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二百文字小説

二百文字小説『生徒の都合』

作者: 風雷

 宿題を忘れた生徒を必ず窓外のベランダに立たせる女教師がいた。


 ある日、彼女の授業を受けたくない生徒達は、共謀して全員で宿題を忘れた。

 激怒した教師は、全員をベランダに立たせて、誰もいない教室で授業を行った。


 次の日も、全員が宿題を忘れた。

 何分若くて経験の浅い教師であるから、遂に泣き出し、生徒に宿題をするように懇願した。


 次の日、全員が宿題をやってきた。

 嬉々とした女教師がふと窓の外を見ると、雨が降っていた。

言って聞くくらいなら、教師も苦労しませんよというお話でした

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― 新着の感想 ―
[一言] はじめまして、藤咲一です。 職業企画作品拝読させていただきましたので、簡単な感想を…… な、何と合わせ技ですか!? むぅ。頭が下がります。 さて、気を取り直して……いきます。 いくつかの…
[一言] 感情的な教師とドライな生徒たちとのコントラストがいい具合にかみ合って、くすりと笑わせる小気味良いブラックジョークになっていると思います。 面白かったです。
[一言] 限られた200文字の中で書かれた作品の中に背景を読み取る事ができます。 きっと、この女教師はまだまだ経験が足りなくて、生徒に舐められているのかも。 ただ授業をするだけでなく、生徒を相手とする…
2010/03/06 14:45 退会済み
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