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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第2章・Not A Hero
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準魔法少女と非英雄・4

【その言葉にまた会場内がザワついたわね】

 高官の人達はレナちゃんが最高位を継いでくれれば国は安泰だと思っているからでしょう。


最高位は(タキソクキマ)弟の(コノクノホ)ボコに譲る(ヒユヅウ)。ボコが1人で(ザミノイベ)行政を(ジョクテキヲ)行えるように(コソハケウヨクヒ)なるまでは(ハウラベマ)私が(ワナチザ)最高位代理(タキソクキバキイ)として国の(ノチネスヒホ)指導者として(チボクチャノチネ)立つ(ナヌ)もちろんその前に(ロニオントホラケヒ)兄上が更生し(カヒクケザソクテキチ)成果を上げて(テキサヲカゼネ)再び王位を(ムナナピコクキヲ)取り戻して(ノイロボチネ)くれるなら(スエウハア)それで良いと(トエベヨキノ)思っている(コロッネキウ)


〈また会場がざわついたのです〉

 よっぽどお兄さんに戻って欲しくない・・・いえ、レナちゃんに最高位を継いで欲しかったのでしょう。


お待ちください(コラニスバタキ)レナ(タラ)! ボコ様はまだ(タラマラバ)5才です(ゾタキベツ)! それに何故(トエヒハデ)貴方は最高位を(カハナマタキソクキヲ)継がないのですか(ヌザハキホベツサ)⁉』

ここで私が(ソソベワナチザ)最高位を継いだら(タキソクキヲヌキバア)兄上を(カヒクケヲ)陥れた(コノチキエナ)キノック元補佐官『達』(ロノモタサン『ナニ』)みたいに(リナキヒ)相手を(カキネヲ)精神的に(テキチンネシヒ)追い込んで(コキソンベ)自身の意見を(ヂチンホキセンヲ)通そうとする(ノコトクノツウ)馬鹿がまた(パサザラナ)現れるからだ(カアワエウサアバ)! 今回の兄上の(ソンサキホカヒクケホ)暴走も大元を(ポクトクロココロノヲ)辿れば(ナボエパ)兄上の事を(カヒクケホソノヲ)不服に思う(ムムスヒコロク)馬鹿共が(パサボロザ)兄上を(カヒクケヲ)精神的に(テキチンネシヒ)追い込んだのが(コキソンバホザ)原因だからな(ゼンキンバサアハ)そんな馬鹿共の(トンハパサボロホ)思い通りには(コロキボコイヒマ)させない(タテハキ)! 新たな謀反や(カアナハルモンヤ)反乱をもう(マンアンヲロク)許さない(ユウタハキ)! 幸い(タキワキ)弟の(コノクノホ)ボコもこの件には(ロソホセンヒマ)承諾してくれた(チョクバスチネスエナ)


【・・・もしかして弟のボコ君を呼ばなかったのはコレ?】

 はい。

〈どういう事ですか?〉

【そりゃあ、あの大人しそうな性格の弟君がこの場に居たら『自分には無理です・・・』とか恐れおののきながら言いそうだし】

 そんな態度を見られたらレナちゃんの言っている事に説得力が無いですし、『弟も王位に相応しくない』なんて言われるでしょうし・・・。

【後で知ったら驚くでしょうね】

 この裁判の映像はボコ君もリアルタイムで見ているそうです。

 裁判には体調不良で欠席という事になっていますが。

【本当に『体調不良』になりそうね・・・。きっとブルブル震えながら観ているでしょうね】


『ボコが後を引き継いで(ザカノヲミシヌキベ)くれるから(スエウサア)問題ない(ロンバキハキ)もしくはそれまでに(ロチスマトエラベヒ)兄上が罪を(カヒクケザヌリヲ)償って(ヌズハッネ)成果を出して(テキサヲバチネ)再び王位を(ムナナピコクキヲ)取り戻して(ノイロボチネ)くれるなら(スエウハア)それでも良い(トエべロヨキ)。ボコが最高位に(ザタキソクキヒ)就くか(ヌスサ)それまでに(トエラベヒ)兄上が戻って(カヒクケザロボッネ)くるかの(スウサホ)違いだけだ(ニザキバセバ)

し、しかし(チ、チサチ)・・・』

それでも私に(トエベロワナチヒ)最高位を継げと(タキソクキヲヌゼノ)言うなら(キクハア)兄上に対して(カヒクケヒナキチネ)事件前から(ヂセンラケサア)中傷発言(ニュクチョクマヌゼン)をした者(ヲチナロホ)全員を(デンキンヲ)同罪として(ボクダキノチネ)処罰する(チョパヌツウ)‼ 異論があるなら(キオンザカウハア)明日以降の(カツキソクホ)王族相談所(コクドストクバンチョ)で受け付ける(ベクセヌセウ)‼ ・・・私からは(ワナチサアマ)以上だ(キヂョクバ)他に発言したい(モサヒマヌゼンチナキ)者はいるか(ロホマキウサ)?」


 会場のほとんどの人達はレナちゃんと隣の人の顔を交互に見るのを何回か繰り返して・・・何か言いたそうですが誰も反論しませんね。

【レナちゃんの兄が暴走する前に誹謗中傷した者を処罰するって発言か効いたからなのかしら、あの場で兄を批判していた輩は全員反論できないって感じね】


これにて(ソエヒネ)閉廷とする(メキネキノツウ)‼』


 レナちゃんの号令で皆が立ち上がって、それぞれの出入り口に向かいました。

〈皆納得したんですか?〉

 納得はしていない人もいるでしょうけど・・・。

【異論がある奴は後日レナちゃんと対談だからねえ】

‐PIPIPI‐

 あ、カーゴ内のオペレーター用の通信機にコール音が。

【ラウジーや直美班長も居るけどハルちゃんが出ていいの?】

 一応わたしも警察関係の人間なので出て良いと言われています。

 重要な内容だったら場合によっては責任者の直美さんに代わるように言われています。


「こちら異世界兵器対策班です」

『・・・黒場か? 丁度いい』


〈モニターに黒須君が映ったのです〉


「黒須君⁉」

『・・・お前、レナを庇いたいからって風一さんを利用したな?』

「そ、それは・・・」

『まあ、風一さんを脅迫したって訳じゃないからまだいいが・・・』


 まだいいと言う割には口調に怒りがこもっている気が・・・。


『だが覚えておけよ。たとえ風一さんの頼みでも俺が必ず思い通りになるとは思うなよ。風一さんの頼みでも戦場にスカート穿く馬鹿や痴女と仲良くするつもりは無いし、死ねと言われても死ぬつもりはない。・・・風一さんをもう巻き込むなよ。マジで風一さんに頭を下げさせるな。・・・いいな?』

「は、はい・・・」

『さっき緊急の任務が入ったから切るぞ』


〈黒須君の後ろに誰かいるのです〉

【あ、風一君?】


『もう行くの黒須君?』

『ああ。この付近で事件が起きたらしい。レナは今後の事で忙しいから俺が行くって事になったよ』


 確かにレナちゃんは弟のボコ君への説得やら明日の相談所での予約とかで忙しいでしょうし。

【弟君の説得は時間かかりそうだしね】

〈あ、黒須君がもう行っちゃったのです〉

 代わりに風一さんがモニターの前に。


『やあハルちゃん。上手くいった・・・のかな?』

「はい。お忙しい中すみませんでした」

『いや、僕は大丈夫だよ。それよりレナちゃんのお兄さん、更生施設に行くって事になったけど大丈夫かな?』

「それはバッツさんの頑張り次第だと思います。・・・でも風一さんの言う通りの人なら乗り越えられると思います」

『・・・そうだね。信じるだけなら無料(タダ)だし。それに信じていれば彼が異世界の料理を奢ってくれる楽しみもできるしね』


【そういえば裁判でも食事の約束をしていたって言っていたわね】

 よほど楽しみにしていたのでしょう。


『でも黒須君には悪い事をしたかな・・・。黒須君にしてみれば彼に殺されかけたんだから』

「黒須君は風一さんが悪いとは思っていないですよ。むしろ風一さんが裁判で黒須君に頭を下げた事に罪悪感があるくらいだと思います」

『どうして黒須君が?』

「黒須君、風一さんの事を英雄と思っているくらいですから」

『あ、もしかして本気だったの?」

「え? 知らなかったんですか?」

『慕ってくれていたのは知っていたけど・・・まさか僕が英雄って発言が本心だったなんて驚きだよ』

「黒須君、過去に努力が報われなかった事があったので・・・。過酷な現実を乗り越える風一さんが輝いて見えるんだと思います」

『報われなかった過去? 何があったかは知らないけど・・・黒須君も苦労していたんだね。でも、黒須君だって戦場で頑張っているのに?』

「黒須君は自分の力で栄光を掴みたいんだと思います。7宝具の力で成果を出しても道具の力という認識なので・・・」

『自分に厳しいんだね。でも、道具の力でも結局頑張るのは自分なんだからそこまで卑屈にならなくてもいいと思うんだけどなあ』

「それだけ過去に不遇な扱いをされたので・・・。でも、風一さんがそう言って褒めてくれたら黒須君も喜ぶと思います」

『僕が? ・・・分かった。今日はこれから用事があるから帰るけど、もし今度黒須君とゆっくり話す機会があればそう言ってみるよ』

「お願いします」


 恐らく風一さんが言うなら黒須君も喜ぶと思いますし、今後の自信に繋がると思います。


『それじゃあ、僕もこの後用事があるからもう帰るね』

「お忙しい中すみませんでした」

『いや、大丈夫だよ。それじゃあ』


〈モニターの画面が真っ黒になったのです〉

【これで一件落着・・・かしら?】

 バッツさんが更生施設で問題を起こさず更生してくれれば本当に一件落着だと思います。



・AM9時10分:警察署 霊安室

「どうして・・・どうしてこんな事に・・・」

「兄上が死罪から逃れられた礼に来たのに・・・」

「・・・風一さんからの遺言書に答えが載っている・・・」

本当に異世界語翻訳めんどくさい・・・。

今後は全部『×××』と表記しよう。

・・・うん!

問題無いな!!!


ラウジー「カエデ、この底辺投稿者が築80年の空き家に生えているキノコが食べたいそうだ」


そ、ソレはタマゴテングタケじゃ・・・

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