23
僕は今、家にいます。
今のところ何も起こっていない部屋にいます。
他の人にとってはのことなのですが。
僕からすればやばいことが起こった部屋にいます。
そして、その原因はお父さんと僕です。
僕は今、叱られているのだった。
「お前はな…!勝手に出て行って何をしていたんだ!」
がみがみと怒られていて、僕は小さくなっていた。
「それは…」地球の反対側にいたのだといってもいいのだろうかと迷った。
結局、すべてを説明することになった。だが、お父さんは勿論信じてくれなかった。
まあ、無理もないのかもしれない。今回は。
僕はため息をついてその場を立ち去った。
ため息は心の中で出して、猛スピードでその場から離れていったといったほうが正確だろうか。
「待てー!」大慌てで追われたが、壁に穴をあけて外に出ることができた。
猛スピードでその壁を戻すと、どこに行ったのかがわからなはずだ。
僕はそのあっま自分の部屋に窓から入り込むと、慌てて入り口のかぎをかけた。
ドアは中側に開く。なので、僕はそこに大きな箱を置いたのだ。
どこから持ってきたのかは内緒だ。地価のダンジョンから拾ってきたことは誰も知ってはならない。
何か光っているし。しかも、素手で持ち上げようとしたときにはピクリともしなかった。
僕はそのまま窓を閉めると安全な場所になった。
「フ~」僕は地面に寝転がり、目を閉じた。
それから少し経った。
外ではドタバタと音が聞こえてくる。
ちょうどその時、額に風を感じた。
「?」普通に窓から入ってきた風だと思い、ほっといた。
だが、視線も感じる。
ちょうどその時、僕はあることを思い出した。
窓は閉まっているのだ。風が入ってくるのはおかしい。
慌てて目を開けて窓の反対方向に飛びのいた。
窓の目の前には人がいた。
男性だろう。顔は仮面で隠されていて、体は黒い服を着ている。
足から首まで真っ黒だ。
神は黒く、短い。
靴は革靴なのに、自由自在に動けるようだ。
僕は彼をにらんだ。
僕が気づかづ入ってきたのは怪しい。
忍び足で入ってきても、ドアを開けるか窓を開けなければいけない。
だが、両方閉まっている。
ドアのほうは開けれないはずなので、窓から入ってきたのかもしれない。
だが、そんな痕跡がどこにもないのだ。
彼は声を出した。
だが、それは不思議な声だった。
人間の声には全く聞こえなかった。無感情で、文字を読み上げるかのような声だった。
『お前は何者だ』その声はおかしかった。
仮面が一切動かなかったのだ。
まるで口を動かしていないかのようだった。
しかも、聞こえてきた方向が手だった。
そこには四角いものがあった。何やら光っている。
何だ?見たことないものだ… 僕はそれを見たことがなかった。
というか、こんなものが存在したということで驚いている。
「何者とは、どういうことだ?お前は誰だ?」僕は目を細めた。
こいつはやばい。絶対危ないはずだ。
『転生者』その一言が聞こえてきた。
僕は目を丸くした。
どうして知っているんだ?
「何のことを言っているのかがわからない」
僕は慌ててごまかそうとした。見つかってしまえばやばい。
バン! 大きな音が聞こえてきた。
目の前に丸い、とがったものがあった。
空気の壁を作っておいてよかった。
『なるほど、壁か』彼の話し方は一切驚きも示さなかった。
まるで人間じゃないかのようだ。
しかも、彼の手にあるものはおかしなものだ。
あんなものが存在していいのだろうか。
反射からして、金属で作られているのだろう。
L字型で作られていて、それからこの球を飛ばしたのだろう。
『こっちの世界でも弾丸を防げるものがあったのか…』僕は目を丸くした。
ダン…ガン?




