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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第3章・とびっきりの最低VS準魔法少女
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準魔法少女と誘拐犯

 レナちゃん、身内が殺人事件を起こしたかのような表情に・・・。

【まあ、実際殺人未遂起こしたからねえ】


「殺人未遂を犯した。それが理由だ。しかもその原因が簡単な挑発乗ったという理由だからね」

「ま、待て! なら私も同罪だ! クロス=リュウとの模擬戦で私も同じような挑発に乗って無様に敗北してしまった‼」

「レナ、確かに君も同じような挑発に乗ってしまった。だがあの時は7宝具を装備していて感情が高まりやすい状態だった。それに冷静でなくなったと言っても試合である事は忘れていなかった。現にクロス=リュウを殺そうとはしなかった」


【そうだったの?】

 確かにあの時のレナちゃんは冷静で無くなって黒須君に優勢だったのに逆転されてしまいましたけど、ナイフなどの武器は使いませんでしたし、傍から見ていたわたしからも殺意は感じられませんでした。


「だが、このククル=チョコは7宝具未装備状態であるにもかかわらず簡単な挑発に乗り、殺人まで犯そうとした。そんな低レベルの人間が7宝具を装備して暴走しないとでも?」

「ううッ・・・」


〈急にレナちゃんが黙っちゃったのです〉

【そりゃあ配下が殺人未遂起こしたんだから王女であるレナちゃんが少なからず責任を取らなきゃいけないからねえ】


「・・・く、ククルをどうするつもりだ・・・?」

「どうするも何も君の世界(ファエスト)の問題だ。それともクロス=リュウに委ねるか?」


【あら、黒須君に?】

〈黒須君はレナちゃんのお兄さんにも厳しかったのです〉


「おいラウジー、どうして俺なんだ? 俺はただ黒場の『応援』をしていただけだぞ? 特に被害も受けていないぞ?」


〈レナちゃんのお兄さんと違って刑が軽いのです〉

 お兄さんの時は黒須君が何もしていないのに一方的に攻撃してきたからですけど、今回は黒須君がわたしの援護目的とはいえ、意図的に酷い暴言を吐いて黒須君に殺意を向けさせたからだと思います。


「そうか。なら判断はレナに任せるとするよ」


 それを聞いたレナちゃんは少し安心した表情をしています。

【完全にレナちゃんの判断で、しかも被害者が特に罰を望んでいないならある程度温情で減刑できるからじゃない?】


「そうか・・・ククル!」


〈ククルという女性、レナちゃんの顔が向いた途端お母さんにイタズラが見つかった子供みたいにビクリとしたのです〉

【そりゃあ、上司の顔に泥塗ったからねえ】


「一緒に来てもらう。良いな?」

「え?」


 怒られると思っていたのか、笑みを向けるレナちゃんに拍子抜けしています。

【レナちゃん、妹を慰める姉みたいな表情ね】


「どうしたククル、行くぞ」

「・・・は、はい・・・」


【あのククルという女、レナちゃんに目を合わせずに返事したわね】

 レナちゃんが許しても本人は自分を許せないのでしょう。

 責任感が強そうなのでレナちゃんが許しても自分から除隊とかも言い出しそうです。


「さてハル、よく諦めなかったね。君の勝利だ」

「黒須君が居なかったら負けていました・・・」

「そうだね。次に模擬戦をする時はクロス=リュウに『応援』をしないように頼まないとね」

「・・・ラウジー、まさか次の模擬戦も黒場が負けたらマ・ペット共に身体使わせるという条件を付ける気か?」

「そのつもりだ」


【それじゃあまだアタシ達がハルちゃんの体を使えるチャンスがあるって事ね♡】

〈次の模擬戦が楽しみなのです!〉

 ・・・ぜ、絶対に強くならなきゃ・・・!


「ラウジー、黒場を強くしたいのは分かるがあんまり厳しくすると黒場が壊れるぞ?」

「大丈夫さ。クロバ=ハルは強くなれるよ。現に飛び蹴りは見事だった」

「飛び蹴り?」

「そうだ。もし訓練を受ける前だったら同じ状況でもククル=チョコを場外に落とすのは無理だっただろう」


 確かに体重はわたしより身長が高い分重いでしょうし、鍛えているから不意打ちでも訓練を受ける前だったらわたしの脚力では場外に落とせなかったと思います。

【脚の筋肉もそこそこありそうだったから確かに中途半端な蹴りだったら危なかったかも】


「訓練を頑張った成果だ。それにクロス=リュウの『応援』が間に合ったのもククル=チョコの拘束による激痛に耐えうるハルの忍耐力あってのものだ。ハルなら色々な訓練にも耐えられるだろう。今後も訓練を頑張ってもらいたい」


【あら、ラウジーにしては珍しく嬉しそうな表情じゃない】

 まるで黒須君を褒める時のお兄さんみたいな表情です・・・。

〈きっと未来の魔法少女として期待されているのです!〉


「今日は帰って体を休めるといい。リュウも帰って体を休めてほしい」

「ああ。休ませてもらうぜ。事件が無ければな」


【そう言って黒須君が会場の出口に向かうとラウジーと直美明班長も一緒に出具に向かったわね】

〈ハルちゃんも帰ってお昼ごはんなのです!〉

 まだ11時にもなっていないです。



・AM10時40分:警察署前・商店街裏路地

【あら、人気のない道通るのね】

 この道は家までの近道なんです。

〈居酒屋っぽい店がいくつかあるのです〉

【こういう通路ってやっぱり人が少ない・・・というか今の時間は誰も居ないわね】

 夜は通った事は無いですが、その時間なら人は多いかも知れないですね・・・ん?


「インコ?」


〈赤い鳥が塀の上でとまっているのです〉

【赤いインコなんて珍しいわね】

 こっちをじっと見つめているのは餌が欲しいからなのでしょうか?

【でも下手に餌あげると懐かれて離れなくなるわよ?】


「・・・逸材発見!」


 え⁉

〈インコが喋ったのです!〉

【もしかして・・・あ、液体化してハルちゃんのお腹に。やっぱり・・・】

《どうも初めましてー! ティルでえーッす!》

 ま、マ・ペット⁉

〈ハルちゃんの中に入ってきたのです!〉

《おや、マ・ペットの事知っているし既に先客がいるー! でも寄生はティルが先だよー!》

【逸材発見って言っていたけど何が目的?】

《我らがアイドル事務所にスカウトするためだよー! こーんなにかわいい女の子は滅多にいないよー! 貴方は選ばれたんだよー!》

 あ、アイドル事務所⁉

【あら、つまりハルちゃんの意志に関係なく連れて行くつもりね】

〈誘拐なのです!〉

《人聞きが悪いなー。皆最初は困るとか言うけどファンレターとか貰ったら『アイドルやってて良かった』って皆言うよー》

 『皆』って事はわたしが初めてではなく過去にも誘拐の前科があるんですね・・・。

《だから誘拐じゃないよー!》

 でもこれからわたしを勝手にアイドル事務所に連れて行くんですよね?

《大丈夫―! 君なら人気アイドルになれるよー! さあ出発ー! ・・・アレ? 体が動かせない?》

【残念だったわね。ハルちゃんはマ・ペット耐性のある特異体質よ】

《えー⁉ 何ソレー⁉》

〈さあハルちゃん、警察署にGOなのです!〉

 はい。

《ヒィー! 逃げなきゃー!》

【逃がさないわよ】

〈確保なのです!〉

《捕まったー⁉》

【あ、言い忘れていたけどハルちゃんはマ・ペット関連の犯罪を取り締まる警察の関係者だから】

〈さあハルちゃん、警察署に戻るのです!〉

 はい。

《ヒィー待ってえー! コレは誘拐よー!》

 貴方もわたしの事を誘拐しようとしましたよね?

《違うのー! 貴方のアイドルとしての素質を分かって欲しいから強引に連れて行くだけなのー!》

 人それを誘拐と言います。

《お願い見逃してー! まだあの子達は未熟だからティル達が指導しないと活躍できないのー! 路頭に迷っちゃうのー!》

 路頭に迷う?

《スカウトした子の中には家系が苦しい子もいるからその子達がアイドル業を失ったらまた食べる物に困る生活になっちゃうのー!》

 ・・・・・・。

【ちょっとハルちゃん⁉ 騙されちゃ駄目よ! どうせ嘘に決まっているし本当だったとしても聞く理由はないわよ!】

 ・・・で、でも話くらい聞いた方が・・・。

《なんなら昨日来た人気ドラマのヒロイン役や少年主人公役を貴方に譲ってもいいからー!》

 あの、わたしはアイドルにも役者にもなるつもりはありません。

〈そもそもハルちゃんは女の子だから少年は無理なのです〉

《大丈夫! その真っ平胸なら美少年アイドルとしても活躍できるからー!》


「あ、もしもし、ラウジーさんですか? 今マ・ペットを捕獲したのでそちらに向かいます」


《えー⁉ どうしてー⁉》

【ハルちゃん胸ないの超気にしているのよ】

〈禁句なのです〉

《鬼ーッ! 悪魔ーッ! その性格の悪さと真っ平胸で視聴率10パーセントダウンよー!》


「あと取引には応じるつもりはないそうなので沢山の拷問道具を用意してほしいそうです」


《ひ、ヒィーーーー‼‼‼⁉⁉⁉》

【ハルちゃん、今鏡を見たらラウジーにソックリになっているわよ】



・AM10時55分:異世界対策班カーゴ内

「でかしたわハルちゃん‼ お手柄よ‼」


【班長はご機嫌ね】

〈まるでお宝を貰ったかのようなのです〉


「えっと・・・向こうから捕まってくれたというか・・・」

「経緯はどうでもいいわ! 焼肉奢ってもいいわよ!」


 焼肉を奢りたいくらいって事は1課課長にして双子の妹の鈴さんが異世界兵器関連での功績が良いから対抗意識でできるだけ対策班の実績を上げたいって事なのでしょうか?

【そうじゃない? 元々この対策班を設立したのも双子の妹への対抗意識からみたいだし】


「しかしハルちゃんがアイドルにスカウトされるとは・・・なら同じ顔と体格のラウジー君もアイドル目指してもいいんじゃないかな?」

「そうだな。アイドル事務所に応募してその不愛想な性格も治してもらったらどうだ?」


 義兄の凱さんと佐助さんはラウジーさんが女性扱いされるのと怒るのを知っているのに、どうして毎回こういう発言をするのでしょうか?

【バカだから記憶力と学習能力がないんじゃない?】


「そんなに変わった物を飲みたいか・・・」

「「脱出‼」」


 義兄と佐助さんは凄いスピードで出口に。

【さすがのバカもこれからどうなるかは思い出したようね】

〈でもラウジーちゃんの能力を忘れているのです〉


「わあッ⁉」

「なんだ⁉」


〈ラウジーちゃんの妖怪みたいな黒い手が2つ出てきて2人を鷲掴みにしたのです!〉

【あのラウジーが操るでっかい手、この前は拳がバスケットボールくらいの大きさだったけど今回は1m以上・・・人食いサメの口元レベルね】

 2人共でっかいラウジーさんの予備(?)の手に鷲掴みにされて宙吊り状態に・・・。


「カエデ、ガイとサスケが消費期限の過ぎた青汁を昨日ケンジロウが入った風呂水割で飲んでくれるそうだ」

「や、止めるんだッ‼ そんな物を飲んだら死んじゃうよ⁉」

「てかなんでソンな物持ってきtブゴゴゴゴ・・・ッ」


 2人の口に緑色の液体・・・腐った青汁(+汚染水)が病人の人用吸い飲みボトルで勢いよく注入されていきます・・・。

【汚い風呂水割の腐った青汁・・・飲んだら死ぬんじゃない?】

〈飲んだ2人が失神したのです〉

 そのままゴミを捨てるかのように2人をこのカーゴトレーラーの外へ・・・。

【本当にゴミ扱いね】


「それでラウジー、このマ・ペットどうするの?」


【あのマ・ペットはふてくされた態度って感じね】


「ふん! 絶対喋らないもん!」


【まるでお菓子買ってもらえなくて拗ねている子供ね】

 そんなマ・ペットさんをラウジーさんは・・・


「ハンク、コレを」


マ・ペット用の檻を目で見ながら言う直美さんにラウジーさんは無言で救急箱程の小さい箱を傍にいるハンクさんに渡しました。


「コレは?」


「医療班が開発したマ・ペット用自白剤の試作型だ。医療班から実証結果が不十分と言われている品物だ。良い機会だからこのマ・ペットをデータ収集に利用しようと思う。ハンクこの自白剤を」

「分かった」


 側近のハンクさんはラウジーさんから箱を受け取って中の注射器(自白剤)を取り出しておりの中のマ・ペットさんの元へ。


「ひ、ヒィーーー⁉ そ、そんなの反則よー‼」


〈あの鳥マ・ペットは檻の中でジタバタ暴れているのです〉

【そりゃあ、これから自白剤打たれるんだもの。どんな副作用がでるか分かったもんじゃないわよ】

 な、なんだか捕獲した自分が悪い気がしてきました・・・。

【別にハルちゃんは悪くないでしょ。そもそも誘拐しようとした相手だし】

 そうなんですけど、ラウジーさんが用意した薬だと思うと同情的に・・・。


「鬼―――! 悪魔―――! この顔はきっと性格悪くて男性レベル貧乳の家系なのよーーー!」

「あ、ハンクさん。このマ・ペットさんが自白剤の量を10倍にして欲しいそうです」

「嫌よーーー⁉⁉⁉」


【アレ? もしかしてあたし達ハルちゃんと間違えてラウジーの中に入っちゃった?】

〈嫌なのですー! アイちゃんはハルちゃんの中がいいのですー!〉

 お2人共何を言っているんですか?

 わたしは黒場ハルですよ?

PS4以降のトロフィー機能に取得時の画像が自動で撮られる。

だからバイオのトロフィーでプラチナトロフィー取る時にカッコよく撮れるように頑張っているがそれでも撮れなかった時も多いので別アカウント作って新たに撮り直して上手く撮れたら嬉しい気持ちになる。

優先順位?

もちろんこの投稿・・・ではなくバイオです。


ラウジー「アメリカで一番人気のゲイバー店か。このゴミ投稿者がそちらの店で1年働きたいそうだ」


ゆるしt

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