シヴァへの誤解
ほぼ一ヶ月ぶりの投稿……しかも、内容は薄い……その上、ストックも無い……
ホントにスミマセン……何でもしますから!(何でもするとは言っていない)
だから……だから……
新・患者星だけはやめてくださぁぁぁぁい!!
シヴァ「ダメだぁぁぁぁぁ!!」
「クーウーシェーさん、帰ってきましたよー!」
クウシェの鍛冶場からは、鍛冶の音が聞こえていたから、出来るだけ大きな声で聞き取りやすいように言う。
しかしというか、やはりというか、クウシェの耳には届いていないようだ。
まぁ、そりゃ、鍛冶場の小屋の扉の前で叫んでも聞こえないだろう。
しかし……しかしだ!
このドアは開けると三段トラップが待っている。
ここに入る度に、あの三段トラップを相手にしている暇はない。
だから、ブラックドラゴン戦同様、地面めり込みダッシュをする。(分かりやすい解説付き!皆も真似してね!)
~シヴァの簡単!地面めり込みダッシュ講座~
1:適正位置にスタンバイし、呼吸を整える。
2:呼吸が整ったら、右足を引き(左足でも良いよ!)地面に10㎝~15㎝ほどめり込ませる。
3:体をまえのめりにして、腕を適当な位置に持っていく。
4:準備が整ったら、ーーーーGO!!
皆もやってみてね!
~シヴァの簡単!地面めり込みダッシュ講座~ 終
以上の通りに、地面めり込みダッシュをして、トラップに感知される前に切り抜ける。
すると、あら不思議。音を置き去りにし、小屋が揺れる。壁にかけられていた武器や盾が落ち、数秒遅れてトラップが作動する。
奥からと「ふみゅ!」と、妙に可愛らしい音が聞こえてから、クウシェが出てくる。
クウシェは出てきたとき、頭を擦っていた。そういうことなのだろうか?
まぁ、二次災害のことは華麗にスルーして、本題に入る。
「クウシェさん、鍛冶スキル覚えてきました!」
「……もしかして、さっきのアナウンスって……」
「That 's right!あれ、僕です」
少し、というか大分とクウシェが固まった。ラグが酷いのだろうか?目の前で手を振り、「クウシェさーん、大丈夫ですかー?」と言う。
数秒経って「はっ!」と言いクウシェが復活した。
キョロキョロとと辺りを見回してから、真正面に立つ僕をボーっと見つめた。
まるで、夢から覚めた直後みたいに。
「……それで?何を倒したんだっけ…………?」
「ブラック・ドラゴンです」
「…………?」
クウシェは、首をかしげて、耳に手を当て、こう言った。
「……何を倒したって?」
「ブラック・ドラゴンです」
クウシェは今度は、頬をむにーと引っ張ってから「……夢じゃない」と小声で呟き、悟った…………のだと思う。
「……分かった、廃人……乙」
「廃人じゃありませんよ!」
「じゃ……チーター?」
「違いますって!!」
「じゃ……TASさん?」
シヴァへの誤解は、まだ解けない。