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第8話 実践編②(画像の拡大・縮小、フォント)

 次は城のアイコンを自作します。今回は100%自作の地図を使うと決めていたので試しに作ってみましたが、ハッキリ言って一番苦労したのはコレです。

 アイコンを自作するのは決してお勧めしません。地図上のマーカーは○印☆印でも十分です。イラストをお望みの場合はネット上で無料のものを探して使いましょう。これは話を改めて詳しく書きます。


 ですが。イラストが好きなかたや自信があるかたの場合は話が違ってきます。自作のアイコンはそれだけでファンタジー風味を格段に高める「味」となるので、余力があればぜひアイコン作りにも挑戦してみてください。地形や地名という本来の地図とは別の、人や動物・魔物や各地の特産・名物などの絵を置くのも大変結構だと思います。




 では城アイコン自作の実際を少しだけ。

 細かいアイコンを自作する際は、まず縦横2倍(面積4倍)の大きさで描いてから半分に縮小して本来のサイズに戻します。細部を描きやすくするために大きめに描くわけです。

 地図本体に「城建設予定地」を描き、コピーして作業台に持ってきます。そして選択ツールで長方形に選択。さらにメニューから拡大縮小を選ぶと選択範囲が下のような形に変化します。


挿絵(By みてみん)


 四隅の小さな四角をドラッグすると縦横比を保ったまま任意の大きさまで拡大または縮小ができます。しかし、今回は「数値入力」で拡大/縮小率を「200%」に指定して拡大します。


 あとは…… shift キー+鉛筆ツールで垂直線が引けることを利用して塔をひとつ描き。それを四隅にペーストし。塔の間に壁を描いたら反対側にもペーストし。レイヤーを惜しみなく使いながらちまちまと描いていきます(以下略)


挿絵(By みてみん)


 2倍のサイズで城を描いたらレイヤーを統合して1枚にまとめ、「50%」と数値指定して縮小。線がどうしても細い印象になるので太さ2のブラシで周囲を整えて城アイコンの完成です。

 うへぇ……城アイコン作るなら、せめて正面から描くべきでしたね!


 今回は大きな絵を描き、それを縮小するという手法でアイコンを作りました。絵心があるかたなら、このやりかたで魅力的なアイコンを作れるでしょう。


 ただし、注意点がひとつ。作るアイコンがごく小さい場合は、この方法が通用しないことがあります。昔々のゲームで使われていた「ドット絵」というのをご存知でしょうか。拡大してみると「何コレ?」という感じの絵が本来のサイズではちゃんと人に見える、という不思議な絵です。

 大きさが16ピクセル以下くらいになると、絵を作るために各ドットの濃淡まで計算に入れた特別な技術が必要になる場合があります。




 これ以降は、すでに紹介した手順を繰り返すことで地図を完成させることができるでしょう。興味を持たれたかたは、ぜひ1枚作ってみてください。着色する必要はありません。まずは画像ソフトに触って動かしてみて、それっぽいモノが作れるかどうか試してみる。それが大事だと思います。




 最後に文字を入れますが、この時に使うフォント(字体)の例を挙げておきましょう。使うフォントの種類、字の大きさ、色、太字や斜体、などかなり自由に選ぶことができます。


挿絵(By みてみん)


 フォントは無料で自由に使えるものもネット上に多数あります。興味のあるかたは検索してみてください。

使用するフォントの種類によってはライセンス規定に抵触おそれがある、とのご指摘をいただきました。

フォントを新たに入手される際はご注意ください。……念のため。

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