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最キョウは伊達じゃない

「破ッ!」


小さな掛け声と共に、『操尾術』で1つに纏めてあった尻尾を九本に分裂させる。


この九本の尻尾。これには、ある特殊効果が付いてある。


それが、こちら。


▽▽▽▽▽


【九尾の尻尾】LV1 SSSランク ★★★★★(世界跨ぎの規格外)

 

効果:それぞれの尻尾に1つづつ異なる効果を自由自在に付与・削除出来る。(付与される効果は削除するまで永続でレベルはその尻尾のレベルに比例する)


壱の尾:重量軽減LV1

弐の尾:攻撃ヒット時全速度5%加速(最大30%)LV1

参の尾:耐久値UPLV1

肆の尾:無し

伍の尾:無し

陸の尾:無し

質の尾:無し

捌の尾:無し

玖の尾:無し


◈異世界で九尾と禁忌合成されたモノの証。


△△△△△


と、こんな感じで、欠点を全て補ってくれる。


実際に向こうでも、実験の過程でこれを合成されたから、という所がある。


とにかく、これが僕のチート能力?(実力)だ。この他にも、16、いや17の禁忌がある。


それは、この世界でも使えると思われるから、多分GMでもない限り、僕は何でも倒せるんじゃないかと思う。


それよりも、今はこの【PvP】に集中だ。


作戦としては、まず剣士を潰してから、魔法使いを潰し、最後にヒーラーをじーっくり、潰す。


敵キャラの基本的?な行動パターンだ。


だから、最初はこのうざったい剣士オヤジをーーーー


「斬ッ!」


尻尾の『重量軽減』で軽くなった始まりの剣槍グレイブを素早く振る。


ーーシュッーーーーシュシュシュシュ、シュンっ!!


計6回の斬撃をお見舞いすると同時に一旦後退。


その時には、すでに、剣士のアバターはポリゴンとなり散っていた。剣士の2歩ほど後ろで呪文を唱えていた魔法使いオヤジの火魔法ファイアボールが飛んでくる。


それを、先程の斬撃で描いた紋章魔術で穿つ。


紋章魔術|『ラー・ヴァ・ガストラファ』。漢字にすると、『神光砲撃』。目の前に立つもの全てを光で焼き払う魔術。


通常魔法でいうところの、神級ほどの威力がある。


それにより、散りゆくポリゴンさえも焼かれた魔法使い。


最後に残ったヒーラーオヤジ。


そいつを、じーっくり、潰す。


「ま、待ってくれ!降さーーーー」


「させるか」


肆の尾に『無音空間サイレントスペース』を付与する。これで、こいつは、音を発せない。


自分でも、分かるぐらいに、狂気の笑みを浮かべてヒーラーオヤジに近づく。


その後、僕は言葉通り、じーっくりとそいつを潰した。

次話更新日は1月21日の予定です。

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