準魔法少女の一撃
「フン! 小さいチンチンのガキと小娘達だけでアタシに敵うと思っているのかい⁉」
〈おばさんの体が大きくなったのです!〉
〘2倍くらいの大きさになった~〙
【肌の色も紫色になってまるで危険な薬物やっている人みたいな感じになったわね】
赤いサイバースーツみたいな服は破れず肥大化する身体と比例して広がっているのを見るとゴム的な何かでしょうか?
「すぐに跪かせてやるからね‼ ・・・ん? 青髪の子娘はもしやファエストの人間かい?」
〘サクリちゃんが異世界の子だって気付いた~〙
【まあ、地毛が青い髪って日本はおろか、この世界じゃ聞かないわよね】
「そうですわ」
「ヒテスホンゼンヒホファエスト、キサホクサルマヒヘコファエストアエワ⁉」
「ここはロックギアですわよ? ファエスト語で話すと今の貴方の姿同様、野蛮人に間違えられますわよ?」
「レツルソイラバコ‼ キサホキナエタプヌヒシタイヨシザキタキニホンニンニ⁉」
「ファエスト語で『お黙り小娘、チンチンの小さいガキより先に潰されたいのかい?』と言っていますわ」
「サクリ、下品な言葉まで翻訳しなくていい」
「大丈夫ですわクロスさん、たとえ小さくても貴方を慕ってくれる人や必要とする人は必ずいますわ」
「哀れみの目で言うな!」
〈【〘やっぱり小さいのは否定しない〙】〉
3人の声が黒須君に届いていないのがせめてもの救いです・・・。
「ハイパナス‼」
〈いつの間にかにサクリちゃんの目の前におばさんが接近しているのです!〉
【体格とは裏腹に機敏なのね】
〘デカい拳でサクリちゃんに殴りかかってる~〙
で、でもサクリさんは左手の甲でソレを受け止めています!
「レツルソキハヂャウヤ」
「いい加減、ロックギアの言葉で喋って下さいませんか・・・おば様!」
〘サクリちゃんは敵の拳を払いのけて高そうな銃を撃った~」
【レナちゃんから預かった銃ね。・・・でもあのおばさんには効いていないわね】
〈銃弾が弾かれてしまったのです〉
「ハイパナス‼」
〈おばさんが両手でパンチしてきたのです!〉
〘ソレに合わせてサクリちゃんも両手でガードして防いだ~〙
「サクリ!」
黒須君も7宝具の銃で応戦・・・しようとしましたが背後に控えていた兵達全員銃撃で邪魔をされてしまいました。
【でもとっさに避けるのはさすがね】
「邪魔だ!」
【黒須君は避けては発砲・・・を繰り返して既に5人倒しているわね】
〘倒れた敵全員から火花が吹いてる~〙
〈ロボット兵士だったのです〉
「わたしも応戦します!」
黒須君の背後や死角にいる敵に攻撃・・・あッ!
〈誰かがハルちゃんにビームを撃って来たのです!〉
「私が相手だ。ロックギアの女」
【あら、少し背の高い成人の男・・・20代後半くらいの年齢で茶髪に角刈り・・・髪型はイマイチだけどけっこう整った顔立ちじゃない】
〘昔の侍みたいない鎧を着てる~〙
〈手にもデッカイ剣を持っているのです!〉
両肩に固定してある小型の銃器みたいなのが・・・アレで先程のビームを?
「アレクシア様の側近、ビーゴがお前を斬る」
「黒場!」
【あら、黒須君も応戦してくれるのかしら】
〘でも黒須君もザコ敵の相手で精一杯だよ~?〙
「わたしは大丈夫です!」
相手は強そうですけど、わたしだって訓練を受けているし7宝具を身に着けています!
〈さすがハルちゃんなのです!〉
「ぐッ・・・こっちが片付いたらそっちに回る!」
【あら、雑魚の相手とはいえ、結構忙しいのにハルちゃんの心配とは優しいわね】
でも頼りになるからと言って黒須君に頼ってばかりではいけないので目の前の敵はわたしが対処します!
サクリさんも心配ですし!
「参る!」
〈もう目の前にいるのです!〉
〘すごい瞬発力~〙
接近戦に持ち込まれたら射撃武器では遅いって習いましたし・・・コレで‼
【そう言いつつ射撃武器・・・7宝具の錫杖を使うの?】
射撃用と言っても近接戦闘に使ってはいけないルールはありません。
〈デッカイ剣を錫杖で防いだのです!〉
〘まるで、お侍さん同士の鍔迫り合いみたい~〙
「やるな・・・だが!」
「がはッ⁉」
〈いきなりハルちゃんのお腹を蹴って来たのです! 酷いのです‼〉
【まあ近接戦闘だと武器だけが攻撃手段じゃないからねえ】
〘ハルちゃん大丈夫~?〙
い、痛いけどまだ戦えます・・・ッ。
〈また敵が近づいてくるのです!〉
「オエアシ、ハンコホロックギア!」
〈また切りかかって来たのです!〉
横振りしてきたのでしゃがんで避けます!
〘もう一振りしてきた~〙
バックステップで避けま・・・わッ⁉
「サナッロコノバセバンテンバスヒ?」
「がッ⁉」
〈肩の銃器からビー玉くらいの大きさの弾がハルちゃんの腹部に当たっちゃったのです!〉
〘大丈夫~?〉
だ、大丈夫です・・・痛いけど立ち上がれます・・・ッ」
「宝の持ち腐れだな。7宝具という最強の武器を持っているのに」
「・・・そういう貴方は今持っている武器や知識でテロを起こして多くの人を苦しませようとしています。貴方は正しい使い方ができるんですか⁉」
「もちろんだ。我らネオファエストが繁栄できる」
〘両手を広げてクルリと一回転してる~〙
【少し嬉しそうに語っているのが腹立つわね】
「テロでどれだけ多くの人が苦しんだり哀しい思いをするか分からないんですか⁉」
「我らネオファエストは500世紀前から言語を失った。その苦しみに比べたら大したことないだろう」
【まるで犯罪犯したカルト集団の言い訳みたいね】
〈ハルちゃんんを見下した表情なのがムカつくのです!〉
「そう言って・・・そうやって自分の罪を誤魔化して多くの人を苦しめてきたんですね・・・ッ!」
テロで罪のない人が大勢・・・クラスメイトの長野さんだって、ご両親を亡くして今でも苦しんでいます!
【そうね。長野ちゃん、この前も学校の授業で泣きそうな顔していたわね】
「貴方達と被害者の苦しみの違いなんて知りません‼ 好きにはさせません‼‼」
〈7宝具の錫杖に付いている時計の針をいじって何をするんですか?〉
〘時計の針を3時くらいに合わせたけど何が起こるの~?』
わたしの7宝具は時計の針を3時に合わせると身の回りの重力を操作できるんです!
〈そういえば初めての実戦でも時計の針を3時に合わせたら敵が動けなくなったのです〉
ラウジーさんによると3時に合わせると装着者の5mの重力を増やす事ができるそうです。
【あら、いつの間にかに敵がコッチの間合いに入っているわね】
「隙あ・・・ぐああッ⁉」
〈急に両手両膝を地面に着けたのです〉
〘すぐに胴体も地面に吸い寄せられるみたいにくっついてる~〙
エイリアちゃん、電撃のマーロヒィ・ポーウを使うのでエイリアちゃんの能力を貸して下さい!
【いいわよ。今回も毒抜き?】
ソレでお願いします!
わたしが使う7宝具の錫杖では威力が高すぎて殺してしまう可能性があります!
【もしかして生け捕り? このクズ野郎相手でも?】
気に入らないという理由で殺すなら相手と同じになってしまいます!
「ぐあああああッッッッッ‼‼‼‼‼‼」
〘敵が悲鳴を上げて気絶した~〙
【ハルちゃんの使った電気は強力だからねえ】
「う・・・ぐぐぐ・・・」
〈あ、もう意識を取り戻したのです!〉
何か話したがっている様子です。
「ッ・・・うぐ・・・う・・・こ、殺せ・・・」
「貴方の要求を聞く理由はありません」
「・・・ロ、ロックギアの日本では・・・ソレが礼儀なのだろう?」
「ソレは大昔の日本の戦場の話です! 大人しくして下さい!」
「そうか・・・なら、お前の後ろにいる仲間に頼むか・・・」
仲間?
〈背後には誰も居ないのです〉
「本当に隙だらけだな‼」
「え⁉」
〘敵が抱きついて来た~〙
【あら、錫杖の重力は?】
じ、実は気絶したと思ってもう解除して・・・ッ
「俺の体ごと死ぬんだ!」
う、腕に何か持って・・・タイマーみたいのが・・・爆弾⁉
【さすがに上司を巻き込むつもりは無いだろうから範囲は狭いだろうけど・・・こんだけ密着しているといくら7宝具を装備していてもヤバいんじゃ・・・】
「刺し違えても殺す・・・ツオソ!」
〈め、目がヤバイのです!〉
【というかハルちゃんの体、まだ電撃状態じゃないの⁉】
電気のマーロヒィ・ポーウはまだ解除していないです!
〘文字通り自爆だ~〙
「ハハハハハ‼‼‼」
【もう正気じゃないわね。どうするの?】
・・・こうします!
「⁉?⁉⁉⁉‼⁉⁉⁉⁉!⁉⁉?⁉‼⁉」
〘ミニトマトが潰れるような音がした~〙
【敵の股間、掴んで握りつぶしたからねえ・・・】
〈敵が奇妙な悲鳴を叫んでいるのです〉
あとは爆弾のスイッチを切って・・・適当に押してしまったけど、止まったみたいです。
【あんまり適当に押すのは感心しないわね。まあ、本当に止まったからいいけど】
す、すみません・・・あ、黒須君やサクリさんは⁉
〘黒須君もちょうど片付いたみたいだ~〙
「ラウジー、じゃなかった、黒場! こっちも片付いた。サクリの援護に行くぞ!」
「はい!」
何故か普通にラウジーさんに間違えられたのは気になりますけど今はサクリさんの援護に急ぎましょう!
バイオハザード レクイエムの販売まであと1か月・・・今のうちに有給取得しなくては。
一ヵ月くらい休みたい。
この投稿は1年くらい休みt
(血で汚れていてここから先は読めない)




