プロローグ
「もしも自分に能力があればどれだけ楽しいか、どれだけかっこいいのか」
こう思ったことはないだろうか。おそらく、人類の半分以上が思ったことがあるのではないのか。
しかし、その願いはどのような努力をしても手にはいるものではない。
だがどうしてもその夢を諦めることができなかった人間達がいる。
能力を使いたい。その願いを叶える唯一の方法それは、ゲームである。
そしてついに、レックス社によって開発された。
『スフィアグローブ』
企業秘密で詳しく構造などは説明出来ないが、グローブについてる。半球体のガラスによって、
まるで自分が、別世界へとダイブしている感覚になるらしい。全く信じ難い話だ。
そして、20XX年レックス社は、
『スピリットダンジョン』を発売し、ほとんどの店で品切れになった。これは、ゲーム界の伝説に間違いなく残るだろう。
そして、レックス社、
社長 龍神 不知火は、インタービューでこう言った。
「スピリットダンジョンの発売は、あくまで出発の準備にしかすぎない、私達レックス社の目標は、まだまだ先にある。クリアしたものがでた時、それでやっとスタート地点に立てるんだ!」
果たして目標とは、一体なんなのか、その目標の内容は、ほんの一部の者しか知ることができないのであった。