ここまでの補足説明【その3】
「ソフィア」は(王妃の合格がもらえるまで?)出来る様になるまで?
「人間」として扱われない話となりますから。
なにより、扱いが悪くなるという事は「汚くなる」って事なので。
綺麗な姿でいられないのですよ「ソフィア」は。
「電撃」を喰らう退場シーンは薄く書いたつもりですから。
それでも「優しい使用人達」は執務室に帰してあげたのですよ。
3か月分の失望感と挨拶の時の恨みがあるのに。
予想以上の「躾」となっています。
まぁでも、エルゼリアに与えられた長年の「矯正」を
短期間で体に覚えさせるなら、妥当な所なのかもしれないとも思っています。
エルゼリアの体はボルフォード家のドレスを無理なく着用させる為の、
ベースとしては極上品へと仕上げられてしまいましたからね。
ファルスティン家のメイド達がドン引きするぐらいには、
異常な骨格になってしまっている訳ですから。
エルゼリアの着ていた訪問着も国の規格で作られていますから、
相当きついモノのはずですが、今のエルゼリアは「伯爵家」で良いので、
エルゼリアにとっては相当楽な物となっていますしね。
逆にブカブカ過ぎてクッションや何やらで詰め物が必要な位でしたから。
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ボルフォード産のドレスが苦しくてきつい理由
ボルフォード家のドレスが異常な苦しさと体型を求める理由は簡単です。
国と一緒に考えた統一されれた規格は、
並みの裁縫技術では壊れてしまう物だったのです。
国は他国へ見栄を張りたいから出来るだけゴージャスなデザインにしたい。
けれど生地の製法技術や裁縫技術は未熟なため、
普通に作ったら、夜会の最中にドレスが破けたりデザインが崩れてしまうのです。
なので生地を2枚3枚と重ねなくてはならず、
縫った所は頑丈にするために厚くせざるを得ないのです。
そのまま来たら寸胴になり、体のメリハリがなくなり、くびれが無くなって、
美しくなくなるのです。
その裁縫技術の未熟さを隠すために「伝統」と言って苦しいドレスを、
高位の貴族夫人に着せ続けたのです。
そのかいもあって、他国へのハッタリは効きました。
だから、その苦しい体型を辞められなくなってしまって行ったのです。
ファルスティンのドレスは、材料から裁縫技術まで、ボルフォードより、
何ランクも上の位置にいます。
着用者に拷問まがいのコルセットや矯正具を身に着けさせなくとも、
十分に腰は括れて見えるしパフスリーブも綺麗に膨らんでいるのです。
素材から作り直していますから5枚6枚と重ねなければ強度を保てない場所も、
ファルスティン産の材料を使えば2枚程度で済むみたいな形となっているのです。
だからエルゼリアのドレスは「楽で美しく」仕上がっています。
ファルスティンの努力が形になったのが、
エルゼリアが身につけているドレスなのです。
対してボルフォードはこれから素材の劣化等にも悩まされていくでしょう。
強度を確保するために重ねる生地の枚数は増えるでしょう。
厚くなった分縫い付けも大変になりドレスは加速度的に重くなり
着用者には更なる苦しいコルセットが必要になっていくのです。
さて王国の高位貴族夫人達はいつまで耐えてくれるのでしょうか?




