表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の中の嘘  作者: 桃花*
1/16

第1話 序章

「そういえばさ、大学入ってから彼女出来たんだ!今度、ユリちゃんにも紹介するね!」送信。


大学に向かうバスの中、僕はユリちゃんにRAINを送信した。


僕には、高校生の時にネットゲームで知り合ったオンライン友達が居る。ハンドルネームは、ユリ。彼女とはRAINで定期的にやり取りをする仲だ。

RAINに既読の文字が出る。

「ほんまに?よかったなぁ、今度写メ送ってなぁ!」

ユリちゃんは、京都に住んでいる。年齢は、非公開。僕よりは歳上、かな。実際に数回会ったことがあり、それ以来の友達だ。

僕は東京の大学に通っている。大学は首席で入学。ただ大学生活は、あまり馴染めていない・・・。

何故、馴染めていないのか、疎外感を感じているのか・・・僕自身の事なのだが、分からなかった。

高校生の頃は、友達とキチガイの様に騒いでいた。

大人になった?いや、違うな・・・。


大学の少し手前で停車したバスを降りる。

ふわりと甘い香りが鼻腔をくすぐり、顔を上げると藤の花が咲いていた。リュックからゴソゴソと、最近購入したばかりのワイヤレスイヤホンを取り出し、耳に付ける。

沈むように〜堕ちるように〜最近流行りの曲を聴きながら大学の門をくぐった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ