衝撃の味
昆布さーん(*≧∀≦)
昆布さん(全然助けに来ないな........)
「それにしても、切っても死なないのね。血すら出ないとは思わなかったわ」
「血が出る昆布なんて見たことないでしょう。私も昆布ですからね、血なんて出ませんよ」
(くそー、早く助けに来いよー!)
「さっきからソワソワしてるけど、どうしたの?昆布の習性?」
「何でもないです!」
亞穂子は笑っている。ものすごく笑っているぞ!どうしたというのだ。
「さっきからさぁ、メールしてるの丸見えだよ?」
な!?丸見えだと!!
「助けなら来ないよー。今ごろ大地くんは死んでるだろうからねー」
大地が!?........嘘だろ!?
「さてと、そろそろうどんを茹でないとー♪」
まずい!うどんを食べられたら終わりだ!俺の旨味の虜になられてますます逃げられなくなる!なんとかしないと........
「うどん茹でたよー!昆布さんも食べるー?」
えっ?いいの!?手足自由になっちゃうよ?
「いいんですか?」
「いいよー!」
やっぱりバカなんだな。よく考えたらさっきのダシを取るかメニーフェイスの死体を探すかのやつだって、火を止めれば済む話だったじゃないか。
「いっただっきまーす!!」
亞穂子がとても張り切った声で食事開始の挨拶をした。待ちに待った昆布族のダシなのだ。嬉しいことこの上ないのだろう。
「にっがーい!!」
なんだと!?この俺のダシが苦いだと!?
汁をすすってみた。
うん、苦い。なんで!!
「出ていけ!この偽昆布族が!」
「違うんだ!こんなはずがない!兄だって最高級のホテルのレストランで使われているし、それに大地も美味しいって言ってくれてる!」
「言い訳なんていらないよ!早く出てって!」
どんぶりと一緒に追い出された。とりあえず帰れるのでよしとするか。
それにしても、何でこんなにまずいんだろう。
くんくん、くんくん、これは!!!
何の臭いだ!?知ってるぞこの臭い!しかも最近臭った!でも思い出せないー!
とりあえず大地に会いに行かないと!
昆布さんは2mの草をかき分けながら外に出た。
門の前な血の水たまりになっている。遅かったか。いったいどこに連れていかれたんだろう。
よし!お得意の臭いセンサーで!くんくん!
ーーーーーーとある部屋ーーーーーー
「........ここは?」
「目が覚めたかい」
痛っ!そうか、俺はお腹を刺されたんだ。
大地が服を脱いでお腹を見てみると、縫った跡があった。
「君がやってくれたの?」
「いやいや、ここの先生だよ」
先生?ここは病院なのか........。良かった。
「ここは怪盗専門の医者の家だよ」
むむ、犯罪の匂いがプンプンするぞ。
「でも、何で怪盗専門なのに俺を助けてくれたんだろう」
「いやいや、僕が怪盗だからだよ」
怪盗!?こいつが!?
「ただの万引き犯だろうが!ロールケーキ盗んだだけで怪盗とか調子に乗るなよ!」
それからいろいろ聞かされた。
ぽいんとメニーフェイスが兄弟であること、昼間ずっと俺の変装をしてみんなと事件を解決していたこと、昆布さんを連れ去ったこと。
犯人お前かよ!
「お前のせいで俺が刺されたんじゃないのか!」
「すまない、亞穂子にやらされたんだ。」
亞穂子がいかに悪いやつかを聞かされた。怪盗じゃない俺は長居できないらしいので、家に送ってもらった。
「世話になったな、でも君も犯人の1人だということを忘れるな!ちゃんと責任を取って昆布さんを助けろ!」
「はいはいわかりました。あれ?昆布さん来てるよ!!」
昆布さんが走ってこちらに向かってきている。
昆布さん!!!
「昆布さーん!」
「大地ー!」
2人は久しぶりの再会に思わず涙した。
「うんこくっせ!食品としての自覚はちゃんとあるのか!昆布さん!」
「そうだ!その臭いだ!ありがとう大地!」
「とりあえず解決したみたいだね、僕は帰るよ」
メニーフェイスは帰っていった。
読者&作者(何も解決してないのに........)
感想待ってますヽ(*´∀`)ノ




