設定と精霊
ゲームのスイッチをいれた僕は、
いきなり目の前が真っ白になった。
するとゲームの<フェアリーダンジョン>というタイトルがでてきて、そのままキャラ設定へとうつった。
まずは職業、
職業によって使える武器と使えない武器があるらしいから慎重になる。
・ソルジャー
・ガンナー
・マジシャン
・格闘家
・シーフ
はじめに選べるのはこの5つ
強くなっていくうちに、新たなる職業がでてくるらしい。
・ソルジャーは主に剣などの、
近戦系の武器を使い多少魔法も使える。
・ガンナー主に銃などの遠距離系の武器を使う、魔法も多少は使える。
・マジシャン魔法で相手をなぎ払う。
・格闘家、魔法は使えないが。
攻撃とスピードに長けている。
・シーフ、素早い動きで相手を翻弄させる、高確率で、敵からアイテムなどを奪える。
と説明に書いてある。
散々悩んだ結果やっぱソルジャーがかっこいいと思った。
あのテレビで見た姿あれは、間違いなくソルジャーだった。
あんな風になりたいその思いを、ボタンにのせた。
次に、体のパーツ選びだ。
髪は普通におろし、色は藍色
目の色は紫と光という名前と正反対な色だった。
顔はできるだけそっくりにした。
「よしこれでオッケー!」
最後に、名前だ。
んー髪の色と目の色からしてこれかな?
<shadow>
「本名光なのに何でこうなったんだろうなまーいいか」
そして、決定ボタンを押した。
すると、何か光がやってきた。
「なんだこれ」
そういいながらその光に触れた瞬間。さらに光の輝きがまして、女の人の姿へと変わった。
「はぁ〜い私は、ナビ精霊の
んーなににしよう?」
「名前ないのになのろうとしたの!?」
思わず突っ込んでしまった。
「まーそんなことは、どうでもいいわ、さてこのゲームがどんなのかを簡単に説明しちゃうわよ。
これは、精霊の世界で冒険する・・・設定なの。そしてダンジョンを攻略して行き、そので得た手がかりをもとに、最大級のダンジョン<精霊達の楽園>を目指してもらうという・・・設定なの。ラストダンジョンを攻略した時何が起こるかは、誰も知らない。もちろん普通のダンジョンでも最後まで攻略するとお宝をもらえる・・・設定なのよ」
『この最後の・・・設定なのどうにかなんないのかなー?』僕は激しく思った。
まだナビ精霊の話は続いていた。
「あ!さっき普通のダンジョンを攻略して行き、手がかりをみつけるっていったけどね、そこにも手がかりがあるダンジョンとないダンジョンかあるから・・・」
「このためはまたくるのか?」
「気をつけるのよ、今あなた・・・設定なのを期待したでしょ?」
僕はこの言葉に少し腹が立った。
「うわ〜こいつちょーうぜぇ〜別に期待してなかったし。」
そして落ち着こうとして頑張った。
「でもここからは真剣」
ナビ精霊の雰囲気が突然変わった。
「ゲームないでは、何をやってを自由、殺し、強盗、何をやっても自由よ、警察というものを相手にすることになるけど。」
「捕まったらどうなるの?」
僕は警察というワードを耳にし反射的に質問した。
「すべて没収、装備、お金、そしてレベルやスキルも全て。」
「なるほど、リスクがでかいわけか」
そういうことだ、殺して、相手の装備などを奪えるが、警察に捕まれば全て0に戻る。
「そういうこと!だから私は、あんまりオススメはしないわ」
「そっかいろいろありがとな!」
僕は笑顔で言った。
「いーえあと今のところ、ラストダンジョンは、誰も見つけれてないわ!相当難しい・・・設定よ。他のゲームでいえばクリティカルモードよ」
ここは、あえてのスルーだ。
「お、ますますワクワクしてきたな、それじゃー説明も終わったみたいだし・・・・いくか!」
「うんわかったわ最後につっこんでくれなかったのはちょっと残念だったな」
するとナビ精霊の体がトンネルの様になった。
「シャドウあなたの冒険が今はじまるのよ、いってらっしゃい」
ナビ精霊の声が響く。
「ああ、君もなかなかうざかったけど、いろいろありがとう」
そう言って僕はゲートの中に飛び込んだ。
僕の冒険が今はじまる。