ビックリしました!
僕は、ゆっくりと目を開けた。
見えたのは目覚まし時計。
あれ?僕確かゲームしてたんじゃ?
時間は7:00(金)
「ってやば!学校に遅れる!」
7:30までに、学校に間に合わなければ遅刻なのだ。
僕は着替えて、寝癖がついたまま
家を飛び出した。必死に自転車をこいだ、学校にはなんとか間に合ったが、汗をいっぱいかいたので2時間目の時には、汗が冷えていた。
「べぇくしゅ!」
豪快なくしゃみが教室中に響いた。
「どうした風邪か?日向」
先生がきいてくる。
「い、いえちょっと汗が冷えてしまって。」
「そうかそうか!青春の汗だきにするな!がっはははは」
先生は、豪快に笑った。
いやいや、わけわからないよ
僕は、苦笑いをしながら思った。
なんとか放課後まで耐えることができた。
すると、星姫が来た。
「おーいコーウ、ハヤトー帰ろー」
今日は、隼人も一緒に帰ることができる金曜日なのだ。
名付けて、<隼人ゴールデン>
「うん!」
「おう!」
僕と隼人は返事をして星姫のもとへと向った。
教室では、男子生徒が「羨ましい」「いいな〜」などと、こぼしていた。
学校の校門を出たぼくらは、スピリットダンジョンの話になった。
「ねえ、光、昨日買ったゲームどうだった?」
星姫が聞いて来た。
「いーやそれがねー寝ちゃったんだよ。」
僕は頭をかきながら言った。
「ふふっ、光らしいね」
星姫は、笑いながら言った。
「ちょいちょいお二人さん俺を仲間外れにするなんてひどくなーい」
「そうかな?スピダンのことだよ?」
星姫が、スピリットダンジョンの名前を出した瞬間。
「まじで!?コウ買ったのか!?ちょ、フレンド!ID!ID!」
隼人は、くいつきぐあいがけたはずれだった。
「う、うんでも少し落ち着いてハヤしかも僕まだはじめてないからハヤのID教えてくれたら嬉しいかも。」
「あ、そっかわりーわりー俺のIDは、153571・・・だ!メニュー開いて、フレンドのとこで入力してくれ!」
隼人は、目を輝かせながら言った。
「うんありがとう!あと僕の名前シャドーっいうからよろしく。」
「おう!俺は、テラだ」
僕は、IDをメモにしっかり記入した。
「星姫は、しないの?」
僕は聞くと、
「え?うーんどうしよかっなー?考えておく!」と、星姫は少し驚いた様子でこたえた。
「そっか、はじめたら一緒にやろうね!」
そうしてるうちに、家についていた。
「じゃあねー」
僕は手を振る。
そしたら二人は、手を振りかえしながら、
「またな!ID頼むぜ」
「バイバーイ、また明日!」
といいそれぞれの家へと帰っていった。
僕は、やることをすまして、ゲームを起動する。
すると初期設定もせず、草原に召喚された。
「あれ?どういうことだ?」
すると聞いたことがある声が聞こえた。
『シャドー!もうどこにいってたんだよ〜心配したじゃないか〜。』
シルフだった。
「シルフ!?じゃあ、やっぱり昨日の事は夢じゃなかったのか!?」
グローブを装備していた。
じゃあなんでゲートに入っあとの記憶がないんだ。ま、そんなことはいいや!
「でも良かった!それにしてもさーシルフちっちゃくない?」
そう、なぜかシルフの大きさが昨日よりもかなり小さくなってしまっていたのだ。
『そうなんだよ!なぜか力がでないんだよ。』
「んーどうしてかなー?町にいったら何かわかるかも!」
『うん、シャー君に任せるよ!』
僕はいきなりシャー君と呼ばれて驚いた。
でもなんか嬉しかった。
「うん!シル!じゃあ行こうか!」
『レッツゴー!!』
シルフは、少しシル呼ばれて何か嬉しそうに手を挙げて張り切っていた。
「あ!でもちょっと待ってくれない?僕の友達呼んでいいかな?」
『もちろんいいよ!旅は人が多い方がたのしいからね。』
そう言われると、僕はありがとう!と言ってメニューに開いてIDを入力した。
すると一分程待つと、隼人が現れた。リアルとそう変わりのない姿だった。
「おっす!こ、じゃなくてシャドー」
「よっ!は、じゃなくて・・・なんだっけ?」
僕メモしたのにもかかわらず、忘れてしまった。
「テラだ!まったく、お前らしいや」
テラがケラケラ笑った。
そしてテラの横には、もう一人女の子がいた。
「ねえテラ、その子は?」
「ああ、俺の友達」
するとその女の子が口を開いた。
「レイです。よろしくシャドー君」
レイという少女は、金色の髪で青い瞳をした明るい子のようだった。
「よろしく、レイ」
そして二人は握手をした。
「あ、あと僕のパートナーを紹介するよ!」
そういうと、テラが驚いた様子です。「パートナーもうできたのか?」と言った。
「うん、おーい」
僕が呼ぶと頭からヒョイと顔を出した。
「僕の名前は、し」
シルフが自己紹介しようとした時、
「シルフ!?」とテラとレイ大きな声でさせんだ!
「え?知り合い?」
僕はきくと。
レイがその質問にこたえる。
「いや、その子は、この世界で最強の4精霊の一人よ。」
その言葉には、さすがの僕でもかたまるしかなかった。