神です
ここら辺からしっかりと書いていきます
なんか柔らかくて暖かい物が上に乗ってる。
確か昨日は異世界に転移したんだよな。全く動じない俺ってやっぱおかしいのかな?
で、最終的に宿に泊まってんだよな......ってことは上に乗ってんのって?!
「ちょっメイ何してんの?!」
「仁君、やっと起きましたか」
「だからなんで上に乗ってんの」
「そこに仁君がいるから?」
どっかの登山家みたいなことを言ってるんじゃないよ
「取り敢えず退いてくれ」
「......わかりました」
そんなに残念そうな顔をするな
「今何時だ?」
「正確にはわかりませんが、だいたい9時頃です」
今日は何をしよう
「必要なものを揃えるべきだと思います」
俺の能力で出せないのかな?
「実は仁君の能力はあるポイントを消費しないと使えないものでして......」
昨日は使えたぞ?
「それは転移の特典としてサービスしてもらっていたものです」
じゃあ俺は今〈全知全能〉を使えないってこと?
「そうゆうことです」
そのポイントはどうやって手に入れるんだ?
「魔物を倒すと手に入れることができます。手に入るポイントは倒した魔物の強さによって変わります」
今の俺のポイントは?
「あっ、言い忘れてましたが全知の方はポイントがなくてもある程度は使えますよ」
後でどれくらいまで使えるか試すか
「で、なんで俺の心の声と喋ってるの?!」
「仁君がくれた〈全知全能〉の力です!」
そこで威張るなよ
「それってポイント消費してる?」
「はい。大体一文で20ポイントくらいです」
何してんだか
「ポイントの無駄遣いだろ......」
「いえ、まだ2,000ポイントくらいは残ってます」
「最初何ポイントくらいあったの?」
「2,500ポイントです」
「俺は?」
「100,000ポイントです」
で、俺のポイント残高はっと
「はぁ?!50ポイントだと!何故だ!」
「物質の創造にはかなりのポイントを使うんです。あと、あまり騒がないでくださいね?」
美人の微笑みってこんなに怖かったっけな......
「スマン。つまり、メイを作ったのと武器を作ったので一気に消費したってことか」
「そうです。それぞれ90,000ポイントと10,000ポイントです」
メイを作った時に消費してるポイントが多いのは命をつくったからかな?
「じゃあ今持ってるポイントは俺が魔物を狩った時に加算されたのか」
「その通りです」
「取り敢えず俺の心は読まないようにしてくれ」
「......わかりました」
だからそこで残念そうにしない!
後は......なんかメイの喋り方って機械みたいなんだよな
「メイ、敬語なしで喋ってもらってもいいか?」
「えっ、でも仁君は私を作ってくれた人ですし......」
「そういうのなしでさ。正直お前のことは俺の所有物みたいな感じゃなくて、対等な関係でもっと仲良くなりたいから、な?」
「そこまで言うなら......」
「ありがと!」
とりまこれで今日やることは決まったな。
どうせまたなんか起こるんだろうし今のうちにゆっくりしとくか。
「よし!まずはギルマスになんであんなに簡単に俺をCランクにしたのか問い詰めるとするか!」
「なんでそんな発想につながるの?!」
「あれ?言ってなかったか。自分で言うのもなんだが俺たぶんドSなんだよ」
メイがこの世の終わりを見たような目で俺を見ているが......ほっとくか。
ま、これだけは確かだ。
メイの胸は神だ
次から新しい章に入ります
ちょっと早いですか?