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馬について振り返る

作者: 砂上楼閣
掲載日:2026/01/29

今年は午年。


新年から馬についての特集がテレビの話題に上がり、売られている小物にも馬に関する物がちらほら見られるようになった。


と言う事でせっかくなので、馬について書いていこうと思う。


思うのだが、しかし、よくよく思い返してみれば、馬とはあまり縁のない人生だった。


というか干支に入る動物たちの中でも、馬は身近な生き物かと言うと、どちらかと言うとそこまで関わりがないような…?


さらに言うならば、干支のほとんどの生き物が干支の一員であること以外、そこまで身近ではないのではなかろうか。


鼠、牛、虎、兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鳥、犬、猪…


この中で比較的身近な生き物と言えば鳥や犬で、その他の生き物は見た事はあってもそこまで関わりはない。


いや、牛などはよく食べるし、そう言う意味では兎、蛇、馬、羊、鳥、猪は食べた事があるので半分以上は実食済みか。


しかしそれでも馬などは身近なものとは言えない。


桜肉はとても美味だが、しかしそう高頻度で口にするものでもないのだ。


そして馬そのもの。


農家や牧場で働いていなければ、ほとんどの人々と関わりがないと言っていいのではなかろうか。


現代の一般人レベルで言えば、馬券を握りしめて日々を闘争と共に生きるつわものでもなければ、馬を直接間近で見る事など年に数度あるかないかだと思う。


もちろんそれは私の主観と偏見が大いに入っているだろうけども。


直接でなければ、それこそ写真やイラスト、グッズなども意識すれば日常に溶け込んでいるのかもしれない。


しかし、馬グッズなど普段はそこまで日常で見かける物でもないのではないだろうか?


一部の擬人化されたり、馬という概念から一歩飛び出したものたちは除く。


それならば、いっそ言ってしまえば実在するかは置いておいて、思春期の時分から心惹かれてやまない龍の方が身近であると言えるだろう。


剣に龍の巻き付いたキーホルダーなどは子供心にグッときて、似たようなものをいくつも買った覚えがある。


閑話休題


さて、馬についてだ。


馬とほぼほぼ縁のない人生とは言え、直接見た事はあるし、なんなら触れた事もあれば乗った事もある。


ここは思い出を遡り、馬に関するエピソードを抜き出してみよう。


せっかくの午年。


馬との思い出を振り返ってみるとしよう。




一つ、子供の頃に動物園で乗馬体験や餌やり体験をした。


これは一般によくある馬との関わりではなかろうか。


当時は馬は見上げんばかりの巨体で、なんなら今でも近付けは大きさに驚かされるが。


直接的なふれあいと言えばこれだ。


二つ、修学旅行で北海道に行ったのに、なぜかスキーはせずに馬に乗っていた。


これはまぁスキーなどほぼ滑ったことがない友人Aに合わせた結果だったと記憶している。


一つ目のエピソードとほぼ被るが、ある程度大きくなってからなので、個別の思い出としてあげさせてもらう。


ほぼ全てのクラスメイトがスキーを楽しむ中、私と友人Aだけ馬に跨って揺られていたのは今でも笑い話で挙がる。



三つ、密かにポニーテールに憧れていた。


今となっては赤面してしまいそうになるが、思春期真っ只中の私は武士のような髪形に憧れがあった。


……ポニーなので関係ないなこれは。


四つ、初めてやった競馬が北海道のばんえい競馬だった。


これは出張で北海道に行った時、問題ばかり起こしていた後輩が競馬に行こうとしていて、そのお目付役で行ったのだったか。


2人して盛大に負けて財布を軽くしたのも良い思い出だ。


テレビでたまに見る競馬中継とは違い、直線で、起伏のあるコース。


そこを巨大なソリを引きながら進む筋骨隆々な巨大馬。


その迫力は大したものだった。


それにしても、なぜ馬たちにあんな変わった名前ばかりつけるのだろうか。


五つ、学生時代の陸上部でのあだ名がディープインパクトだった。


これは高校の部活の同窓会で知った事だったか。


まさか10数年越しに知ることになろうとは。


そしてそのあだ名はいい意味だったのだろうか?


今となっては理由を知りたい。


…………。


実に浅い思い出しかないが、思い出してみればそこそこにエピソードはあった。


振り返りとしては上々ではなかろうか。


人間万事塞翁が馬とはよく言ったものだが、何が起こるか分からない。


馬には乗ってみよ、人には添うてみよと言うくらいだし、尻馬に乗るばかりではなく、月並みではあるが、今年こそは飛躍の年としたいものである。

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