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イヴァンお兄様






「戻ったぞ。ほらヴェロニカ、お土産だ」


「イヴァンお兄様!あ、ありがとうございます」


「ん」




この方は次兄のイヴァンお兄様だ。


イヴァンお兄様は王国の騎士団に所属している為あまり家には帰らない。


しかし何かと手紙を寄越し、家族の様子を見に月に何度かは家に帰ってくる。そしてその度にお土産をくれる。



「お父様と兄さんは?」


「あいにくアイザックお兄様と父様は出掛けておりますの」


「そうか…じゃあヴェロニカ、俺に付き合え。茶でも飲むぞ」


「私で良ければ喜んで」








「…最近困った事はないか?」


「困った事?ですか?」



私の未来とか色々とあるけれどイヴァンお兄様を心配させる訳にはいかないわよね



「それならアイザックお兄様の距離感が近い事が今一番困っています」


「…ハァー…全くあの人は…」


「まぁ色々とありますがその位ですね」


「あれも困ったもんだが…まぁあまり困った事が無くて良かった」


「アイザックお兄様もイヴァンお兄様も何かと私の事を気にかけてくれますよね」


イヴァンお兄様は途端に顔をしかめ


「悪いか?」


と言ってきた。でも私は知っている、イヴァンお兄様は目付きが悪いだけで本当は家族思いの良い兄だと言うことを。でも私と一緒で素直になれないところがある。



そんな私もつい食い気味に


「そうは言ってはいないでしょう!ありがたいなと思っただけです!」


と、返してしまった。



「…チッ、まぁ良い。アイザック兄さんの他にも困った事があったらすぐに言えよ?」


「はい…あら、お父様達が帰って来たみたいですね。お兄様、行きましょう?」


「あぁ」







ーーーーーーーーーーーーーー





(ヴェロニカ)の背を見ながらこう思う


(コイツに冷たくなんか出来るかっ!!!)





イヴァン・モルティエ


モルティエ家の次男


本来であればヴェロニカに冷たく、将来敵対するはずであったが前世が『アリス・クラウン』の元プレイヤーである不良少年だった為少々変わっている。

前世の頃は素直になれず誤解されまくりの人生だったが『アリス・クラウン』をプレイした際ヴェロニカに同情、もっと素直になろうと決意したがその後他人と間違われ刺殺される。

転生してイヴァンになってからは前世より比較的素直になって、ヴェロニカにも優しくなった。

強面お兄様

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