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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第2章・Not A Hero
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準魔法少女と人質・2

〈さっそく治療なのです!〉

【この液体、どうやら沈痛効果もあるみたいね。足無くなったのに液体を浴びた途端大人しくなったわ】

 次は風一さんを!


「うぅ・・・アレ、痛みが・・・?」

「あ、よく考えたら一般人の方にこの液体使って良いのでしょうか? 一応異世界兵器扱いですし・・・」

「大丈夫だ黒場。風一さんの父親は警察関係者で異世界兵器関連の担当だ」

「もしかして人質になっていたのも?」


【あら、黒須君の表情が急に嫌そうに?】


「その事はこのテロリスト達全員を連行してから話す・・・」


 な、何か複雑な事情がありそうで怖い・・・。

‐ドドドドド‐


「な、なんだ⁉」


〈急に揺れだしたのです!〉


「地震⁉」


【地震にしては揺れ方が不自然ね。むしろ爆発か何かが起きたって感じの揺れね】

‐ドゴン‐

〈ゆ、床からでっかい手が出てきたのです!〉


「ツオソマチャクヒュンチ」


〈でっかい顔も出てきてなんか知らない言葉を言っているのです!〉

 這い上がってきた人・・・の形をした生物は全長5Mくらい、日本の昔話に出てくる鬼みたいに大きくて赤い肌、恐らく知能のある生物兵器でしょう。

〈顔も鬼と猛獣を合体させたみたいで不気味なのです!〉

【あら、右手には大男の体格に合わせ合体させた大きいチェーンソー・・・しかも既に起動しているわね】

〈ブンブン音を立てて怖いのです・・・〉


「・・・黒須君! 風一さんをお願いします!」

「黒場⁉」

「レナちゃん! 弟さんを絶対守って下さいね‼」

「ハル・・・⁉」


【どうする気?】

 もちろんわたしが戦います!

 黒須君もレナちゃんも大切な人を守るのに専念したいと思います。

 万が一、流れ弾が黒須君とレナちゃんの大切な人に当たらないよう2人にはそっちに専念してもらいます!

【あら、やる気満々ね。まあ、ソレは敵も同じみたいだけど】


「あヴァあヴァあ‼‼‼」


〈チェーンソーで斬るつもりなのです!〉

【ハルちゃんの頭上から振り下ろして真っ二つにするつもりよ。早く避けなきゃ】

 避けるつもりはありません。

 避けたら黒須君とレナちゃん、そして2人が守りたい人達に矛先が向くかも知れません。

 だからわたしが盾になります!

黒須君とレナちゃんには近づけさせません!

【ならどうするつもり? もうハルちゃんの真っ二つにする気満々よ】

 チェーンソーは武器で防ぎます!

〈錫杖で防ぐつもりですか⁉〉

‐ヂヂヂヂヂッ‐

【・・・錫杖でチェーンソー攻撃防ぐってとんでもない光景ね】

 錫杖と言っても7宝具です!

 7宝具を超える兵器が未だに作成されていないなら防げるハズです!

〈それにハルちゃんも7宝具でパワーアップしているのです!〉

 はい!

 だから押し返します!


「ええいッ!」


【凄いわね。防ぎ返すなんて・・・。敵がよろめいているわ】

 錫杖のトリガーで・・・!

〈チェーンソー部分を攻撃するのですか?〉

 そうです!

‐ボン‐

【ハルちゃんの7宝具、先端の宝石から出る光線も凄いわね。チェーンソー部分がキレイに無くなっているわ】


「ガガガッ!」


【でも痛みを感じないのかしら? 苦しんでいるようには見えないわ】


「ナシベキテキタ」

「ええ⁉」


 う、腕が再生⁉

【再生した腕はチェーンソーでは無いけど1M程の長さの鋭利な爪・・・チェーンソーとは別の意味でヤバそうね】

 ・・・エイリアちゃんの茨で攻撃しますので協力して下さい!

【ええ構わないわ。また痺れさせる毒も追加?】

 はい!

【任せて♡】


「てえい!」


〈トゲトゲの鞭で拘束成功なのです!〉

【さっそく毒注入・・・と】


「ボガガ・・・」


〈急に大人しくなったのです〉

 ・・・この状況なら。

【あら、空のマーロヒィ・ポーウ? 何に使うの】

 封じ込めます!

〈倒さないのですか⁉〉

 ・・・恐らくこの生物も利用されていただけだと思います。

 喋れる程の知能があるという事は悪事を働くよう『教育』されたという事だと思います。

 でも今捕獲してもラウジーさんの事だから即処刑か人体実験にされると思います。

 なら、いっその事封じ込めて・・・。


「ググ・・・キハタオソデハ・・・?」


〈? 敵が不思議そうな表情をしているのです〉

 ・・・マーロヒィ・ポーウを投げます!


「ガ・・・ア・・・」


【へえ、空のマーロヒィ・ポーウを投げて当てたらその球体の中に封印できるのね】

 ただし、身動き出来ない生物だけです。

【確かに、それ使って楽できるなら一般の警察もそれで事件解決しているでしょうしね】

〈この怪物はハルちゃんが使ったらどんな能力が使えるのですか?〉

 マーロヒィ・ポーウは封じ込めた生物の長所だけが身体に付くので恐らく再生能力が上がるかも知れないです。

〈ハルちゃんが不死身の魔法少女にパワーアップなのです!〉

 ですからわたしは魔法少女ではありあません!


「やるな黒場。他に生物兵器が居ないなら外で待機している機動隊の人達に来てもらってテロリスト達全員連行して・・・あッ」


〈あ、また逃げ出そうとしている悪党が一人いるのです!〉


「この野郎!」

「待って下さい黒須君! ここはわたしが!」


【どうするの?】

 こうします!

【錫杖を投げてどうし・・・ああ、それで気絶させるのね】


「ガガッ・・・チ、死ぬ(チフ)・・・」


【ちょうど尻・・・肛門部分に当たったわね】

錫杖の最後部の石突部分なので死ぬ心配は無いと思います。

〈お尻の穴に刺さったっぽいですし逃げたテロリストは気を失ったのです〉

 でも銃で撃つよりは死ぬ確率は低いと思います。

 わたしの錫杖の射撃だと黒須君の銃より威力が高いので。


「くくく黒須君! あ、あのナコの親友ソックリな子、顔だけでなく性格も狂暴なの⁉ まさかナコの親友みたいにイジメグループ全員を皆殺しするような凶悪な子なんじゃ・・・⁉」

「だ、大丈夫だ風一さん。黒場はそんな危ない奴じゃないしむしろ温厚な性格だ。・・・多分・・・」


 ナコとかその親友などのワードも気になりますがどうして黒須君の返答が『多分』なのでしょうか?



PM15時18分:アイアンズ教会前

【アッサリ確保できたわね】

 黒須君とレナちゃんのおかげです。

 わたし1人だったら人質取られた時点で何もできなかったと思います。

【ガイン=オーンと逃げ出そうとして黒須君とハルちゃんの制裁を受けたテロリストは救急車で既に搬送されたし、捕らえたテロリスト人達も手錠をされて次々と護送車に乗せられているわね】


「さっさと歩け!」


【グズグズしている奴は入口付近の強面の警官に警棒で尻をひっぱたかれているわね】

 地獄行の番人みたい・・・。

〈おや? 1人だけ護送どころか手錠されていない人がいるのです〉

 あの人は小島健司(こじまけんじ)という人ですよ。

【確か警察署でテロリストが言っていた唯一の一般人とか言っていたわね】

 警察の方達に取り囲まれていますが本当にテロに関与していないならすぐに開放されると思います。

【確かにこの状況が理解できていないような表情ね】

 本当にテロに専念するために雇われたのかも知れませんね。


「黒場、助かったぜ」

「え?」


 いきなり黒須君がお礼?


「お前の治療用液体のおかげで殺人のカウントが増える事が無かった。アレが無かったら俺が撃ったテロリストやガイン=オーンは死んでいたと思う。助かった」

「そんな・・・。わたしこそ、人質を取られた時はどうしたらいいか分からなくて・・・」

「まあ、普通はそうだよな。俺もレナも人質が死ぬリスクは覚悟していた・・・」

「でも結果的に・・・」

「結果だけ見ればな。勘の良いテロリストは俺のフェイクに気付くかも知れない・・・本当に賭けだった・・・。レナだって本心では弟人質に取られてあんな事はしたくなかっただろう」

「わたしは、それでも黒須君達は間違っていないと思います。少なくともわたし1人だったら何もできなかったと思います・・・」

「まあ、結果を重視するならそれでもいいが、それでもお前がいてよかったと思うぜ。レナだってお前が居なかったら弟を抱きしめる時に7宝具を外せなかっただろうしな」

「黒須君1人で敵と味方の監視は難しいですよね・・・」

「ああ。レナに文句を言いたいがアイツの弟の年齢考えると・・・な」

「弟さん、5才くらいですし、仕方ないですよね」

「へえ、黒須君って女の子に優しいんだね」

「風一さん?」


【ハルちゃんの液体ですっかり元気になったわね】

 会話も普通にできるようになってよかったです。


「だって、黒須君は戦場にスカート穿く女の子を馬鹿とか痴女だとか言っていたからてっきり女嫌いかと」

「風一さん・・・俺は戦場にスカートやコスプレするような馬鹿や痴女が嫌いなだけだよ・・・。日常生活で普通のスカート穿いている女を軽蔑したりはしない」

「そうなんだ。だからそのナコの親友ソックリな子に今優しく・・・」

「なこ?」


 そういえば地下でもわたしの事をそのナコという人の親友ソックリって言っていた気が。


「ああ、ナコは僕の好きなアニメの女の子の事だよ。僕彼女の大ファンなんだ。君はそのナコの親友にソックリなんだ。顔立ちも近いし髪型も彼女と同じショートで銀髪だし、むn・・・色々ソックリだよ」

「・・・今『胸以外』って言おうとしましたね?」

「な、なんの事かな?」

「目を逸らしましたね?」

「あ、いや・・・」

「・・・黒場、もう許してやってくれ。風一さんも悪気があって言ったわけじゃない」

「・・・黒須君がそこまで言うなら・・・」


【あら、許しちゃうの?】

 今日の任務はほとんど黒須君とレナちゃんの功績です。

 功労者の黒須君の意見はできるだけ聞きたいです。


「風一!」


〈おや? 偉そうなおじさんが来たのです〉

【年齢は40代後半・・・いえ、50歳超えてるかも知れない年齢ね】

 警察の制服、それも上層部が着そうな感じの服なので地位の高い人でしょう。

〈な、なんだかすごく怖い剣幕でこっち・・・風一さんの元に近づいてくるので怖いのです・・・〉


「この大馬鹿者‼」

この小説投稿初めてもう1年と2ヵ月経っているんだな・・・。

全然文章表現能力上がってねェ・・・。

やっぱりバイオハザードで遊ぶの優先しているからかなあ・・・。

でもやめられない止まらない。

バイオハザード好きな人なら分かるハズだ・・・。

自分が殺されるかも知れない恐怖とそれを倒した時の快感・・・病みつきになるのは仕方ない。


看護婦「先生、あの人さっきから同じ事何回も・・・」

医師「Mrラウジーによるともう手遅れだそうだ。場合によっては心臓や肝臓移植が必要な患者の『素材』にして良いそうだ」

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