呑むか呑まれるか。
キ〇グ・クリ〇ゾンッ!(1ヶ月単位とかいう、便利なのか不便なのか分からない長さ)
「ちかれた……もう寝る」
深夜0時。僕は修復したてのベッドに倒れ込んだ。え、パーティーがどうなったかだって?
カオスだったよ。あそこまで混沌としてるパーティーは今までに一度もーーあった。うん、案外あったね。
異世界で、オカマに囲まれてお酒に呑まれたり、各国の王様が一斉に裸踊りをしてるのを見ながらお酒に呑まれたり……
ーーあれ?僕、お酒に弱すぎじゃない?
こういうのって、状態異常耐性とかで、酔わないのがテンプレってもんじゃ……あぁ、そうか。
そんなので、酔わなかったら、強い奴らは全員酔わなくなるから、これだけは例外……ってことなんだろうなぁ……。いっつも思うんだけど、あの異世界って、ちょっとしたところが残念なんだよなぁ……。
あぁ、もうダメ。
「おやすみ地球」
ーーぐぅ……。スヤスヤ。
◇◆◇
ーーガチャリ。
今は、深夜2時ーーつまりは丑三つ時。「産地直荘」の住民は彼女以外、グッスリ眠っている。
彼女の名前は、土倉 真那。社畜である。
今日は、とても疲れた。いつもなら、0時にまでは、帰宅してそこから五時間ほど寝てから、出勤。と、まぁハッキリ言ってブラック極まりないルーティーンで動いている。
だが、今日はサビ残万歳デーということで、丑三つ時に帰宅することになったのである。
そんな彼女には、嫌いなものが幾つかある。かなり唐突であるが、重要なのだ。
ゲームーーとくにVRゲームと怖いものである。
怖いもの、というのは所謂怪奇現象などのことで、今は丑三つ時。しつこいようだが、怪奇現象などが起こりやすい時間なのだ。
内心ビビりながら、眠ろうとする。しかし残念ながら、この後彼女は、少しだけ怖い思いをするのだ。
バキッ、ドン、ドガッ!
なんだか凄そうな音を聞いて、彼女はすぐに目を覚ました。
「何!?何の音!?」
不幸なことに、彼女は帰りが遅かったり、コミュニケーションを取ってなかったりで、隣にアホが引っ越してきたことを知らない。
思わず部屋を飛び出して、隣の部屋の前に立つ。
不幸なことに、表札などはついていない。
勿論、鍵はかかっているし、インターホンからの音に応答するはずもない。
仕方がないので、彼女は大家の元へ向かった。壁を叩きまくったり、インターホンを連打していると、目を擦りながら、大家である海音さんが出てくる。
眠たそうにしていた海音さんだったがーー
「何か変な音が隣の部屋から聞こえてくるんです!」
さらに不幸が積み重なるというのはこの事でーーつまり、こーゆー時だけ頭をフル回転させる海音さんが、(これは、合理的に侍刃の寝顔を見れるイベントでは!?)と、思ってしまったのだ。
その、ドス黒い欲望を表情に出さずに、海音さんは土倉さんと一緒に侍刃の部屋へ向かった。
「ここから聞こえたんですか~?」
「そ、そうなんですよ!」
そして、欲望に忠実な大家と不幸体質の社畜は、アホの巣窟へと足を踏み入れたのであるッ!
い、今、1ヶ月ほど時が飛んだぞ!
と、言うことで、どうもアホです。
………………
…………
……
あっ、そうだ!(唐突)
あんだけ散々叩いておいて、今頃旧代理人が可哀想になってきました。
後、遅くなってごめんなさい。




