第一部 -遭遇3-
おはようございます。こんにちはこんばんは。
月曜日にはーと思ってたのがもう水曜日…あれーーー?
まぁ、それでもようやく4回目の投稿です。
どうぞどうぞ楽しんで頂ければ幸いです。
帰り道。
わたしと蓮はいつもの通りの通学路をいつものように二人で歩いていた。
「なんもわかんなかったねー」
「そうなー」
なにか分かるかもーと曜を捕まえて話を聞いてみたものの、あの女の子は普通の幽霊じゃないってことで落ち着いたが、それ以上のことはなにも分からなかった。
結果、分からない3人が集まっているのだから、それ以上どうなるというものではない。
幽霊だよ、悪霊だよって騒いだ挙句、宇宙人かもとか、透明人間なんじゃないかーとか、なにかの実験体に違いないとか、あっちこっちに話はすすみ、話はまとまらないまま解散となったのだった。
しかし、その場のノリで大騒ぎしてみたものの、知らず知らずのうちに3人が3人とも感じていたと思う。
あの女の子から邪悪さというか、悪いもののような気配がなかったことに。
だから、この異常な事態にも意外と落ち着いて意見を交わしたり出来ていたんだと思う。
それでも、先生に直接伝えることはできなかったけれど…。
もちろん、先生に伝えようかという話も出たには出た。
先生に何か知らないかと聞いてみようと思ったには思った。
でも…
シュミレーション1
「先生先生、先生の後ろに女の子が立ってますよ?」
「なに言ってるんだお前は」
まともに取り合ってくれる気がしない…。
これじゃ間違いなく変なヤツだと思われて即終了。
シュミレーション2
「先生先生、最近変なところ行きました?心霊スポットとか…」
「実はさー・・・」
いやいやいや、絶対ないわー。
仮に心霊スポットに凸していたとして、生徒の規範とならなきゃいけない教師という立場でそんな事を言い出す先生ではない。と思う。
シュミレーション3
「先生先生、神社行きましょう!」
「…は?」
唐突に神社に誘われて、よしわかった!なんて言う人ももちろんいない。
却下。
そんなこんなで、するだけ無駄なシュミレーションだった。
実際に見えているのに、実際にそこに居るのに、それが認識できない人にはどう伝えたらいいのだろう。
きっと伝えられない、きっと伝わらない。
きっと。
考えれば考えるほど、ただ事実を相手に伝えるという事の難しさを感じたのだった。
「なぁ、瑠唯…」
「?」
「どうしたい?」
急な蓮からの問いかけにわたしは黙り込み少し考える。
んーーー
わたしは正直…99%が興味本位で首を突っ込みたいだけだった。
ちょっと待てとツッコミが入るかもしれないが、これが本音だ。
前にも言ったが、山崎先生は本当にいい先生だ。
でも
それでも
先生を心配する気持ちはほとんどなかった。
そのくらいあの女の子の登場はわたしをわくわくさせていた。
わたしたちは良くも悪くも同じ日々を繰り返している。
学校に行って勉強をして帰る。
クラスメイトたちとの楽しい時間。
そして蓮と過ごすかけがえのない毎日。
なんて普通。
誰かが『人生という物語の主人公は自分自身だ』と言っていた。
なのに、わたしの物語はこんな普通でいいのだろうか。
わたしの知る物語の主人公にはワクワクしてドキドキするストーリーがあり、魅力的なキャラクター達に彩られ、そして主人公は魅力的に輝くのだと思う。
でも、わたしの物語は普通なのだ。
いたって普通。
ありきたりな現実。
急に異世界に飛ばされることも無ければ、超能力が目覚めることも無い。
悪の組織が襲ってくることも、それを助けるヒーローが現れることも無い。
身内がスーパーロボットを開発していてそれに乗るような事もないだろう。
いたって普通のわたしの日常。
そんなわたしの人生。
でも、そんなつまらない人生なんてまっぴらごめん。
だからわたしはあの女の子が現れたことにとてもワクワクしていたし、とても興奮していた。
「わたしは…
わたしはもっと…」
一瞬の間を置いてわたしは口を開く。
「もっと首を突っ込みたい!」
その言葉を聞いて、蓮が苦笑したのは言うまでもなかった。
ここまで読んで頂き有難うございました。
世間はコロナ騒動の真っただ中。
自粛自粛で退屈している方も多いと思います。
わたしの仕事もずいぶんと暇になってしまい、執筆に時間を掛けられる…はずなのにいつもより投稿が遅れているのは何故でしょう…?
いや、ほんとすみません…!
頑張って書いていこうと思うのでどうぞ次回もお付き合いくださいませ。
感想などあればお気軽にどうぞー!
また、誤字脱字があればご指摘いただければ幸いです。
では、次回の更新をどうぞお楽しみに!