熱がある時は少し変な気持ちになる
あらすじ
アンデッドスラムでの一件でアンデッド課をまだ辞めない事にした光明は、アンデッド達の失われつつある心を取り戻すと社長に誓った
pixivでも投稿しております。キャラクターイラストも上げているので是非覗いてみてください
【母さんの話】
「おかえり。こう君」
「ただいま!おかーさん!」
「学校どうだった?」
「みんなとあそんだ!きょうはね、ともくんとたいちくんとおにごっこしたよ!」
「そう、、、楽しかったんなら良かった!」
「うん!ぼくがっこうだいすき!」
「こう君、、、」
「でも今日ね、いっくんがうそついてともくんおこらせてた、、、」
「こう君はどう思ったの?」
「うそつくのはだめだなって!でもいっくんはほんとうだってないてた」
「こう君は本当だと思う?」
「もちろん!だっていっくんはそんなうそつくやつじゃない!」
「じゃあ信じてみようよ。こう君は大事な人を信じてあげる人にならなくちゃ、、、!」
「しんじる、、、ぼくいっくんのことしんじてともくんといっくんなかなおりさせる!」
「偉いわ。こう君は、、、」
「おかーさん?」
「私は信じてあげられなかったから、、、あの人の事」
「あのひと、、、?」
「ううん!何でも無いわ。今おやつ持ってくるわね」
「わーい!きょうはなに?」
「今日は、、、」
その次の日母さんは急死した。
大事な人を信じる人になる事を俺に伝えてすぐに、、、
【浮かぶのは、、、の話】
「はっ!?、、、夢、、、」
久しぶりに見た、、、母さんの夢、、、
「、、、大事な人を信じる、、、」
大事な人たち。頭に浮かぶのは、、、
「てか今何時だ、、、うん?凄い着信、、、ってやべぇ!?」
課長からの大量の着信履歴が残るスマホは正午を示していた
「アラームかけ忘れてる!?俺のバカ!!!」バタバタ
取り敢えず課長に折り返しの電話をかけて会社に急がないと
【発熱×恋熱の話】
「遅刻してすみませんでした!!!」
「そんなー大丈夫だよ別に。ちょっと心配したけどねー」
「課長、、、本当にご迷惑を、、、」
「だから大丈夫だって!頭上げてよー!怒ってないから!」
「大丈夫だった?不詩君が遅刻なんて、、、本当に何かあったんじゃ、、、?」
「いや、、、ただの不注意だ、、、臼井君もごめん」
「それが心配なんだよ!?だってあの機械で出来てるんじゃないかってほど真面目な不詩君が不注意なんて、、、」
それ、、、褒めてるのか、、、?
「それより不詩君、顔色、、、悪いわよ」
「本当だ!真っ青、、、」
「そうですか、、、?走ってきたからかな!はは、、、」グラッ
「不詩君!」
「日向野!不詩君受け止めて!」
「おう!」ダッ
あれ、、、足に力が、、、
「すみません!?」ガバッ
「ひぇっ」ビクッ
「あれ、、、時見さん、、、?ここ、、、どこですか、、、?」
「ここは課長の住んでいる一室ですよ、、、不詩さん。倒れちゃったんです」
「倒れた、、、!?それって凄い迷惑かけて、、、!」
「迷惑なんかじゃないです、、、でもみなさん心配してましたよ、、、熱もあるみたいですし」
「熱、、、!?俺こう見えて小学生の時から発熱した事ないのに、、、!?」
「ふふ、、、」
しまった!いらん事口走ってしまった!?時見さんに笑われている、、、恥ずかしいっ!
「おっ、、、俺仕事に戻ります!」
「ダメですよ!今日は少し休んで帰って下さい」
「そんな、、、」
「それに不詩さん、凄くうなされていましたし。とてもじゃ無いけどお仕事なんてさせられません」
あの無口な時見さんが饒舌になってまで俺の事を止めている、、、俺やっぱりマズイ事しちゃったんだ、、、
「でもやっぱり、、、」
「、、、信じてください私達のことを」
「!!!」
そうだ、、、俺、、、
今信じて無かったのか、、、アンデッド課のみんなの事、、、
「母さんとの、、、約束なのにな、、、」ボソ
「約束、、、?」
「、、、時見さん、、、俺!」
「!」
そうして俺は社長との約束と亡き母さんとの約束の事を時見さんに話した、、、
「そんな事が、、、」
「今俺、、、信じて無かったです、、、アンデッド課の、、、みなさんのこと!」
「ふふ、、、やっぱり、、、」
「時見さん?何で笑って、、、」
「正直ですね、、、不詩さんって。普通そんな事、言えませんよ」
「そうですか、、、?最近よく言われるな、、、」
「そうですよ。そこが貴方の良い所です」
「え、、、」
開けた窓から風が入ってくる、、、俺の目の前には今、俺の目を見て微笑む女神がいた
「あっ!?」ドキッ
「どうかしました?」
「いや、、、そのあの、、、!!!」グゥンッ
「!?」
今の俺には後ろにのけぞることしか出来なかった、、、
「とにかく、、、不詩さんなら大丈夫ですよ」
「だ、、、大丈夫?」
「こんなに正直で優しい人に、、、悪い人はいませんから」
「!!!」
「なーんて、、、ちょっと照れくさいですね、、、ふふ」
「、、、ふへへ、、、」
何でだろう、、、今は時見さんの目を見れない、、、!
「それよりその態勢、、、キツくないですか?」
「いやぁ、、、キツイです、、、」
はい!キツイ、、、めちゃくちゃキツイです!!!
「起きられないなら起こしますよ?」ガシッ
「えっ!?まだ俺、、、!」
そんなっ!手なんか握られたら俺、、、!?
「せーの!」バッ
俺貴方のこと好きになっちゃいますけど!?
「イテテ、、、ありがとうございます、、、時見さん」
「腰、、、大丈夫になったらお家まで送りますね」
「はい、、、お願いします」
そうして俺は時見さんと2人で束の間のドライブに、、、
「はーい!課長でーす!」ガチャ
「課長!?」ビクッ
「お疲れ様です。課長」
「何だぁ不詩君そんな驚いちゃって!もしかしてやらしーことしてた?」
「してません!!!」
「ははっ!ごめんって!熱がある人には優しくしなきゃね。じゃあ今日はボクが送って行ってあげよーう」
「え、、、」
「じゃあ時見君はオフィス戻って良いよ!不詩君の看病ありがとうね」
「はい、、、お疲れ様でした。不詩さんお大事に、、、」
「え、、、」
「じゃあ、病院までひとっ走り行くか!」
「え、、、」
行けませんでした、、、
光明は果たして時見さんを振り向かせる事が出来るのか!?




