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石田君

作者: 黒瀧

ウザイ奴書きました。読んでくれたら嬉しいです。

俺の名前は前田英(スグル)、結構ルックスも良く、女の子にはモテモテ。

頭脳明晰で多少の悪もするプレイボーイだ。

しかし最近俺には悩みが有る。それは、先月編入して来た石田山春君の事だ。

彼は恐ろしい。授業中いつも鼻毛の手入れをしている。たまに

「ねぇ 出てない?」

などと鼻の穴を大きくしながら言ってくる。

正直ウザい。ってゆうかキモい。吐気がする。

彼は別に顔が良い訳でも頭が良い訳でも無いが何故か異様に女子にモテる。

そして昼食はいつも椎茸とコーラだ。

どんな組み合わせだ。何がしたいのか分からない。こんな奴が何故モテるのか謎だ。

そんな事を思っていると、今日も石田君は話しかけて来る。

「ねぇ 僕のミニ四駆知らない?」

「古っ!!」

思わず出てしまった。

だってミニ四駆だぜ?いつブーム過ぎたよ。小学生かよ。頭の中を駆け巡る。

石田君は驚いた表情で俺を見た後

「前田君がそんな奴だとは思わなかった!!」

って泣いて何処かに行ってしまった。

一体何なんだ?俺は何か間違った事を言ったか?訳が分からず、俺は頭を抱えた。

そこに俺の彼女、安西ヒカルが忍び寄る。

「石田君可愛そうじゃない 何であんな事言ったのよ」

「は?俺何かいけない事言ったか?」

「どんな些細な事でも人にとっては凄く傷付く事だって有るんだよ」

衝撃を受けた。頭の中が真っ白になった。

そうだ。俺は何毛に言った事でも、石田君にとったら死ぬ程傷付く事だって有るんじゃ無いか?

俺は馬鹿だ。クソだ。何も分かっちゃいなかった。俺は馬鹿だ。

次の日俺は石田に謝った。ひたすら頭を下げて。

すると石田君は俺の肩を叩いてこう言った。

「何で謝ってるんだい?それ今流行ってんの?僕にも教えてよ」

いつもの石田君だ。

だけどやっぱりコイツウザい。

読んでくれて有難う。実は前田も結構ウザいですよね?

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― 新着の感想 ―
[良い点]  キャラクターとストーリーにすごくインパクトがありました。面白いです。 [一言]  何だか元気になれました^^
[一言] 「どんな些細な事でも人にとっては凄く傷付く事だって有るんだよ」 確かにそうですよね。しかし、何毛……。
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