両想いと呪い
大好きな上司が近々異動する。
別に今更、”行かないで” とも ”なんで” とも思わない。
貴方が決めたなら好きにしていい。誰かが何かを言う権利はない。
大好きで、尊敬していて、憧れだから、たくさん話した。
貴方の考えに触れたくて、思いを知りたくて、たくさん関わった。
「尊敬してますっ!!」って言い続けてたら、職場でその人に一番かわいがられる後輩になった。
(上司公認)
上司は既婚者だし、小さなお子さんもいるけど、
仕事が出来て、コミュ力があって、真面目で、謙虚な人だから現在進行形でモテる。
それはもう、私みたいな部下は過去にたくさんいる。
ただし、「妻を裏切ることはしない」と絶対に浮気・不倫はしない。
だから、絶対に浮気しないってわかってるから、よく恋バナをする。
仕事が片付いた後に、二人だけで話していたら、21時半をまわり慌てて帰る。
そんなことは日常茶飯事。個人的に楽しい時間。大好きな時間。
(安心して下さい、タイムカードはとっくに切っていますよ!!)
昨日もそう。
近々こんな時間はなくなってしまうんだ。と思うと悲しくて、
備忘録としてここに残すことにする。
よく、もしもの話をする。
俺が結婚してなかったら、微風さんと近い関係になってたかな?
は、毎回必ず出てくるテーマ。もうこの時点でこの人私のこと好きじゃん。ってなる。
毎回飽きずに真面目に会話する私も、この話が好きな時点で、上司のこと好きじゃん。ってなる。
昨日に関しては、
微風さんの他人に対して偏見を持たないところ素敵だと思う。とか
微風さんには幸せになってほしい。とか、
今はパートナーが居なくても、魅力的なのは俺が保証するから自信もて。とか、
微風さんがいないと寂しいとか、
やけに積極的で、いつも私がやってることの仕返しをされているみたいだった。(嬉しい)
文字に起こして再認識したが、やはり、どうみても両想い。
ただ、それ以上にもそれ以下にもならないから、この関係が心地良い。
別にデートをするわけでもなく、何かを期待する訳でもない。
この関係になれたのも、きっと上司が既婚で、
踏み込めない(踏み込んじゃいけない、勇気も無い。)からだとわかってるから。
変にお互い気を遣わずに来れてしまったのだろう。
でも、少し悔しいから、これからも私は
”貴方を尊敬している”だと伝え続ける。
自分のことを好きな人、かつ、その人のことを少しでも好いと思っていたなら、
可愛がらない訳がないし、言われれば言われるだけ重たく、忘れにくくなるでしょう?
好意は時に呪いにもなる。
あと少し。異動まで私なりに愛を伝えるんだ。
それでは、また。