってごめんなさいね。じゃあ、着替えて頂戴。」
羞恥に震えている体を抑えながら花束つぼみは制服を脱ぎ始める。シャツが見え素肌が露出する。肩に付けられたマークは彼女が所有物であることを身体で示していた。シャツを脱ぎスカートを脱ぐ、下着だけになった体を水無月しあは凝視する。
「あら、はなたばちゃん手が止まっているわよ。」
「もうしわけ……ありません…♡」
見られ管理されることに興奮し手が止まる。そうするうちに注意が入り手を動かす。
靴下を脱ぎ、ブラジャーのホックを外す。パンツに手をかけゆっくり降ろす。
花束つぼみは羞恥を楽しんでいた。もともとマゾヒストであったことと、興奮するように調教されたことで花束つぼみはマゾヒストになった。
簗型つむぐからすれば、軽度のマゾヒストではあるが。
「かわいい柄のつけてるじゃない。」
「ご主人様に……見せようと思って……♡」
「……はなたばちゃんお仕置き追加ね。」
「なんでぇ♡」
「かわいいのが悪いのよ。それかこのまま放置のほうがいい?」
「嫌です!」
「なら、早く来なさい。」
「はい。」
黒の猫の靴下をはき、そのまま下着をはく、面積は少なく周知を感じさせるためだけに作られたみたいな下着だった。
顔を赤くしながらメイド服を着る。
胸のあいた上着にギリギリのミニスカート。来ているだけで沸騰しそうなそれを切ると水無月しあが。
「あなたの好きなところを切りなさい。」
と鋏を渡してきた。
そこか肌を露出させたかったが思い浮かばなかったから、花束つぼみに選ばせようということらしかった。
花束つぼみは羞恥し見悶えていたが、覚悟をしたのか鋏を入れる。
「やながたくん、入っていいわよ。」
「わかった。」
そうして、入ったバスの中には硬骨な表情を浮かべる水無月しあとエプロンのお腹辺りをバッサリと切り落とし、お腹を見せ、ミニスカのメイド服を着て興奮と羞恥が混ざりに混ざった表情をしている花束つぼみがいた。
それを何も気にしないで紫陽花あおは
「話したいことがあってね。」
と会話を始めた。




