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間違い転生者 ~異世界で素敵な仲間と生きて行く~  作者: 姫野 りぉ
第ニ章 チートな冒険者
21/57

宿屋で改革!


「アリサ┅起きろぉ┅」

「うっう~ん┅そんな時間なの?┅」

「ふぁ~眠いなぁ┅」

「わたしも┅寝るぅ┅」


っとまぁ毎日こんな感じで昼近く迄寝てる2人です┅

どうにか起きて下へ降りると何時も元気なミミが大きな声で挨拶する


「ナオトさん!アリサちゃん!おはよー!」

「ああ┅おはよ、何時も元気だな」

「ミミちゃんの声、うるさいの、耳が痛くなる」

「アハハ!ゴメンねっ?でももう直ぐお昼だよ」

「今日はちょっと遅いかな」

「今日も!でしょ?マッタク、冒険者の朝は早いのよ、それをあなた達は」


ブレンダは呆れていたのですよ、確かに朝は弱いと言ってたが?

冒険者の朝は早いとは?それは好条件の依頼を得る為に朝から必死なのだ


特に低ランク冒険者にとっては少しでも安全で簡単な依頼で高い依頼料金を取る為に早くからギルドにで張るのに┅


「俺達は良いんです、残り物で充分、依頼の数だけこなせばランクは上がりますから」

「そんな事を┅でも1日でランクが上がったのよね?」

「ええ、Fランクですよ、Eランクも今日成りますよ」


「だって簡単なの、薬草採取と町のお仕事のお手伝いだもん、直ぐに終わるの」

「まぁまぁ、アリサちゃんは薬草に詳しいのね」


「まぁボチボチで良いんです、目的は他に有りますから」

「目的?」

「うん!あのね?この町へ行きなさいって言ったの、そうすると分かるって」

「行きなさい┅誰が言ったの?」

「お爺ちゃん、だから来たけど分からないの」


「はぁ、マッタク分からないんです、何が有るのか?誰かと会うのかも知れませんね、でもその誰かも知らないんです」

「難しい事を言うお爺ちゃんね?だからのんびりしてるのね?」


「ええ、冒険者はDランクで止める事にしてますから」

「ランク止め?それもDランクって?」

「Cランクからは指名依頼とか有るでしょ?BやAランクは護衛依頼が有ります、貴族とか関わるの嫌なんですよ、面倒事はなるべく避けたいんです」


「あらあら、そうね、確かに高ランクだと貴族とか関わるわね、それにギルドも宛にするから」

「俺達は自由に旅をして色んな所を見て廻りたいんです、それこそ冒険じゃないですか」

「ウフフ、そうよね、この大陸には面白い所が沢山有るからね、でも強く無いと危険よ」

「それもボチボチですよ、さて何を作るかな?┅┅アリサ?甘いのでも良いか?」

「良いよ、お兄ちゃんが作ってくれるのなら全部良い!」

「じゃあフレンチトーストにするか」


(((((フレンチトースト!)))))


そう!何時もナオトが作る物を宿の皆が注目するのだが?

とにかく見た事が無い食べ物を作るのだから興味津々で見てる

そしてその料理が凄く美味しいのだからしょうがない


«フムフム、玉子料理なのか?えっ?パンを玉子に浸ける?その玉子には砂糖をいれてた、そしてフライパンでその浸けたパンを焼くのか┅旨いのか?»


毎回ガルド料理長は見てる、弟子達もしっかり┅そして従業員はワクワクして待ってる、ナオトは必ず食べさせてくれるから┅


「ホイ、出来たぞ、熱いから気を付けろよ、ポテトサラダもな、スープはポタージュで良いか┅後は次いでにプリンでも仕込んどくかな、食後に食べるだろ?」


「やったぁ!プリン久しぶり!」

「そうか?じゃあ明日はアイスを作っとくな」

「エヘヘ♪」


何を言ってるのか?プリン?アイス?なんだろう?

アリサちゃんの顔が物語ってる!きっと甘い物!デザート?お菓子?

ナオトさんはお菓子も作れるのぉ!


フレンチトーストは皆が驚き女子には大好評!ブレンダもホッペを落とし唸ってた


ガルドはどうしてもパンが欲しかった、あんな柔らかく白いパンは見た事が無い

しかしナオトが使うパンは何時もあのパンだ、そして変わったパンも使う


丸くふっくらしたパンだ、あれに野菜や肉を挟んでソースを掛けた物は衝撃だった

ハンバーガーとか言ってた


「ナオト?そのぉおめぇが使うパンなんだがな?どうして違う!」

「ああ、パンは俺が焼いてます、とても田舎でお店とか有りません、パンは自前で野菜は畑を、肉は魔物ですよ」


「店が無い┅すげぇ田舎だったのか、だけどよぉ?俺達も焼いてる、しかし物が違うのは何故だ?」

「それは材料が違います、大麦の粉ですよね?」

「当たりメェだ!パンは大麦粉に決まってる」

「フフン!それは間違いですよ、パンは小麦粉です!」

「小麦粉だってぇ!あんな高ぇもんで作れるか!」

「えっ!小麦粉って高いんですか?」


「ウフフ、小麦粉は貴族様しか使わないわよ、量が少ないのよ、農家も大麦しか作らないしね」

「まぁ大麦はエールの材料ですし、パンの歴史も大麦からです、でもそのパンに発酵をしてません、だから堅くてボソボソなんです」

「発酵とはなんだ?」

「パン酵母菌で発酵させて焼くんです」


「そんなの知らねぇな、誰か知ってたか?」

「「「「「「知りませ~ん!」」」」」」


「はぁ~パン焼きから説明ですか┅なら俺が焼いて見せましょう!」

「「「「「「おっぉおお!」」」」」」


なんで拍手!何故喜ぶ!たかがパン!


仕方ないのでこの調理場のパン焼きをざっと教えて貰った、まぁそうだよね?

でも流石!オーブンは立派で食パンを多く作れる♪これは面白い!


「じゃあ俺が持ってる小麦粉を使います、材料は小麦粉、塩、それとパン酵母です、本当は酵母菌を作り種を作るんですが時間が有りません、俺が持ってる酵母を使って種を作ります」


「なんだか難しそうだな?」

「否、簡単ですよ、知らないだけです、このパン酵母を幾つか作って種を持ってると色んな味と風味のパンが焼けます、今日は普通のビール酵母の奴とアリサが好きなプルクルで作った酵母を使います」


「プルクルの実はデザートに沢山有るわよ」

「酵母作りに使うと良いですね、では始めます」


小麦粉に塩を少し振って水を加え練っていく、粉から塊になったら種を足しよ~く捏ねる、全体に種が行き渡ったら布を被せ寝かせる


「こうして寝かせるんです、すると発酵して膨らんで来ます、大体1時間から2時間程、本当はもっと寝かせます、3時間がベストです」

「直ぐ焼かねぇのか?膨らむってのはなんでだ?」


「発酵するとガスが出ます、練った生地にガスが混じるから膨らむんです」

「そのガスは大丈夫なの?」

「大丈夫です、種に雑菌が無ければ綺麗に膨らみます、まぁガスと言っても空気だと思えば安心でしょうかね?」


「それを焼くんだな?するとあのパンが出来るのか┅」

「もう一つはプルクルの種で焼いたのにしましょう、美味しいですよ」

「わたし大好き!甘くて匂いが良いの」


そんなで寝かせた生地を此処で使うバッドに入れてオーブンで焼くと白い柔らかなパンが出来た


ガルドはそのパンを1口食べ涙を流した!

皆も無心で食べる、焼きたては旨いからなぁ、女子はプルクルのパンに首ったけ!


「こんなだと考えるわね、小麦粉は高いけどそれだけ価値が有るわ」

「小麦を作ってる農家と話をしても良いでしょう、それに小麦粉の良さが知れたら広まります、自然と安くなりますよ」


「そうね、使用量が少ないから作らないのだから増えたら農家も考えるわね」

「小麦粉は麺やパスタと使用範囲が多いですから少ないのが不思議です」

「なんだその麺とかパスタって?」


「あれ?無いのかなぁ、これは店を回って調べないと!ガルドさん、ここの料理メニューを教えて下さい、どんな料理があるんですか?」

「それならこっちに有るぞ、まぁ種類は少ねぇがな」


はぁ~参った、そりゃそうだ!だって小麦粉を使わないんだからパスタ料理が有る筈が無い

これはかなり遅れた食文化だ┅中世だとばかり思ったが古い!

世俗的な事を調べたり勉強しないとヤバイぞ!常識が違う!不味い不味い!


確かに町のヒトの服も野暮ったいしドレスもゴテゴテだな?多分コルセットとか枠とかはめてる

一度拠点に戻るかな?Eランクだと時間が取れるしちょっと心配も有る┅┅


じゃああれは絶対売れるよなぁ┅石鹸


「あのぉ?ブレンダさん?此処のお風呂に有る石鹸って普通のですか?」

「いえいえ、高級宿に相応しい物を提供してるわよ」

「あれが?じゃあこの石鹸を使って見て下さい」

「これは?凄く良い香りね?それに白くて柔らかい┅直ぐ使うわね!」


奥で手を洗ったのか?飛んで帰って来た!


「ナオトさん!何よこれ!凄く泡が出て気持ち良いわ!柔らかいのが最高ね!」

「この石鹸は俺とアリサは何時も使ってます、それに髪を洗うのがこれです、シャンプーとリンスですよ」

「髪を洗うですって!それは!だから貴方やアリサちゃんの髪がサラサラしっとりなのね!」


「ブレンダちゃん!シャンプーで洗うと綺麗になるよ、リンスで仕上げるとしっとりキラキラになるの」

「まぁまぁ!私のこのゴワゴワの髪も?」

「生活魔法で清潔でしょうが本当に洗わないと髪は生きません、試して見ませんか?」

「是非!今直ぐ!」

「アリサ?教えてあげて、一緒に風呂へ」

「うん!ブレンダちゃん行こう!」


いそいそとブレンダさんは髪を洗いに行った┅が、しかし!他の女子達の視線が刺さる!こわい!


「ナオト君!その髪を洗うのって女将さんだけなのかな?」

「ナオトさん!女将さんだけ贔屓なんですかね!」

「私達も髪をサラサラしっとりにしたいんですが!」

「「「「「どうなの!」」」」」


「はぁ~ブレンダさんが戻ってから話そうと思ってたんですよぉ!此方には皆さんが入る大浴場が有りますよね?」

「有るわよ、皆も入って帰るからね、風呂付きの部屋なんて住めないわよ」


「だから皆さん様に提供しようかと、先ずはブレンダさんの感想次第ですが?」

「確かに、女将さんの髪がどうなるかわかんないもの、様子見ね?」


暫く掛かる様で手持ち無沙汰┅入り口近くのカフェ?ラウンジらしい所でお茶しようっと座ってメニューを見る?

お茶は種類が有るがお口のお供が無い?

これはクッキーしか無いとは┅やはり遅れてる、スイーツが無いなんて!


そのお茶を飲んでるとブレンダさんとアリサが戻ってきた


「はぁ~サッパリ!なんて気持ち良いの!」

「お兄ちゃん!ブレンダちゃんの髪を乾かしてあげて!」

「ああ、分かった、じゃあブレンダさん?座って下さい、髪を乾かします」

「えっ?┅まぁ┅お願い、します」


何時もの様に温風を送り髪を乾かす、彼女の髪は赤く長い、白い顔に赤い髪と瞳が似合って美しい

若い頃はさぞ美人さんだったろうなぁ、スタイルも良くてナイスバディだ┅┅ドキドキしてた┅見え隠れする胸の膨らみって┅


この町で見るヒトや亜人さん達は皆、美しくスタイルも良い、男もだ、イケメンと美人ばかり┅


まぁ外人さん仕様みたいになってるからか日本人としては美人とイケメンにしか見えないんだけど?これも異世界アルアルかな


「ふぅ~何だか眠くなるわね、それに頭が軽いわ、でもナオトさんって風魔法の属性はなかった筈よね?」

「そ、それは、これは生活魔法でして、火と合わせてるんですよぉ、アハハ」

「ウフフ♪まぁ良いわ、でもホント気持ち良いわ、香りも素敵┅」


乾き終わって嫌々立ち上がるブレンダさん!それを見た皆さんが一斉に声をあげる


「「「「「「だれなの!凄い!」」」」」」


「何を言ってるの?私に決まってるでしょ?どうしたの?」

「お、女将さん!それが違うんですよぉ!全然違う!女将さんじゃ無い!」

「何を言ってるやら┅」

「ブレンダちゃん?ハイ手鏡だよ」

「まぁまぁ手鏡なんて凄い物を持ってるのね?えっと┅┅┅┅┅┅なぁにぃ!これが私なの!」


そう!髪がフサフサとなって顔のシワが張って減ったのだ

目鼻パッチリ髪はフサフサの姿はまるで別人に思える

長い間ゴワゴワの髪が張り付く様な髪型で化粧品の乏しいこの世界

シワは避けられない、しかし石鹸が変えたのだ、汚れもだが無駄な角質が落とされ肌が生き返った


この石鹸は普通ならカサカサになるのだが、この世界ではマナが関係するのか肌がしっとりして生き生きするのだ!


「これは凄いわね┅石鹸と言いシャンプーとリンス┅」

「沢山有ります、実は商業ギルドにも登録して買い取りして貰おうと思ってます」

「この石鹸とかを?┅┅それは辞めたが良いわ、ナオトさんが損をするわ、そうね┅何処か商会とかが良いわ」

「そうなんですか?」


「ギルドは基本買い取りより店舗の世話や契約とかよ、後は不動産に町の整備とかね、その手数料が収入源なのよ、勿論ギルドマスターは大手の商会主よ、買い取った品を他の店に卸すの高くね、それを更に利益を付けて売るからギルド経由の品は高いのよ」


「なる程、では直接店に持ち込めばその店が売るのにそれ程高くならないと?」

「そうよ、この商品は売れるのは間違い無いわ、でも高いと買えなくて頭打ちよ?」

「それは俺も高く売る積もりは有りません、町の皆さんが使える値段が良いですね」

「じゃあ私の知り合いの商会を世話するわ、でも商業ギルドには登録してね、その時に手ブラは駄目よ」

「実は胡椒と塩を持って行く予定でした」


「胡椒と塩を?ちょっと見せて」

「これが胡椒で此方が塩です」

「┅┅┅┅ガルド!ちょっと来て!」

「なんですか女将さん?って誰?」

「私よ!ワ・タ・シ!それは良いからこれを見なさい!胡椒と塩よ!」

「なんだよ!何がどうなってるのやら?┅┅これは!なんだよこの容器は!すげえ綺麗じゃねぇか!中身を見ても?」

「それならこの使ってるのを」

「手に頼む┅┅┅┅すげぇ!なんだよこんな高級品見た事ねぇ!それに塩だって!こんな綺羅な塩も初めてだ!お前!こんな良いの使うから旨いのか!」


「そんな訳じゃあ┅」

「ナオトさん、この胡椒はギルドへはそうね┅2本で良いわ、塩もこの半分よ、フフフ、ギルドの連中驚くわよ!それと残りは商会に売ってね、喜ぶわ」

「じゃあそうします、これはお礼に差し上げますよ」


胡椒と塩を渡した、何を固まってるんですか?ガルドさんも!


こんな高級品は貰えないと固辞してたが押し付けた、あれは安いんだから、胡椒は一瓶200円もしない、塩もキロの100円だぜ!昔はもっと安かった


「あっ!ブレンダさん?あの店というかラウンジは普通にお客さん入れてるんですか?」

「ああ、あれね┅もう辞め様かと思ってるの、お茶だけってねぇ?」

「それではあのキッチンとか使えますか?」

「ナオトさんが?それは良いけど、何をするの?」

「まぁちょっと思い付いたんです、試しに使わせて下さい」

「良いわよ、ナオトさんが使うなら良くなるとは思うけどね!ウフフ♪」


それで早速約束したプリンを作る、玉子を出してチャチャと作る

やはり冷暗庫が有った、それに水を張ったバットにカップのプリンを並べ冷やす

当然魔法で冷やすのを忘れない、早く固まるから


フライパンでホットケーキを焼いて上に蜂蜜とバターの品、それとプルクルのジャムを掛けバターも乗せる

お茶を用意してテーブルに並べ皆を呼ぶ!


「皆さんのを用意しました、お茶を飲みながら食べて下さい、これはプリンと言う物で此方はホットケーキです、さぁ食べて」

「お兄ちゃん!プリンは知ってる、でもこのケーキって初めて!美味しい!」


「このプリンってのはなんだよ!柔らかくてトロリとしてる、そして甘い!」

「これは!なんて美味しいの!口当たりが優しくて香りもするわ、それにこのケーキってのも美味しい!フワフワの生地に蜂蜜が甘くて┅┅ナオトさん!うちで働かない!是非!」


「ナオト君!私に教えて!このプリンとケーキの作り方!」

「良いですよ、ミラさんは甘いの好きですものね?」

「そう!ホントに素晴らしいわ!食べるのも作るのも好き!お願いよ!約束!」


「ミラ姉ちゃん?私にも食べさせてね?」

「ウフフ♪ナオト君次第よ、でも出来たらアリサちゃんに合格貰わないと駄目よね?」

「美味しいなら良いの、不味いのは駄目!」


そんな日も有りました、そしてこのラウンジはスイーツの店として評判になるのですぅ~

何をやってるのやら┅┅




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