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巡る世界でまた  作者: ニシムラアッツン
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少き司令官

先ほど自衛団に戻ってきたボロスのステータスも見させてもらう。


ランクB

スキル:狩人の血

総合:341

体力80

魔力43

撃砕力79

耐久力78

敏捷力61


こちらもランクBで、やはり大猪とやりあうのは厳しい。ただ数値的に戦士としてはかなりの実力者であることが伺える。戦略次第では大化けするのではないだろうか。


他の自衛団のメンバーにもステータス用紙を見せもらったところ、こちらはほとんど一般人と変わりない。中には一般人のステータスを下回る者もいる。


古株のメンバーはともかくとして、リーナの父親が居なくなってから入団した者たちは特別な訓練を積んだわけではないので仕方ない面もある。


それにしてもいい歳したおっさんが八百屋の看板娘に劣っているのはどうかと思うのだが…。


「どうだ、小僧。なにかこれからの具体的な策を思いつきそうか?」


「一応考えてはいるんですけど、果たして自衛団のみんなのやる気があるかどうかですね」


そこに八百屋の看板娘にステータスで負けているおっさんが、ビールの入ったジョッキを持ってフラフラとやってくる。


「まぁ気楽にやんなよ、兄ちゃん。新入りは俺ら先輩の胸を借りて堂々とやればいいんだよ」


言ってることはカッコいいのだが、このおっさんが言うとどうも締まらない…。


「まぁそう言うことだ。仮にも大猪を倒したんだし、俺らの司令官でもあるんだ。立場は俺らより上だしタメ口で構わない。自信を持って俺らを導いてくれ」


期待してるぜ、少き司令官パイポイ様よ!

ボロスは豪快に笑いながら、肩を勢いよく叩く。


実力はともかくとしてみんな結構良い人なのかもしれない。


それにここまで期待されたらその気持ちに応えてやりたい。


「分かったよ。ここから俺たち人間の反撃開始だな!」

評価是非ともお願いします。


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