表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第3章・とびっきりの最低VS準魔法少女
52/54

準魔法少女と更生施設・2

・AM13時45分:・ファミリー支援センター 接客室前



【廊下は大手会社のみたいにキレイでお金もかけられていそうな感じね】

 エアコンも効いていて快温です。

〈高級ホテル並レベルなのです〉

〘会議室と書いてある扉の前に背の高い男性が1人立っている~〙

 王子様が待っているから警備の方でしょう。


「山岡さん、お疲れ様です」

「そちらこそ。噂のキッズ・グループを連れてきたから通して欲しい。自分は別用があるのでこれで」


 そう言って一礼すると山岡さんはこの場を去りました。

【ある程度異世界兵器の事知っているとは言え、一応警察ではないから首をツッコまないスタンスなのかもね】

 単に本職が忙しいのもあるのでしょうけど。


「どうぞ」


〘扉の前に立っていた人がドアを開けてくれた~〙

〈ハルちゃんは有名な魔法少女だから顔パスなのです!〉

 わたしは魔法少女ではありません。

【中に入ると先客が5人、何も映っていないモニター前の席に座っている14歳くらいの男の・・・かなり身なりの良い服装の子が王子かしら?】

隣に2人ずついる成人男性が騎士っぽい服装、しかも体格も良いのを見ると護衛の人だと思いますので真ん中の人が王子さんでしょう。

〘こっちに気付いた王子様(?)は笑顔になった~〙


「やあ、はじめまして。僕がケビン=トレバーだ。クロバ=ハルにクロス=リュウ、サクリも久しぶりだね」


【あら、サクリちゃんは知り合いだったみたいね】

 恐らく王女のレナちゃんと一緒にいる事が多いから異世界同士とはいえ王族同士の付き合いでレナちゃんと一緒に顔を覚えてもらっていたのかもしれません。


「お久しぶりですわケビン王子」


〘サクリちゃんも笑顔で返事をしてる~〙

 わたしも挨拶しなくては。


「クロバ=ハルです。よろしくお願いします」

「ああよろしく。噂には聞いていたけど本当にラウジーソックリだね」

「よく言われます」


 というかラウジーさんってもう1つの異世界の王子様とも関わりがあるんですね。

【きっとその世界でも権力あるのよ。ハルちゃんもいざとなったらラウジーのフリして好き放題できるんじゃない?】

 そんな事をしてはいけません。



「黒須だ。よろしく」


〘何だか黒須君は少し不愛想だ~〙

 前にラウジーさんから聞いたんですけど、7宝具を知っている初対面の人に対してはワザとそういった態度をするそうです。

〈どうして7宝具を知っている人にそうするんですか?〉

 7宝具は強力な兵器ですので権力者に狙われる場合もあるので、普段から下手に出ていると『よこせ』とか『協力しろ』みたいな事を言われる可能性があるのでそうならない為の対策だそうです。

【あら、普段から不愛想なのはそういう理由があるのね】

 直美さんみたいな既に知り合いでそう言った要求をしない年上の人にはちゃんと敬語を使ったりすると聞きました。

【そういえば直美姉妹には結構敬語とか使っていたわね】


「クロス=リュウは初めましてだね。あ、でも2か月前にロックギアに向かったラクーンの兵士達が世話になった。ラクーンの王子として礼を言うよ」


 そう言って軽く頭を下げるケビン王子・・・異世界とはいえ一応一般人の相手に王子様が頭を下げるってけっこう凄いことでは・・・。

【不愛想な挨拶だったのに、よっぽど部下の無事が嬉しかったのかしら】


「お久しぶりです。ケビン王子」


 今度は直美さんが挨拶を。

【少し気まずそうに見えるのは気のせいかしら?】


「やあナオミ=メイさん。久しぶり。ラウジーとはうまくやっている?」

「ええ。煙草は禁止するし酒量も制限するような奴だからケビン王子が契約者でなくて良かったと思う程にね」

「ケビン王子が契約?」

「ああ。厳密には僕を含めた王族の誰かが人型7宝具と契約する筈だったんだ」

「筈だったとは?」

「そもそも7宝具はラクーンやファエストの王族が所持していたんだ。そしてラウジーみたいな人型7宝具も本来契約者はその王族の誰かがなる筈だった。ただ、トラブルがあって7宝具がこの世界(ロックギア)に渡ってしまったからね」

「どういった方法で契約するかは分かりませんが、契約を破棄したり契約者を変更とかはできないんですか?」

「ラウジーみたいな人型の7宝具は一度契約したらその人物が死ぬまで継続なんだ。ちょうど前契約者・・・僕の父が亡くなった時には既にロックギアにラウジーと契約する道具が渡ってしまったんだ・・・」

「契約の道具?」

「ああ。ラウジー・・・人型7宝具は契約者が死ぬと姿が消えてその道具の中に入って休止状態になるそうだ」

「そうなんですか⁉」

「その通りだ。契約者が死亡した場合は僕などの人型7宝具は契約に使う道具の中に戻って完全に意識が無い状態になる」


 ま、まるで魔法のランプの精霊が願叶えたら元のランプに戻るみたいです・・・。

【じゃあラウジー倒したいならラウジー狙うより今の契約者である直美班長狙った方がいいって事じゃない?】

〈直美さんをやっつけるつもりですか⁉〉

【冗談よ。そもそもラウジーがそんなことさせる隙があるとは思えないしね】


「まあ、そういう訳でラウジーが居ない間にナオミ=メイさんが契約者に偶然なったんだ。さすがに罪もない人間に死ぬようには言えないからね。契約道具自体は僕の祖国で預かっているけど」

「ではラウジーさんが居なくなってかなり大変なのでは?」

「まあ確かに警備が薄くなったのは事実だけど、今でもラウジーがラクーンやファエストの交渉などでトラブルが無いよう関わってくれるから言語戦争レベルの戦争が起こる事は無いから安心して欲しい」


 異世界に居ても王族を安心させられるって凄い気が・・・。

【元々権力があったみたいだから王族や高官同士でトラブルがあっても電話の一声で黙らせられるんじゃない?】

 ソレはあるかもです。


「ラウジーがラクーンにいたままなら兄さんもあんな事にならなかったかもな・・・」


 そういえばココに来た理由がお兄さんでしたね・・・。

【この王子の兄もレナちゃんの馬鹿兄みたいになってなきゃいいんだけどねえ】


「ケビン、そろそろ作戦の事を話して欲しい」


〘ラウジーちゃんの一言でさっきまで笑顔だった王子さんが急に真剣な表情になった~〙

 まるで厳しい教師に叱咤激励されてやる気を出した生徒みたいです。


「おっとそうだったね。ではまずは席に座って欲しい」


 直美さんとラウジーさんはすぐに座り、それに続いて黒須君とサクリさんも着席したのでわたしも着席しましょう。


「では、さっそく本題に入りたい。もう知っているとは思うけど、この施設付近でネオファエストを名乗るテロリスト達が確認された。討伐に協力してほしい」


〘王子さんの背後のモニターに映像が映った~〙

【この辺りの地形が映し出されたわね】


「今回、我々のターゲットはネオファエストの一部隊、通称『ゾーウベン』と呼ばれているテロリスト集団だ。リーダーはアレクシア・スアッター」


 地図の上に人の顔・・・この顔ってケビン王子のお兄さんが応援していたバーチャルアイドルさんの中の人ですよね?

【この映像の顔写真は多少化粧をしているけど『何もしないよりマシ』って感じね】


「我がラクーンで多くのテロを起こした組織のリーダーだ。絶対に捕らえる」

 お兄さんもこの人に騙されたのもあってケビン王子はかなり真剣な表情です。

【感情的になって生け捕りにしなきゃいけないのに殺したりしないかしら?】

〈映像が変わって地図が映っているのです〉

 地図にはこの辺り周辺・・・青色で点滅しているエリアがこの施設でしょう。


「今、点滅している場所がこの更生施設、そしてこの施設の北側、山岳地帯にある地下にテロリスト達のアジトがある事が分かった」

 北の山岳地帯、施設の上方の赤色で点滅しているのがそのアジトでしょう。

【山岳地帯だけに民間の建物とか施設は一切無いわね】


「既に周りのエリアは民間人が入らないように密かに封鎖してあるから敵との戦闘時は周りの事はあまり気にしなくても大丈夫だ」

「元々は一般の方が出入りしていたのですか?」

「ああ。調査によると観光地で登山家やカメラマンなどが通るそうだ」

「今までコレと言った施設・・・建物が立っていなかった場所という事はやはりアジトは地下にあるって事ですか?」

「その通り。現地ではまず我らラクーンの兵が誘き出す。可能ならその段階でテロリスト達を対処する」


 対処・・・捕獲と言わないのは相手を殺傷する可能性を指しているという事ですよね・・・。

【むしろハルちゃん達が呼ばれるくらいだから大人しく捕獲できる可能性の方が低そうね】


「もし逃しそうだったら・・・悪い言い方だが、君たちに後始末を任せたい」

「先に7宝具を所持しているわたし達が潜入するのは駄目なんですか?」

「我々の身の安全を案じてくれるのか。ありがたい。でも、先に手を出すのを提案したのは我々だ。確かに7宝具を所持している3人の方が確保も死ぬ確率は低い。でもだからと言って絶対安全では無いと思う。毒ガス的な物を使った場合はいくら装備型7宝具を所持している人間でも危険だ」


 確かに毎回出撃の度にそう言った毒耐性が一時的に身に付く特殊な飴を食べてから出撃します。

〈アイちゃんも食べたいのです〉

 正直言ってかなり苦いのでオススメできないですよ?

〈なら要らないのです・・・〉


「あの毒用の飴はコストと原材料の関係であまり大量生産できないからそう言った状況に備えた武装でコッチは出撃する。7宝具を装備しているのに動きにくい服装は望ましくないだろう?」


 確かに7宝具が装備される時は今着ている服の上から自分を強化してくれるアンクレットが自動装備されるので厚着のまま使用すると動きづらい状態のまま強化という事になるので着心地が悪いですし。

〈そうなのです! 魔法少女服を着てもガスマスクとかしていたらカッコ悪いのです! 早速エマちゃんに魔法少女服を届けてもらうのです!〉

【そうよ。色っぽい服着て便乗して黒須君も口説いて儲けちゃいなさいよ】

〘かわいい服着て戦ったら視聴率稼げるよ~〙

 どれも絶対に却下です。


「もちろん、我々も出来る事はやるつもりだ。君達の力を借りずに敵を対処できるならそうしたいしそのつもりだ」

「戦力などは分かっているんですか?」

「ああ。人数は二十人程だ。コッチは50人武装した兵を送る。期待して・・・ん?」


‐Pipipi‐

〘何かの警報音みたいなのが王子様の方から聞こえる~〙

 ケビン王子は「失礼」と言ってとっさにポケットのガラス板みたいな・・・レナちゃんも使っていた同じタイプと思われる通信機を取り出しました。

〈急に怖い顔になったのです〉


『ケビン王子(コクヂ)!(!) 大変(ナキメン)です(ベツ)‼(‼)』


 異世界語ですが口調からかなり緊迫しているのが伝わります。

【悪い知らせっぽいわね】


「ロックギアの客人が居るのに我々の言語を使うな。何があったか落ち着いて話せ」

それが(トエザ)・・・』


〈通信機で何やら話しているけど相手が異世界語なので何を言っているか分からないのです〉

【あの王子がこの世界の言葉で話すように言ったのに未だに異世界語使っているんだから相当な緊急事態なのかもね】


「・・・な、なんだって⁉ ・・・分かった。今すぐに向かう」

「あの、何かトラブルが?」

「ああ。先に向かった偵察隊員が敵に見つかって襲われたそうだ」

バイオハザード9(レクイエム)発売まであと3か月くらい・・・この作品の投稿は月1回・・・つまりこの投稿もあと3回投稿したらレクイエムをプレイするのに時間優先するから投稿できなくなるって事か。

一応EP60くらいで3章終わればいいなと思っていたが・・・無理そうだな。


ラウジー「廃品回収センターか。この無能投稿者のゲーム機を全部処理してほしい。料金はこの底辺投稿者が全て負担してもらう。足りない分は治験にこのゴミ投稿者を参加させて払わせる」


や、やめてくれ・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ