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四月二十九日

 その日の晩、ある地域で電話やサイレンがけたたましく鳴り響いていた。

 小学一年生の男児二人がいつまでたっても家に帰って来なかったのだ。子どもの両親は学校や一緒に遊んでいた子どもたちの家へ電話を掛けたが、有力な情報もなく警察へ相談する運びとなった。

「お願いしますっ、どうか、どうか咲をっ、うちの子をっ!!」

 警察の協力の元、家や学校、遊んでいたという神社付近の防犯カメラなども確認しているが、まったくといって子どもたちの姿は出てこなかった。というより、()()()()()()()()()()()()()()()のだ。

「こちらが神社にて発見されましたが、鷲咲くんのもので間違いないでしょうか?」

 警察から渡されたのは、サッカーボールだった。

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