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平凡な世界の非日常  作者: 祀
1/10

プロローグ ー記憶ー

こうやって作品を書くことはいつぶりかなーと言う感じです。

元々趣味で書いていたのの延長なのですが、他の方の作品を読んでるうちに、自分でもまた書きたくなったので、思うがまま書いていこうと思います。

至らないところも多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。


 あなたの一番古い記憶はなんですか?

 楽しい記憶?それとも辛い記憶?

 中には生まれたころからの記憶を持っている人もいるとかいないとか…。

 


 わたしの一番古い記憶は普段の生活にあるような、なんてことない日常のなんてことない1ページ。

 

 春の幼稚園。

 幼稚園の園庭。

 園庭の端にある砂場で遊ぶ男の子。

 男の子から話し掛けられた言葉。

 

 これがわたしの始まりの1ページ。 


 わたしは一人の男の子を見つめていた。

 何をするわけでもなく、ただ見つめていた。

 いつからそうしていたのかは思い出せない。

 何故そうしていたかは思い出せない。

 わたしは彼を見守るかのように、隣に佇み、ただただ彼を見つめていたのだった。


 もちろん、そこは幼稚園。

 他の園児たちは、はしゃぎ、笑い、楽しそうに遊んでいたように思う。

 しかし、彼はそんな中、ひとりで夢中になって砂山を作っていた。

 まわりは騒がしかったはずなのに、そういった感覚は思い出せない。

 わたしのその記憶では、暖かな春の日差しも、春の爽やかな風も感じない色褪せた世界が広がっていたのだった。

 

 「ねぇ、一緒にあそぼう…?」 


 そんな中、わたしは彼から声を掛けられた。

 この瞬間、世界に色がついたように思った。

 色褪せた白黒のモノトーンの世界が、一気に鮮やかに色付いたようだった。

 わたしは大きく頷き、満面の笑みで答えるのだった。


「うん!」


 それがわたしの始まりの1ページ。

 始まりの記憶。

 今もはっきりと思いだされる私のはじめの記憶。

 この瞬間に生を受けたようにさえ感じるわたしの始まりの1ページ目。


 そして彼との出会いから、10年。

 彼との腐れ縁は続き、わたしたちは県内の同じ高校へと進学していた。


 


 

プロローグ、読み応えもない文章量ですが、次回以降はもう少し増やしていきたい…!と思います。

これから頑張って書いていこうと思うので、感想など頂ければ幸いです。

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