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1匹の魔物がこっちに歩いてきた。

様子を見に来たのだろう。

彼はそのままボールに足を乗っけてしまい、転げた。

うまいこと頭を地面時ぶつけ、気絶した。

数分跡にはまたもや様子を見に違う魔物が来た。

魔物は地面に倒れている魔物を見ると、慌てて駆け寄ろうとした。

だが、運が悪かった。

ボールは駆けつける魔物の方向に転がっていて、転げている魔物が2匹になった。

予想外なことが起こっていたが、僕は楽しくて見届けていた。

「♪♪♪」たった一つのボールが飛び回っているせいで、どんどん山が大きくなっていった。

仕舞いには僕が原因だと考えられ、牢から出ることができた。

何もルールは破らずに出ることができたということだ。

「ま、それじゃあ…」後ろで腕を結んでいた手錠のようなものは簡単に外すことができた。

僕はそのまま歩き始めた。

止めようとした人の前には透明の壁が現れた。

こっちに被害を与えるつもりは一切ない。

そうすれば地獄と地国の戦争になるだろうからだ。

「またね~」僕はそのまま歩いていった。

一匹が剣を向けてきたが、そこにある魔物が現れた。

他のとはけた違いの強さだった。

警戒して、壁の分厚さを二倍にしたが、一振りで砕けた。

今までで砕けたことはなかったのに。

「お前か」魔物は僕たち人間の言葉を使っていた。

魔物は体中が黒かった。

というか、防具を着ているようだ。

光をかざせば反射しないだろう。

なぜかというと、黒かったからだ。

まるで、光を取り込むかのようだった。

光が当たらなければ色はつかない。

「やめろ、あいつと戦えば厄介なことになるだけだ」彼がそういうと、魔物たちは武器を下した。

その魔物は僕のところに来た。彼は強い。今まで戦ってきた魔物とは比べ物にならないほどだ。

多分、山の上に感じ取れたのはこの魔物だろう。

「お前はなぜ、ここにいる」一言一言が地の底に届きそうだった。

僕は首をかしげた。急に飛ばされたから、といってもおかしいかもしれない。

「急に飛ばされた。ある魔物に」普通に言った。

すると、急に目の前から魔物は姿を消した。

気付いたときには向こうのほうで走っていた。

「あいつめー!余計なことを!」さっきまで僕に攻撃しようとしていた魔物たちも慌てて向こうにいる魔物を追っていった。

そこに残ったのは僕だけだった。「結局…どういうことなんだ?」そこまで出たいという気持ちではなかった僕は、首をもっとかしげた。


そのころ地上では…

「あいつはどこ行ったんだ!」お父さんは僕のことを心配しつつ、いらいらしていた。

僕がいつもどこかに行くことはわかっていたが、ここまで長くいないことはそうそうない。

「でもまあ、お姉ちゃんは大丈夫でしょ、お姉ちゃんのことだから」全く説得力がなかった。

だが、彼女が言っていることは確かに当たっていた。

「確かにあいつは強い。だが、それでも女王なのは自覚してもらわんといかん!」僕が知らない間に、僕はやばいことに突き合わされそうになっていたのだった。

お父さんはそのまま立ち上がり、歩いていった。「まあ、お父さんもお父さんで自分の娘を信用しようってことなんだけどね…」彼女・妹はそう言って苦笑いした。

「まあ、居場所は多分、お父さんが見つけれない場所だろうけど」彼女の考えは一切間違ってなかったのだった。

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