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Ⅰ金曜日の罠

事の発端は週末の仕事帰り、近頃結婚が決まった宮野さんに

「もう帰るんだよね、用事ないよね?」

と可愛い顔が恐ろしく見えるほどに危機迫る勢いで詰め寄られ、とっさに肯定してしまったのがいけなかった。


「人数確保ぉーっ!」

携帯電話を片手に叫ぶ彼女に私は事情を察した。"週末"と"人数"のキーワードで推測されるものはたった一つ。


飲み会とは名ばかりの合コンに違いない…!


私ももう24歳、結婚相手どころか彼氏も高校生以来ずっと縁がない。しかも唯一付き合った彼氏とは3ヶ月で自然消滅。


お互い本気じゃなかったのだろうと私は思ってる。


このままじゃ駄目かなぁ、くらいにしか思っていなかったし、今もその気持ちは変わらない。

面倒だけど、この機会だし久しぶりにちょっとだけ飲んで抜けようと思ってたのに。



まさか、ねぇ。

私が獲物だとは思わないでしょ。




こうして私はまんまと『罠』にかかってしまったのだった。





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