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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第3章・とびっきりの最低VS準魔法少女
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準魔法少女の地位

・AM11時22分:埼玉県 警察署 会議室

「という訳でニート更生施設の宿泊エリアで待機している、ラクーンのケビン第二王子と一緒にネオファエストのテロリスト達が居るエリアに行ってほしいの。近くにテロリストの

アジトを発見したわ」

「直美班長・・・そのニート更生施設ってまさか・・・」


 会議に参加した黒須君が何かを感じたのか凄く不安そうな表情に・・・。


「ええ・・・永井君が今居る施設よ」

「マジかよ・・・」


 わたしの隣の席に座っている黒須君が追加の宿題を出されたかのように頭を抱えています・・・。

〘永井君って誰~?〙

 黒須君の親友です。

〈エッチで覗きの常習犯なのです!〉

【あと馬鹿だからラウジーの制裁を頻繁に喰らっているのよ】


「ラウジーさん、永井君はゲイバーに収容されたのでは?」

「ナガイ=ケンはゲイバーから脱走したので予定変更して更生施設に入れた」

「脱走? 永井君はラウジーさんが入れた店から脱走できたのですか?」

「警備などは向こうの施設に任せていた。店側によるとかなり狡猾に脱走したそうだ」

「・・・狡猾というか逃げたい一心で手段を択ばなかったと思うのですが・・・」


【確かにそんなヤバイ店で働かされたら常に貞操の危機だからねえ】

 永井君でなくても逃げ出そうとしたと思います・・・。


「いずれにせよ、脱走したとの報告を受けたのでこちらがすぐに警官を派遣して確保した。逃げ足だけは速いみたいだったから施設で少し鍛えて何か役に立つ人間に更生させようと思ってね」

「少し・・・ですか・・・?」


 ラウジーさんの『少し』って一般的には重労働な気がするのですが・・・。

【更生施設でプロのスポーツ選手レベルの特訓とかさせられているんじゃない?】


「・・・それでラウジー、ケンが・・・いや、その第二王子がどうしてそのニート更生施設に?」

「第一王子にして彼の兄、アークを入れようかと視察するために訪れた」

「王子の兄を? 何故王子・・・それも実の兄貴をニートの更生施設に?」

「応援していたアイドルがテロリストだと知ってショックで廃人寸前になっているからだ」

「アイドルがテロリスト?」

「お2人共、この映像を」


〘サクリちゃんがおっきいアイパッドを出してくれた~〙

〈映像にはバーチャルアイドルさんが映っているのです〉

【15~16才くらいでアニメ風の顔立ち、髪も瞳も緑色、髪型も立っていても床に付きそうな程長くてぼさぼさ、服もかなり現実離れしたド派手な衣装・・・本当にアニメキャラって感じね】


「このキャラは?」

「これがそのアーク王子が応援していたバーチャルアイドルです。ケビン王子によるとアーク王子はかなりの額をこのアイドルの投資に費やしていたそうです」


『初めまして。ナイト・ドラッグです』

 このバーチャルアイドルさんはとてもお淑やかな口調で話す人なんですね。

【3Dとはいえ、動きも優雅でお嬢様って感じね】

〘あ~、この人知ってる~。1週間前に突然失踪したバーチャルアイドルさんだ~〙


「そしてこの人が声と動きを担当、いわゆる『中の人』ですわ」


【アイパッドには・・・40歳はかるく超えているそばかす多いおばさんが映っているわね・・・】

〈お相撲さんみたいに太っているのです〉

 えっと・・・アイドルの姿とかなり違うみたいですが・・・。


「この人物がラクーンで最近テロを起こしているテロ組織のリーダーですわ」

「その人物に・・・ラクーンの王子様は資金を?」

「ええ。王族でも個人で金銭を稼ぐ事もできますわ。アーク王子はショート小説で個人資金を稼いでいまして・・・そのお金のほとんどを・・・」


 王族の方だから食事や寝床に困っていないとはいえ、バーチャルアイドルに稼いだお金ほとんどつぎ込むという事は相当このバーチャルアイドルを推していたんですね・・・。

【で、その結果が自国のテロの資金に繋がった・・・と。しかも好きだったアイドルの正体がこんなおばさんじゃねえ・・・】


「ショックのあまりアーク王子は全ての職務を放棄、食事もほとんど喉を通らなくなってしまったそうです・・・」

「もしかして第二王子・・・弟さんがその更生施設に入れようとしたのって・・・」

「はい。一時はご家族が優しく励ましたり慰めたりしたのですが無理だったそうです。ある程度強引な更生がアーク王子に必要と判断されたそうです」

「でも何故わたし達の世界の更生施設なのですか?」

「ファエストやラクーンの更生施設だと王族が不労者の入る更生施設に入居してしまう情報が一般市民に広がってしまいますので・・・。この事を知っているのは基本ラクーンやファエストの王族くらいでワタクシもレナ様から聞かされなかったら知る事は出来なかったでしょう」


 そういえばまだわたし達の世界が繋がっているって情報はまだ一般の方達には知られていないんでしたっけ。

【確かにこの日本なら王族をぶち込んでも一般人に知られないし隠蔽も難しくないわね】


「・・・王子がニート更生施設行か・・・。ところでその更生施設、まさかバッツもそこに入っているんじゃないだろうな?」


〘ばっつ?〙

 サクリさんが使えている王女レナちゃんのお兄さんです。

 ・・・色々あって王位を失いましたが・・・。

【ちなみに自身の問題行動が原因で更生施設送りが決まっているわ】


「いえ、バッツ様はファエストの更生施設に。バッツ様が更生施設に入る事は既に世間に知られているので・・・」


 サクリさん、既に王位を失っているバッツさんまで様付け・・・きっとレナちゃん同様に今でも慕っているのでしょう・・・。

〈サクリちゃん、残念そうな表情なのです〉

【あんな馬鹿王子ですら未だに慕っているなんて相当な王族への忠誠心ね。今日のククルといい、レナちゃんは一部の側近にはある意味恵まれているわね】


「さて、本題に戻るけどいいかしら?」


【そういえば元々テロリストを捕らえるのが目的だったわね。脱線しちゃったわ】


「すまない直美班長。それで、ラクーンの王子が視察に来たら偶然近場にテロリストのアジトを発見したから俺達に協力を要請してきた・・・って事か?」

「そうよ。王子が来訪するって事で周辺の調査も行ったら偶然発見したの」

「テロリストの規模はどれくらいなんですか?」

「この前のアイアンズ教会のテロリストより少し上くらいよ」


 直美さん、何故か嬉しそうに敵勢力を紹介しているように見えますが・・・?

【あら、ラウジーがソレを呆れた様子で見ているわね】


「メイ、まだ敵の全勢力は把握できていない。成功した後に1課より対策班が成果を出したという見栄の為に不確定な情報を提供はやめてもらおうか」

「ぬぐぐ・・・」


【図星だったみたいね】

 この前のアイアンズ教会は不仲な妹さんが指揮する1課の成果として扱われたからその分、対策班の成果が欲しかったんでしょう。

〘ラウジーちゃん、お姉さんみた~い〙

 いつもこんな感じです。


「・・・つまり戦力はまだ不確定。万が一の事を考えて俺や黒場達が呼ばれたんだな?」

「そうだ。レナは自国の業務があって参加できないが万が一の事があるなら駆けつけるとも言っている」


 レナちゃんはお兄さんが居なくなって王家の業務がかなり忙しいのに異世界のわたし達のために・・・まだ10才なのに偉いなあ・・・。

【黒須君はともかく、ハルちゃんや信頼しているサクリちゃんの事も気がかりなのよ】


「アークには既に3人が参戦するという情報は伝えてある。外に移動用の車は用意してある。早速向かってほしい」

「分かりました」

「了解ですわ」


〈ハルちゃん、やる気満々なのです〉

 異世界兵器関連は人命に関わりますから。

【でも黒須君はなんか乗り気じゃなさそうな表情ね】


「・・・サクリ、お前まさかその服装で向かう気じゃないだろうな?」


 あ、嫌な予感が・・・。

【いつもの事ね・・・】

〘いつもの~?〙


「ええ。仕事中・・・いえ、レナ様の家系にご奉仕する時はこの服装ですわ」

「やっぱりレナが信用する奴だな。配下もみんな戦場にスカート穿いて出撃する馬鹿か痴女しかいないのか?」

「大丈夫ですわ。スカートの下にちゃんと運動用スパッツを穿いていますわ」


 サクリさんは黒色のスパッツの先端が見えるくらいに少しスカートをめくりました。

【あら、スパッツ穿いているとはいえ、意外と大胆ね】

〘でも黒須君は不満そう~〙


「スパッツ穿いているとはいえ、男の俺の前でスカートめくって見せるとは・・・やはりスカート穿いて戦場に来る女は馬鹿か痴女だな」

「まあ、常に美しさを維持したい女性のお気持ちが分からないなんて。貴方と付き合う女性は苦労しそうですわね」

「馬鹿と痴女の女なんかと付き合う気も予定もねえ・・・」


〘すごく険悪~〙

 これは止めないと・・・。


「お、お2人共、落ち着いて下さい・・・! さ、サクリさんは実力もありますし7宝具を悪用しませんから信頼できると思います! く、黒須君も実戦でサクリさんの実力を見て判断するのもいいと思います・・・!」

「・・・分かった。リーダーのお前がそこまで言うならそうする・・・」

「さすがハルさん、包容力のあるリーダーさんですわ!」

「・・・リーダー?」

「なんだ黒場、お前ラウジーにリーダーになるよう頼まれていたんじゃないのか? それなのにリーダーシップを発揮していたのか。さすがだな」

「本当に素晴らしいですわ」

「???」

「確かにハルがリーダーに向いているな。規模の大きい異世界兵器の事件は、当分はこの3人とレナを含めた4人グループで行動してもらいたい。そしてこのグループには君がリーダーに適任だと思うよ。もし全員の意見が割れていてもクロバ=ハルの決定なら3人共反対はしないだろう」

「あ、あの・・・わたしリーダーの経験とか無いですし戦場での経験とかは他の皆の方が上だと思うんですが・・・」

「では誰がリーダーに? レナがリーダーだった場合はクロス=リュウは絶対に反対するだろうし、逆にクロス=リュウがリーダーだった場合、両親を侮辱された過去のあるレナが反対するだろう。サクリはそもそもレナの従者でもあるからね。しかしクロバ=ハルならリーダーとして行動しても全員反対しないだろう」

「ああ。リーダーが黒場なら反対する理由は無いな」

「ワタクシも賛成ですわ。レナ様も喜んで賛成するでしょう」

「で、でもわたし、実践経験や技量とかは全然で・・・」

「本当に技量が無い奴はラウジーが戦場に入れないだろう。それに俺だってまだ戦場での経験は1年も無いぞ?」

「ワタクシは護身術程度の経験しか無いですが許可してもらえましたよ?」

「ハル、僕は戦場で君にリーダーとしてのノルマを課すつもりは無い。今まで通りに行動してほしい。それだけで君はリーダーとして活躍できるだろう」


【もう断れる空気じゃないわね】

〈ハルちゃん、大出世なのです!〉

〘まるでアイドルグループのリーダーみたいだよ~〙

 わわわ・・・皆さんの期待の眼差を・・・。


「では皆、出撃の準備をして!」


 直美さん、わたし、心の準備がすぐにできないですよ・・・。

PS4&PS5で配信されたバイオ2&3のやり込み作業、PS4版は終わった。

だがPS5版のやり込みデータを作るという作業がまだ残っている。

PS4版のデータをPS5版に引き継げればいいんだけど無理そうなのでやはり自力でやり込むしかないな。



警官A「おい、謎のひき逃げに遭った被害者のパソコンからこんな書き込みが」

警官B「遊んでばっかりの書き込みばっかりだな」

警官C「ソレが原因で被害に?」

警官D「まさか・・・」

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