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準魔法少女  作者: ザキ・S・レッドフィールド
第2章・Not A Hero
33/54

準魔法少女、教会へ

・PM15時02分:アイアンズ教会前

 ここがアイアンズ教会・・・外見は普通の宗教施設なのに・・・。


「こんな清楚感溢れる建物にテロリストが密集しているとは誰も思わねえな・・・」


 すでに戦闘服に着替えた黒須君の言いたい事は分かります。

〈まるでお姫様が住むお城みたいにキレイなのです〉

 看板には『貴方の悩みや不幸、神と共にお聞きします』という言葉、杖をついているお爺さんの手を取って一緒に歩く若い男性を表現した白い銅像など、どう見ても人を不幸から救う施設にしか見えませんから・・・。

【それよりハルちゃん、貴方も黒須君と同じ戦闘服だけどいいの?】

 どういう意味ですか?

【せっかくだから露出度の高い服で行けばいいのに】

 ココはそんな恰好をする場所ではありません。

【何を言っているの? 黒須君に女の魅力をアピールするチャンスよ】

 黒須君は戦場で色仕掛けにかかる人ではありません。

〈そうなのです! 魔法少女をイタイ子という悪い奴なのです!〉

 現に昨日の訓練試合、挑発目的とはいえ、スカートで戦ったレナちゃんをかなり侮辱していましたし、同じくスカートで戦っていたというレナちゃんのお母さんの事も快く思っていないみたいでした。

【あらそうなの? 年頃の男の子にしては真面目ね】

 それだけ戦場での黒須君が真剣という事ですよ。


「待たせたな」


〈レナちゃん、思ったより早かったのです〉

 昨日と同じ服装です・・・でも・・・。

〈スカートの下に黒いスパッツを穿いているのです〉

 な、なんだか不機嫌そうですね・・・。

【黒須君を睨みつけているわね】


「スカートの下にスパッツを穿いた‼ これで文句はなかろう‼」


 スパッツを穿いているけど服装は昨日と同じ、私と黒須君の意見は聞いたけどお母さんの意志も継承したいからこのような形になったんだと思います。


「ああ分かった。文句は言わないでやる」


【あら、黒須君はそれでも不満そうね】

 スカートで出撃する事自体が遊び感覚・・・いえ、気が緩んでいるという認識なのかも知れません。

〈ワガママなのです!〉


「3人共揃ったみたいね。・・・ハルちゃん、本当に大丈夫?」


 鈴さん、最初はわたし達3人で突撃させるつもりだったみたいですけど・・・。


「大丈夫です!」


 わたしは自分1人で突撃する事を志願しました。

 厳密には突撃する警察の機動部隊の先頭に立っての出撃なので『1人』というのはよく考えたら違いますね・・・。

〈本当にいいのですか?〉

 黒須君はテロリストを二人も確保、レナちゃんもテロリスト発見や異世界の言葉を翻訳などの貢献をしたのに対してわたしだけ苦労していないのは不公平ですし。

【そんなに気にする事でもないのに・・・】

 いいえ、仲間だからこそこういう時にケジメを付けなきゃいけないと思います。

 それに、アイリスちゃんの力を借りれば倒したテロリストを誤って殺傷してしまう確率は大幅に下がりますし。

【ああ、黒須君やレナちゃんに殺人を犯させたくないのね】

 2人共テロリストでも殺すのは嫌なハズです。

 特に黒須君は今まで殺した相手の人数を数える程・・・もう数える必要が無いと証明したいですし、色々な意味で今はわたしが行くのがベストだと思います。

【そう。ならあたしも協力するわ】

 協力ですか?

【あたしの茨は毒も出せるし拘束もできるわ。それにハルちゃんの電撃を帯びるマーロヒィ・ポーウと組み合わせれば射程で有利になれるし相手を気絶させる事が出来るわ】

 ・・・確かにわたしの7宝具の武器で攻撃するよりは安全かも知れませんね。

〈アイちゃんも頑張るのです!〉

 はい、お願いします。


「成果を期待しているよ、ハル。さて、僕は帰宅させてもらうよ」

「え? ラウジーさん、帰るんですか?」

「ああ。後は1課に任せる。それに先程メールでメイが『酒を飲ませろ』と催促という名の迷惑メールが送られてきたから大人しくさせに行く必要がある」

「・・・メールの送り主の人は20代後半の女性ですよね?」

「実年齢と一致するのは肉体『だけ』だという事だ」


 そう言ってラウジーさんはいつもと変わらない表情でその場を立ち去りました。

【銀色の軽自動車の助手席に乗ったわ。ラウジーにしては地味な車に乗るのね】

〈高級車の後ろの席に乗っているイメージがあるので以外なのです〉

 きっと意味なく目立つ事はしない主義なんだと思います。

 それこそ高級車に乗ったら注目されるのでそれが嫌なんだと思います。

【確かに相手を威圧する事はあっても自己顕示をするタイプじゃないわね】

 誰に対しても高圧的なのは実力と権力があるからこそなのだと思います。

 甘い態度を取るとラウジーさんの権力を利用しようとする人とかいそうですし。


「ハルちゃん、準備はいい? もう機動部隊は準備OKよ」

「はい! 大丈夫です!」


 鈴さんによるとまず機動部隊の方々と一緒に施設のメインホールに入り、テロリストの人達が武器の使用や抵抗をしようとしたら先頭のわたしだけが戦い、無力化したら機動部隊の方達が拘束し確保する・・・という内容でした。

〈機動部隊の人達はなんで一緒に戦わないのですか?〉

 異世界兵器を持っていたら機動部隊の方達の命に関わるかも知れないからです。

 わたしは7宝具を所持しているから攻撃を受けても致命傷になる事は無いと思うので。

【というかメインホールへの扉はそんなに大きくないからどのみち全員で突撃は無理だからハルちゃんが最初に突撃する事になりそうね。・・・ハルちゃんの両サイドに1人は同行できるけど】

 どのみちわたしが行くのには変わりません。

【まあ、いざとなったら外で待機している黒須君やレナちゃんがフォローしてくれるから大丈夫よね】

〈もう2人共ハルちゃん同様7宝具を装備しているのです〉

 機動隊の方達の命に関わる事があるなら頼らせてもらいます。

 でも・・・

【分かっているわ。そんな甘えた考えはしないつもり・・・でしょ?】

 はい!


「じゃあさっそく出撃し・・・え?」


 鈴さん、どうし・・・あ!

〈ホールのドアから人・・・ではなくロボットが出てきたのです!〉

 一瞬、わたしも人間の男性かと思いましたが目はモノアイで寒い季節なのに上半身裸ですし腕などの関節部分は露出した機械が見えていますし。

手には・・・大型の銃器⁉

【アサルトライフル、けっこう新型ね。どうやらこっちが包囲しているのに気付いて先手を打とうとしているようね。


「そうはさせません!」


〈突進してどうするつもりですか⁉〉

 こうします!

〈それは、マーロヒィ・ポーウ⁉〉

【手の中に溶け込んで・・・初めて見るけどすごいわね】

 コレで攻撃します!

〈ハルちゃんパンチなのです!〉

 恥ずかしい名前を付けないで下さい!

【というかパンチじゃないわね。敵の頭を鷲掴みにしてどうするつもり・・・あら、敵の体中から火柱が噴き出ているわね】

 電気の力を宿したマーロヒィ・ポーウを使ったので相手には強力な電流が流れているのです。

【あら、実際に見るとスゴイわね。ますますあたしのマ・ペット能力と組み合わせたくなったわねえ】


『ガガ・・ンヘル・・・』


〈そのまま地面に倒れたのです〉

【電池切れ寸前のオモチャみたいに痙攣しているわね】


「でかしたわ! ハルちゃん! 早く中のテロリスト達を逃げ出す前に捕らえて!」

「はい!」


〈テロリスト達は逃げる準備をしているんですか?〉

 こちらの包囲に気付いたのに送ったのがロボット兵士一体、すぐに逃げるルート・・・地下への隠し扉とかに逃げた可能性があります。

【あら、機動隊の2人が銃を構えながら蹴りで扉をこじ開けたわ】

 わたしものんびりしてはいられません!

〈GOなのです!〉



・PM15時07分:アイアンズ教会 メインホール

〈ホールの奥、教壇の前の床に地下へつづくと思われる階段があるのです!〉

あそこから脱出するつもりなのでしょう。

【ホール内に人気は無く、残っているのは今その階段を降りようとしている二人の男性のみ・・・既にほとんどがその階段から逃げ出したようね】

 まずは今目の前にいるテロリストを捕らえなくては!

【なら、あたしの出番ね】

 な、何を?

【あたしのマ・ペット能力の出番よ。茨を出してあのテロリスト共を拘束するの。さっきの電流と組み合わせれば一撃よ】

 いえ、あの電流は人間相手だと即死級なので・・・。

【そう。ならあたしが代わりに毒を出してあげる】

 毒?

【ええ。相手を1時間後にじわじわ苦してから死なせる毒と単に痺れさせて気絶させる毒の2種類あるわ。どっちが・・・って答えは後者よね】

 もちろん後者で!

【ならさっそく♡】

 て、手から棘だらけの白い茨が⁉


「⁉ バンハ⁉」


〈テロリストの二人の内一人を捕まえたのです!〉

【あら、片方はすばしっこくて捕まえ損ねたわ。まあ、とりあえず一人は『さっき言った毒』で痺れさせておくわね】

 捕らえたテロリストの人は一瞬苦しそうな表情をしましたが麻酔を打たれたかのように意識を失いました・・・。


「テハマヲクポキカ!」


〈もう一人のテロリストの男が刃物をもってこっちに走ってきたのです!〉

 エイリアちゃん、今捕らえたテロリストはそのままで・・・。

【どうする気?】

 わたしが無力化します!

〈ナイフがもうハルちゃんの目の前に⁉〉

 大丈夫です!

〈おお! しゃがんで回避! カッコイイのです!〉

 コレで・・・!


「ゴゴ・・・ら、ラスカ・・・」


【股間にパンチがクリーンヒット、やるわね】


「やるなハル! 見事な手際だぞ!」


 後からホールに入ってきたレナちゃん、仮面で表情は分かりませんが口調からして称賛してくれるのが分かります。


「く・・・黒場・・・?」


【あら、黒須君はまるで真面目な生徒がタバコを吸うのを目撃したかのような表情ね】


「さ、最後の股間へのパンチはマ・ペットにやってもらったのか・・・?」

「いえ、わたしの意志ですが・・・?」


 ど、どうしてそんなに驚いて?


「・・・顔以外ラウジーと似ている部分は無いと思っていたんだが・・・」


 な、何故その台詞を昨日からわたしは言われ続けているのでしょうか?


「お、お前、テロリストとはいえ相手をできるだけ殺したくないんじゃ・・・?」

「そ、そうですけど?」


 確かに7宝具を装備して腕力は上がっていますがわたしそんなに殺傷力のある行動しましたっけ?


「どうしたの⁉ 早くテロリスト達を追って!」


 あ、そういえば!

〈急ぐのです!〉

バイオのRE:2とRE:3、7とヴィレッジをPS5用にアップグレードしたらロード時間の短さに感激!!!

ただセーブデータは引き継げたけど一部トロフィーは取り直し・・・やるしかない!

なのでこの投稿もやめて優先する!!!


ラウジー「ケンジロウ、この低レベル兼無能投稿者が君が1年以上洗わず使い続けた靴下の匂いを嗅ぎたいそうだ」


だ、誰かブルーハーブを・・・。

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