秋
1枚の葉が落ちる間に20本の歯が抜ける、いやそれは冗談なんだけどまぁ孤独って事。そして季節には抗えず身はガタガタになる。うう、寒い。秋は心の中にも凩吹くからね。紅葉狩りでも行こうかなんて思ってるけど死んだお母さんに似てとんでもない寒がり。それでも北の大地いくら厳しくとも友よ超えていくのだ。シーズンズ、かつての歌、そしてまたいつか僕達は約束の丘で逢える。罪深いものだとは思うよ、生は。だけど知らなくては。産まれて来た僕達の悲しみ。これからも何度も負けて涙ながら詩を書き全く金にもならん。欠伸しか出ない世界でみんなの夢、それを共有したい気持ちだけ。僕は勝つよ、この人生に。君達は勝てる?年寄りの真似もそろそろ止めて本気出すか。天才は速い。それを証明してご覧に入れます。能書きもお品書きも要らない。この詩道にて僕は死んでも別に構わない、何か残るから。だが季節も雪虫が消えれば死の大地、雪が降り寒さ堪えながら何とか生きて掴む。それは何なのかまだ僕には視えないけど死ぬつもりなんて無いよ。不死鳥のように死んでも炎は消えはしない。紅に泣いても虹輝く夏まで生きてみたいなと期待してる。願いは儚い物だけどまだ笑えるから大丈夫、一緒に見ようじゃないか。明日の太陽やら月でも星でもタバコの煙でも。消えはしない。僕が死んでも世界は終わらない事を知った、まだ生きているのにそんな事書いてるからお父さんは死ぬに死ねない。ゴメンなさい。家族も友達もはっきり言えば要らないけど人間なんて信じるに値しない生き物だから故に僕達は自然を愛する事で束の間癒える。産まれてこなければなんて言わないでよね。だってそれ言える時点で生きてるじゃん。寝言はあの世で言って下さい。出口はあちらです。