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今更ながら、召喚師デビュー!  作者: 古澤深尋
11/24

先に生産デビューしそうです(ノ_・。)

お読み頂きありがとうございます。

 スーツとワイシャツはクリーニング。

 食料品の買い出しに行かないと、何もないか。

 鍛錬後のシャワー、着替え、お出かけ。

 やっちゃったことは、仕方がない。

 私は前を見て生きるのよ。

 

「あら、百合ちゃんじゃない!」


 百合は、にげだした!

 しかし、まわりこまれてしまった!


 ぐは、近所の奥様方に捕まった!

 いきなり逃げ帰りたい相手が!

 話が長くて困る。

 しかも、チンピラみたいに張り倒して解決とはいかない。


「そうそう、あれ聞いた?」


 タスケテー!


 …1時間も話に付き合わされた。

 独り暮らしだし時間あるでしょとか、ひどい。

 帰宅して野菜類をさっさと小分けにして冷凍。

 肉や魚も下処理して冷凍。

 その間ご飯も炊いている。

 炊き上がりを少し冷ましてこちらも小分けにして冷凍。

 これで平日はお味噌汁を作るだけで間に合う。

 お昼にサンドイッチを食べることが多いので、朝晩はご飯だ。


 「昨日はログインできなかったし、遊ぶぞー!」


※※※※


 ログイン後、メッセージが来ているのに気が付く。


《ミミが条件を満たしました。進化します。》


 進化…リルは妖精が戦乙女に。

 ミミは狐娘…どうなる?

 楽しみだ。


 

 「ママ!」


 九尾の妖艶な美女が走って来て私に抱き着いた。

 ムッチンムチンのプリンプリン。

 胸はタケノコ?ロケット?

 ウェストは引き締まりーの。

 ヒップは安産型だが大き過ぎない。

 顔は可愛らしかったミミの大人版。

 つまり、美人で可愛らしい。狐の名残は尾、耳、金色の瞳だけ。


「うわー、リルにも驚いたけど、ミミには言葉も出ないわ。」

「…負けた…」

「リル、大丈夫。ジャンルは被ってないから。可愛いよ。」


 リルの頭を撫で、ミミを抱きしめて耳元で囁く。


「大人になったミミも、可愛いよ。でも、抱き着いていいのは私だけよ。」


 ミミは真っ赤になりつつ、コクコクと頷く。

 ダメだわ、この娘も可愛すぎる。

 この時点で、リルもミミも私の家族になった。


※※※※


 真っ赤になって頷くミミを見て、この娘もやられちゃったなと笑ってしまいました。

 うちのお母様は、それはもうハンサムなのです。

 とても強くて、私達のことを家族のように可愛がってくださって、私達に居場所を作ってくださいました。


 あの日、私は魔王ギムエルに一度殺される運命でした。

 でも、お母様は私を助けてくださった。

 あの恐ろしい魔王ギムエルを、たったの一撃で倒してしまい、挙げ句ミミの一族の者の心をへし折る。

 町に戻ればお年寄りに人気で、住民のみなさんに好かれている。

 この方に何所までもついて行こう。

 改めて、そう思いました。


※※※※


 とりあえず。

 問題は、だ。


『目のやり場に困る』


 この一言に尽きる。


「リルはまだしも…ミミ、ローブとか装備できる?」

「できるよ。重い鎧はダメー。武器は杖ね。」

「ん。リルは?」

「私はフルプレートもいけます。片手剣と盾を得意としています。」

「ふむふむ。」


 アインの町のメインストリートの、武具屋。

 現在、装備を探している。

 しかし、高い!

 鉄の剣が20万ミルとか、どうなっている?

 

「壊れたものは、ゴミとして捨てられているようですね。」

「ゴミ?」


 それだ!

 店でゴミ捨て場の場所を聞き、行ってみる。

 ビンゴ!

 お宝の山でした!ヾ(^▽^)ノ


 だが、ゴミ捨て場には怨念が渦巻き始めた。


「ママ、ここ嫌な感じ。」

「何かきます!」


《不浄の怨念が集まり、アンデッドを産み落とす!》


 その瞬間、私に鬼子母神の力が宿り、周囲を神聖な力で満たす。


『オオオ…ギャー!』


 出現した瞬間浄化されて塵になったアンデッド。


 …(゜Д゜)

「…名前くらい知りたかったなぁ。」


《エクストラボス『彷徨う黒薔薇騎士アバリア』を倒した!》

《個体初討伐報酬:聖靴ラファエルを手に入れた!》

《ソロ討伐報酬:空間操作スキルを手に入れた!》

《特殊個体『アバリア』討伐報酬:該当ジョブにつき、特殊召喚獣契約枠を解放します。これにより、アバリアの信仰していた神獣ハイマーンを戦闘時召喚可能になりました。》

《格上討伐報酬:称号【万夫不当】は既に所持しています。》

《一撃討伐報酬:錬成スキルを手に入れた!》

《経験値1を手に入れた!》

《128万ミルを手に入れた!》

《黒薔薇の軽鎧を手に入れた!》

《黒薔薇のブーツを手に入れた!》

《黒薔薇の篭手を手に入れた!》

《黒薔薇の羽根兜を手に入れた!》

《黒薔薇の円盾を手に入れた!》


 …((((゜д゜;))))

 アバリアさん、出オチだったのにたくさんありがとう。

 つか、あれで一撃扱いなのか。


 とは言えこれでやっとゴミを活用できる。


「お母様、私黒薔薇一式を頂きたいのですが…」


 ん?

 リル、なあに?



フィールドが遠い遠い…

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