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作った城は流される

作者: 綴明

砂浜に裸足で立って、頭をすっきりさせよう。


白い砂浜に立ち

紅い太陽を見上げる

目の前には青く 果ての見えない

海が広がっている


この浜は 何時から白いのだろうか

あの太陽は 何時から紅いのだろうか

海は 何時から青いのだろうか

この素晴らしい

フランスの三色旗のような

組み合わせは いつ 生まれたのだろうか


作った城は 流される

何度作っても流される


大いなる 自然に対する疑問は

尽きない


いつか 答えは

返ってくるのか

返ってこようが 返ってこまいが

変わらないものがある


作った城は流される

大いなる自然の道理なのだ

疑問は尽きなくとも

自然が答えてくれなくとも

変わらないものがある。



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― 新着の感想 ―
[一言] 作ったものが流される。 作ったものが壊される。 現代社会にも似たような事が起きていますよね。 人が生きることって壊したり壊されたり、そしてまた作ってまた壊して…。人はそれを繰り返す。 人…
[一言] 私の抱いたことのないような疑問をたくさん抱いていることにスゲーなって思いました
[良い点] 淡々とした雰囲気と、情景をイメージできる文章なところが良かったです。 浜・太陽・海を「フランスの三色旗のような」と表現しているところも面白いと思いました。
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