闇を垣間見た
9月です。焼き芋が美味しくなってくる頃合いです。
…………以上です。
それでは、本編をどうぞ(ヽ´ω`)
「よし、そろそろ行こうかな?」
そういうと、シヴァは、背中に装備してある剣槍をとろうとするが、その手は虚空をつかむ。
「あ……武器がないこと、忘れてた」
“テヘペロ”としてみるが、仮面をつけているせいで“テヘ”にしかなっていない。
それならーーーーと、操尾術を使い、壱と玖の尻尾を手に巻き付け形を整える。
すると、簡易的な剣槍二刀流verの出来上がりだ。
「これで良いかな?……よし、行くぞー!」
と、掛け声を出しながら《果ての地の風龍》に小走りで向かっていく。
それと同時に《果ての地の風龍》は、別世界へ行っていた思考を取り戻したかのように、『超咆哮』を放つためのモーションを始めた。
それを見たシヴァは、この前のブラック・ドラゴン戦みたく、めり込みダッシュで避けようとするが、『超咆哮』に当たってしまった。
何故当たったかというと、『超咆哮』は当たり判定が3フレームとなっており、ギリギリを攻めるめり込みダッシュでは当たってしまった、ということだ。
視界の左側には、強怯み状態のアイコンが浮かぶ。強怯み状態は、名前に“強”とついてるだけあって、怯みの2倍即ち10秒間も動けなくなる。しかし、その間に何らかの攻撃が当たれば動けるようになる。
ので、他に参加している人達からのFFを期待したのだが…………
全員怯んでるぅぅぅぅぅぅぅ!!
心の中で、叫びをあげる。
そのまま、三連引っかき攻撃をくらう。
さらに不幸なことに、一撃目で吹き飛ばされ、強怯み状態は解除されたが、続いての二撃目、そして溜めてからの三撃目に当たってしまった。
残りHPを確認すると、7になっていた。咄嗟に『操尾術』を付けた伍の尾以外の尾を全てHP強化系のスキルに変えていなければ、乙っていたな……
だが、これで動けるようになる。前のブラックドラゴン戦では、わざわざ尾の力で『鑑定術』を使ったが、今度は《白狐の面》の能力を使う。
この面、なんと『詳細鑑定術』が使えるのだ!
……ゑ?じゃぁ、何ではブラックドラゴン戦で使わなかったんだ、って?仕方がないじゃないか!今、思い出したんだから!(意味深)
とにかく、『詳細鑑定術』を使う。
▽▼▽▼▽
名前 果ての地の風龍(柴田 輝樹)
種族 果ての地の龍族(人族)
職業 レイドボス(運営の社畜)
二つ名 疾風(ブラック企業を一人でカバーさせられてる社畜)
ランク SS
レベル 50
HP 150000/150000
MP 55000/55000
ATK 10000
DEF 12000
AGI 17000
スキル 『超咆哮』『疾風斬』『覚醒』『根性』
弱点 雷属性・眉間・股間(ネカマ・股間)
※括弧内は、プレイヤー本人の情報
△▲△▲△
どう、つっこめばいいのやら………運営の闇を垣間見たような……
そうだ、見なかったことにしよう。そうしようそうしよう。それがいい!
腕に巻き付けてある壱と玖の尾に、弐の尾の『属性付与』を使って、雷属性を付与する。
《九尾の尻尾》も毛がしっかり生えてるから、ジン○ウガみたく、毛が逆立つ。
そして、めり込みダッシュの構えを取りーーーー
面の下で、その口がニタリと笑う。
何……だと!?何故、ちゃんとした戦闘シーンが書けないのだッ!?(←だからお前のせいry