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第4話 環境の話と道具の話①(ブラシ・鉛筆・消しゴム)

 なんでも「なろう」のファンタジー小説では、「状況説明回」があってはいけないそうですよ? でもこれは小説じゃないし、ある程度説明しておかないと色々不都合があるので書かせていただきます。


 私が使っている機器は MacBook、ノートPCです。画像ソフトは Adobe Photoshop Elements、これはかのPhotoshop から写真加工のあれこれをゴッソリ削ってお絵かきソフトにしたようなものです。つまり、主流派ではないのですが他はよく知りません。Windows や他の画像ソフトをご使用のかたは、適宜変換しつつお読み下さい。


 それからモバイル環境のかた。「なろう」ではほぼ半数のかたが携帯やスマホやタブレットといった端末から接続しているようです。そして最近知って驚いたのですが、モバイル環境で質/量ともに圧倒的な作品を産み出す作者様が大勢いらっしゃいます。小説だけではなく挿絵や地図などの画像制作でも、です。残念ながら私はモバイル環境には詳しくありませんので、そちらはご容赦を。


 入力装置ですが、私はマウスとキーボードでやっています。ペンタブレットは地図作りには必要ありません。筆圧で線を変える機能は画家やイラストレーターの方々には必要不可欠でしょうが、地図は一定の線が描ければ作れます。……ペンタブ欲しいけど先立つモノがないのさ……けっ。




 では、画像ソフト内で使う「道具」について説明を致しましょう。まずは「描く道具」と「消す道具」についてです。


1、「ブラシ」と「鉛筆」


挿絵(By みてみん)


 ともに線を引く道具です。ブラシとはエアブラシのこと。「ぷしゅー」とペンキを吹き付けるアレです。両者の違いは線を描いたあと拡大してみるとよく分かります。


挿絵(By みてみん)


 ブラシのほうは境界がボケてなめらかな感じ。対して鉛筆はピクセル(ドット)毎に白黒がハッキリ区別されていて、拡大するとギザギザな印象になります。


 地図作りで多用するのはブラシのほうです。ギザギザが目立たなければそれで良いのでペンキのにじみ具合は最小値にして、ブラシで描く線の太さは1〜3。これで「なろう」の地図で使うほとんどの線を描くことができます。ちなみに前話の地図で海岸の線の太さが3、木の線の太さが2、川の太さが5。これ以上の太さのブラシは「線を引く」より「塗る」ときに使います。


挿絵(By みてみん)


 鉛筆が本領を発揮するのは直線を引くときです。Shift キーを押しながら鉛筆を使うと、曲がりやにじみのない水平線・垂直線を引くことができます。上の図の直線は太さ5の鉛筆で引いたものです。




2、消しゴム


挿絵(By みてみん)


 文字通り描いたものを消します。

 普通に消すだけでなく、一部太くなってしまった線を削って細くしたりするときにも使います。


挿絵(By みてみん)


 消しゴムにも「ブラシ消しゴム」と「鉛筆(またはブロック)消しゴム」があって普通はブラシ消しゴムを使います。消した後にギザギザが残ったら嫌なので。

 消しゴムもブラシ同様太さの調節が出来るので、状況に応じて調整しましょう。


 そして特に広い範囲を消すときは。消しゴムの直径を100以上にして一気にいくとか、むしろカットを使って「消去」しましょう。




 さて、ブラシと消しゴムは用意できました。絵の具(ペンキ)はデフォルトで数万色あります。これでどんな地図でも作れる理屈ではあるのですが……?


 無理。


 全部をチマチマと手描きでやるなど冗談ではありません。手間を省くのが主眼ですから。いくつかのお役立ち道具を使いこなす、これが大事になります。

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