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感性なんて

作者: 武田道子

感性なんて



さらさらと青葉が

青空に散り散りになった純白の雲を

追い立てる


サラサラと私の失われた何かが

洗い立ての真っ青な空に

シャボン玉のように浮かび上がる


浮き彫りにされて残ったのは

蝉の抜け殻のような体

眠りから醒めることはもうないのか・・・


何も特別なものはない

何も特別なものはいらない

特別なもの、それは君の存在


振り返る

何かあるようで何もない

何もないようで、見えないとても大切なものがひっそりと隠れている

君が歩いた大切な一歩一歩


闇の中にふわりと灯る蛍のように

雨の夜に光る星たちのように

君は君を光らせる


とっくの昔に失くしたと思っていた

侵食されたか、退化したか

けれども君はいてくれた


風の動きは止まることはなく

涙は枯れてはいなかった

心の底の熾火が燃え尽くすことはなかった


冷たい草の上に寝転んで

空を仰げば

いつか雲になれること


話す言葉も読む文字も

心が感じられることに比べれば

どんなに少ないことか


感性なんて・・・・

・・思いながら

生きている喜びは些細なことから感じられる



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