君の名前は
初投稿です。
俺は普通の男子大学生。
特に夢なんかないし、何となく大学に通ってる。
趣味はゲーム、動画鑑賞。
そんな俺が異世界に飛ばされたらしい。
「えっ? ここどこ?」
明け方までゲームをやり、夕方目覚める予定だったが、目が覚めるとそこは、真っ白な空間だった。
今のいままで自室のベッドで寝ていたはず。
だがそのベッドも無くなっている。
「これ夢?」
まだ覚めていない夢か?
天井も壁もない、何も無い真っ白な空間。
だけど夢にしては体の感覚がリアルだった。
歩いてみた。
ペタペタと歩く音がする。
しばらく歩いてみた。
景色は変わらず、ただただ真っ白な空間が続くだけだった。
走ってみた。
大声を上げてみた。
「おおおい!!!誰かーーー!!!」
返事は無い。人はいないようだ。
しばらく走っていると、目の前に光が見えた。
それは鏡だった。
人ひとりが映るぐらいの姿見だ。
なんでこんなところに?
自分の姿が映るぐらいに近づくと、俺はその姿に驚いた。
なんと女の子だった。
「あ、あれ?なんで女の子?」
声が女の子になっていた。
さっきまでは自分の体と声だったのに。
「何がどうなってるんだ?」
自分の頬を触りながら、鏡を覗き込んだ。
すると鏡が歪み、見慣れた男の姿が現れた。
それは紛れもなく、自分の姿だった。
鏡の中の俺は、口をパクパクとし、驚いた様子を見せた。
鏡を見てる俺と、鏡の中の俺、どうやら別人のようだった。
「俺たち、入れ替わってる!?」