表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/42

手厚い歓迎

クウシェの鍛冶場であろう山小屋の戸を叩く。


ーーーーコンコンコン、こんにちはー、クウシェさんですか?武器の生産を依頼しに来ましたー


ーーーーカンカンカンカンカンカン


「あれ?いないのか?……おかしいな……」


ーーーーコンコンコン、こんにちはー、クウシェさんですか?居たら開けてくださーい!


ーーーーカンカンカンカンカンカン


「あれ?聞こえてないのかな?」


ーーーーコンコンコンetc.





「あぁ、もういい!ぶち破る!」


剣槍(グレイブ)で、木の扉をブッ飛ばす。


するとーーーー


「ありゃ?折れちった」


木の扉は破壊されたが、始まりの剣槍(グレイブ)もポッキリ折れてしまった。


始まりの剣槍(グレイブ)の耐久値(通常ステータス非表示)が0になったのだ。


しかも。


「うわっ!」


部屋の中より、矢が飛んできたのだ。それをバックステップでかわす。


しかし、矢がまた飛んでくる。それをかわす。


まだ矢は飛んでくる。etc.


「良し、分かったぁ!」


大体の時間情報が、分かった。


矢の装填に1秒。発射に0.5秒。着弾まで、0.5秒。


合計1発に2秒かかっている。


だからーーーー


矢が地面に着弾したと同時に地面を軽く踏み抜く。そして、スターティングブロックのようにしてから、ゆっくり、姿勢を屈める。


そして、矢が発射されると同時にダッシュ!


この矢のホーミング性能はそこまで高くなく、装填時の場所に発射される。


だから、扉まで余裕で間に合う!


残り、3メートル、2、1ーーーー


そこまで来て、入り口のすぐ近くの地面の異変に気づく。


そこだけ、木材の年期が入っていない。つまり、これはーーーー


「落とし穴か!」


と推測をし、ジャンプする。すると、靴についていた小石が床の上に落ちて、奈落へと吸い込まれていった。


「うわ、危な…………」


ーーー念のため、壁に捕まるか。


と、壁の突起部分に手をかけようとしたとき。


ーーー何!?


槍が、天井から落ちてきた。


「っ!?三段構えか……よっ!!」


ーーーキィン


肆の尾の《無音空間(サイレントスペース)》を《硬質化》に書き換える。


そして、槍を弾き返す。


そして、壁に掴まる。


一応、周囲を良く観察し、罠の類いは無いと判断する。


「良し、侵入?成功!」


と、喜んで良いのだろうか。


それじゃあ、ご対面だ。


これほどまでに手厚く歓迎してくれたんだから、もちろん手厚く対応してくれるよなァ?

次話更新日は、2月1日の予定です。ーーーーと、言いたいんですが、遅れるんじゃ無いかと、思います。ただでさえ、遅い更新がさらに遅くなると思います。本当にすみません!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ