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グヘへ

患「今回も疲れたなー」


シ「ど こ が ?」


患「そりゃぁ、色々と…………」


シ「漫才やらIPP○Nグラ○プリを見て笑うのが忙しかったと?」


患「…………」


シ「最近、更新頻度が上がってきたかと思いきや……弁明は?」


患「患者はドMじゃありません!!」


シ「じゃ、死ね」


このやり取りも飽きた。うん。

「はいはいは~い……あ、海音かのんさん、どうしたんですか?」


「新居はど~お~?」


「その件はどうも。中々、良い住み心地ですね」


「それは~良かったわ~」


言葉遣いからして、海音さん=カマさんだと思ったそこのアナタ!!


…………残念!!立派な女性だ。ていうか、詩さんの姉である。後、この「産地直荘」の大家である。色々お世話になっている。

海音さんを一言で言うと、母性溢れるお方である。それは、もう、いっぱいに。至る所が……ね。


さて、感の良いそこのお方は、海音さん=プレイヤーBじゃないか!?と思ったことだろう。

だぁけど、しかぁし!!そんなことはあり得ないのである。

プレイヤーBのあの貧乳(まな板)!!こんな母性溢れるお方があんな貧相な姿になるはずがないッ!!


後、やっぱり、BL展開になってほしくはないッ!!絶対にッ!!

例え、海音さんの持ってきてくれるお菓子を食べた後に、眠気が襲ってきたとしてもだ!!


大分と話がずれたけど、要は、「海音さん大好き!」ということである。


「ところで~引っ越し祝いとして~皆でご飯食べない~?」


「是非お願いします!!」


即答。例え、0コンマ1秒以下の単位でも隙など与えるものか!

海音さんとお食事…………グヘへへ…………おっと、失敬。


「じゃあ~30分後に、食堂に来てね~」


「イエス、マム!!」


「ふふ、それじゃあね~」


敬礼したまま、僕は海音さんを見送る。海音さんの足音が聞こえなくなるまで、直立不動だ。何があっても。


ーーガチャ


隣から、ドアが開く音が聞こえた。多分、詩さんだろう。視線を感じるが、無視無視。

足音が僕の前で止まる。


「何、してるの?」


無視無視。


「ねぇ、聞いて……る?」


肩を叩かれても、無視。


「蹴る、よ?」


そんなことを言われても、無視。


「せいーー」


あ、足音が聞こえなくなった。

僕は、ここでようやく敬礼を解く。と同時に、詩さんが足を振り上げて僕のナニを蹴ろうとしていることに気づく。


かなりヤバそう。

…………避けなきゃ。


咄嗟に、めり込みダッシュ(バックver)で避ける。

そのすぐ後、詩さんの黄金の左足は、僕の金的がさっきまであった場所を通過していた。


「ヒェッ」


上げて落とされるとは、まさにこのこと。恐るべし、姉妹プレー!!


なんて、バカみたいなことを考えていると、詩さんは神妙な顔つきをしていた。

それも、めり込みダッシュの抉れた部分を。


そして、被害地をマジマジと見つめた後、詩さんは僕の近くまでやってきて…………


「これは、お仕置き」


ペチン!と僕の頬をビンタしてから、自らの部屋へ戻っていった。


「わっつ?」


僕の声は、寂しく玄関の中に木霊した。










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